三軒茶屋グレープフルーツムーンでライブしてきた

1ヵ月以内

所属しているジャズ…というかR&B?バンドで半年ぶりに人前で演奏しました。場所は昨年も出演させてもらった三軒茶屋グレープフルーツムーンです。

グレープフルーツムーンのエントランスです

来たらとりあえず撮ってしまう、象徴的なエントランスです。

グレープフルーツムーンの楽屋です

そして象徴的な楽屋です。なお写真は去年撮ったものをそのまま流用しています。

空き時間があったので楽屋に置いてあったBLUE GIANTを読ませて頂きました。進められたのは1.5巻分。盛大なストーリー展開を予感させるもののまだまだ序章で、ハマるにはもう少し読み進める必要がありそうでした。

今日の出演は3バンド。全バンドのリハが終わった後にウチのリーダーが全員を集めて挨拶をし始めた時に、今日がウチの主催である事を知りました。毎度、ウチのリーダーの謎の社交性には本当に頭が上がりません。

今日の機材

愛機、フェンダーのジャズベース “Capri Orange” を携えての2回目のライブとなりました。

Fender Player Jazz Bass Capri Orange

あー何度見てもかっこいい。2時間くらいは眺めて過ごせそうです。

手持ちの機材は、これに加えてActiveSpiceとBBEのOpto Stompという謎のダブルコンプ構成。

会場側の機材は、ヘッドはHartkeのHA3500、スピーカーはBAGEND。DI(ダイレクトボックス)はCOUNTRYMANのTYPE85。
持参したL字のパッチケーブルがDIに干渉して挿せないという1年前と同じアクシデントに見舞われました。まるで成長していない…と思いきや、泣く泣くエフェクターの利用を諦めた去年に比べ、今年はスタッフさんに頭を下げてパッチケーブルをお借りする事で乗り越えました。私は成長しています。

ちなみにダイレクトボックスをなぜDIと略すか、皆さんご存知でしょうか。
それはDIの正式名称がDirect Injection(またはInput) Boxと言うかららしいです。Geminiが教えてくれました。へー。

そして手元では大きな進化。BOSSのワイヤレスシステムWL-20を導入。

夢にまで見たワイヤレス!

リハ中に客席からバンドを見ながら偉そうに外音を聞くというあれ、学生からの夢がようやく叶いました。感無量です。

悩ましいベースの中音と外音の違い

という事でライブ会場での自分の外音を聞くという人生初の体験をしたわけですが。そこで分かったのが、(まぁ知ってはいたのですが)ベースの中音と外音、全然違うやんという事です。

中音でややバキッとした音を作ったのですが外音ではモヤがかかった音で、特にピッチ感が分かりづらい印象でした。リハ中にこの差を埋める事は私の技術ではできませんでした。

他のバンドの演奏を客席から聴いても同じ印象だったので、まぁ「この会場はこういう音響のクセがあるんだな」と割り切ることにします。

さすがの配信品質

グレープフルーツムーンと言えばやたら高性能な3カメラを使った配信。かつ、その映像をその日中にmovファイルで送って下さるという、なんと高いサービスレベルでしょう。我らのようなアマチュアバンドがこんなに素敵な映像を撮ってもらっていいのでしょうか。映像が良いとなんかうまくなった気がします。

その映像の音声はラインの録音のものが使われているようでした。なのでベースはDIからミキサーに直で送った音が録音されています。
アンプから出る中音とも外音とも違う、結構アタッキーなバキバキの音でした。DIの前に謎にコンプを2回かけてるからでしょうか。一聴した時は「ギラつき過ぎてるなぁ」と感じましたが、何周も録音を聴いてるうちに「これがジャズベースらしい音なんちゃうか」と思えてきてカッコいいと感じるようになりました。結果として満足です。

弦を1年ほど変えてないコンディションでこの音が出る、というのは発見でした。

という事で、ベーシストは

  • ステージ上の中音
  • 客席に聞こえる外音
  • ライン録音

という3つの異なる音質と付き合っていく必要があります。大変だ。

演奏の出来

演奏した曲は以下の7曲です。

  1. 灯台 (Bialystocks)
  2. Distance (Yebba)
  3. Low Rider (WAR)
  4. Spanish Joint (D’Angelo)
  5. Kobaïa (Magma)
  6. Man In The Mirror (Michael Jackson)
  7. Happy (Pharrell Williams)

バンド全体、ライブ全編を通じた演奏という意味では、まだ及第点とは言えないかなぁという感じ。
とは言っても、自分のベースプレイについては安定感の成長を感じる事ができました。この歳になってようやく目的意識に基づいたまっとうな練習を始めたのでその効果が出ているなと思います。

録音を聴いてて「撮り直してぇ」と思う瞬間は数多ありますが、それでも自分でグッとくるプレイングもたまにあって、これは人生であまり経験が無かった感覚です。残りのベース人生に少し期待が持てます。

対バンにまさかの同僚がいた

ライブ後の打ち上げで知ったのですが、対バンの方に同じ会社の人がいました。こんな事ってあるんでしょうか。人生でもう起こらない気がします。

ギターを貰いました

バンドのギターの方が、ライブでお使いになっていたギターをそのままくれました。こんな事ってあるんでしょうか。人生でもう起こらない気がします。

頂いたのはSquierのテレキャス。恐らく、FSR Classic Vibe 60s というモデルのアズテックゴールドかなと思われます。

ギターとベース

帰路においては肩が死にました。

なおギター弾けないのに何故か家にFender Japanのテレキャスがすでにあったので、家にテレキャスが2台ある事になりました。