Jazz in Fuchu2024で演奏してきた。Capri Orangeジャズベースのデビューライブ

半年以内
Jazz in Fuchu

府中のジャズフェス、けやき音楽祭 Jazz in FUCHU で演奏してきました。しっかりしたパンフレットが用意されており、府中の本気を感じます。

気合の入ったパンフレット

全ステージのマップはもちろん、全バンドのタイムテーブル、バンドごとの紹介文も記載されており、とても本格的です。他の東京のジャズフェスでここまで充実したパンフレットを見た覚えがありません。私が気付いていないだけの可能性はかなりありますが。

バンド演奏だけでなく、ジャムセッション、パレード、楽器製作ワークショップなど、多岐に渡るセッションやイベントが魅力のこのジャズフェス。その一端も味わおうと家を早めに出ましたが、なぜか乗り継ぎに失敗しまくって自分の出番の直前に着いてしまいました。無念。

今日の機材

今回は先日MNG(my new gear)したてほやほやのFenderのCapri Orangeのジャズベース(あだ名検討中)のデビューライブとなりました。リハにもまだ出ておらず、そもそもこのベースでアンプから音を出す事自体が始めてなので、とても楽しみにしておりました。

Fender Player Jazz Bass Caprio Orange
激お気に入りのCapri Orange

このベースとの外へのお出かけが初めてですが、家の外で見ても垂涎もののかっこよさ!私に飽きが来るまで当分の間は「世の中で一番かっこいいジャズベ」の座を守りそうです。もちろん一生飽きない可能性もそれなりにあります。

Fender Player Jazz Bass Capri Orange and me
ご満悦のわたし

そしてやはり軽くて素敵。4kgを切る事のインパクトはことのほか大きく、家に帰りこの記事を書いている今、肩の疲労感が全く無いです。すんばらしい。

よく見るアンプたち

ヘッドはAmpeg SVT-3PRO、キャビはGallien-Kruegerという組み合わせでした。ヘタったAmpegは低音がぶわーっと出るので苦手意識を持っていますがこのアンプは元気で、野外の音響でもパワフルな音を出してくれました。やりやすかったです。
お守りとして常備しているActive Spiceはついに電池が切れていたのか音が出ませんでした。本当にお守りになってしまいました。

さておNEWベースのサウンドですが、家のヘッドフォンアップ(Mighty Plug)で聞いたとはおおよそ同じキャラクター。低音のザラつき感はジャズベースらしいサウンドで大満足。グリスが気持ち良くてしょうがないです。
中音域のコンプ感がやや気になるところではありましたが、これがアンサンブルの中で音抜けに寄与していると思えば悪い気はしません。そのうち「こういうものだ」という具合に慣れる気がします。

ただし気になるのがベース本体の音量の小ささです。
ヘッドのGainもVolumeの両方を6〜7まで上げてようやく標準の音量、といった具合。パッシブのジャズベースを使い始めて期間が短いのでよく分かりませんが、こういうもんなのかしら。8,000円のPlaytech(プレイテック)ジャズベよりも音量が明らかに小さい事で「何かおかしいところがあるのかも」と少し不安になっています。

そういえば本番の途中でベースの音が出なくなるというトラブルが発生。原因はシールドの断線のようで、ギターの方のシールドをお借りして乗り切りました。リーダーにMCを無茶振りしてすみませんでした。

肝心のバンド演奏は

場所は府中駅北口すぐのみずほ銀行前。改札を出て1分で到達できる好立地です。

Jazz in Fuchu
だいたいが棒立ちの我ら

30-40人くらいの多くの人に見て頂けましたが、バンドとしても個人としてもあまり出来が良かったとは言いづらい演奏でした。大きな事故があったわけではないですが、バンドの皆のテンションが終始チグハグだったように感じます。盛り上げるところと盛り下げるところがあまり定まらない時間帯があり、演奏を通してふわふわした印象です。

その原因として大きいのが、ドラムの音量がやたら小さかった事です。会場がドラムにマイクが無いステージだったので「そういう環境だった」と考えるしかないのですが、ドラムが盛り上がっても盛り下がってもバンドのトータルサウンド的には特に差が生まれず、他の楽器が頑張っても全体がスベってるように聞こえる、という少し残念な状態でした。
なお、お隣のステージはバリバリPAが入ってたようで、我らが演奏しててもその音が聞こえてくるという環境でした笑。

ベースとしては、1週間前のすみだジャズの時に試して手応えを感じた、「アンプの音量を相当大きめにして右手は軽く弾く」というのをここでもやりましたが、今日はアンプ音量をデカくしすぎました。録音を聞いていたく反省しながらこの記事を書いています。
ベースとしての音量のダイナミズは出るし、何よりゴーストノートをしっかりと発音できるところが気に入っているのですが、なかなかベストなバランスは難しい…。まだ精進です。

演奏した曲は以下の通りです。

  1. One Life (John Legend)
  2. Low Rider (War)
  3. Uptown Dance – Stéphane Grappelli
  4. As (Stevie Wonder)
  5. Man in the Mirror (Michel Jackson)
  6. Strasbourg St. Denis (Roy Hargrove)

年内のライブはこれで最後です。
来年はとにかくこのNewベースでたくさんの会場で演奏したいです。