マイケルジャクソンの”Man In The Mirror”をインストでカバーしたバンドがあります。The Main Squeezeというバンドです。自分が所属しているバンドで毎回この曲を演奏するのですが、これのギターソロがなかなか感動的なのでベースでもコピーしてみました。
ギターソロは4:39から。
The Main Squeezeは2010年にインディアナ大学で結成されたバンドのようで、ギターはMaximillian Newmanという方です。YouTubeにいろいろ楽曲がアップされていますがどのギターソロも聴きやすいものとなっています。
譜面とタブ譜


ちょっとした分析
コード進行と構造はこうなっています。

ソロ全体に渡って、コード進行に逐一対応しているというよりはモーダルに捉えているような気がしますので、パートAはFマイナー、パートBはAbメジャー一発でソロをとっている、と解釈しました。なお両者は平行調の関係なので使える音は同じです。
各パート、度数ごとに使われている音の数は以下の通りです。
パートA(Fマイナー)で使われている音
度数 | 回数 |
---|---|
ルート(F) | 41回 |
2 (G) | 13回 |
m3 (Ab) | 56回 |
3 (A) ※スケール外 | 2回 |
4 (Bb) | 42回 |
#4 (B) ※スケール外 | 2回 |
5 (C) | 55回 |
m6 (Db) | 19回 |
6 (D) ※スケール外 | 1回 |
m7 (Eb) | 32回 |
気付いた事としては
- スケール外の音はほとんど使っていない(ので素直で聴きやすいソロになっている)
- ルート音に頼らず、短3度、5度、短7度の音の方が多い
- 特にフレーズ始まりやフレーズ終わりでルート音をほとんど使わない
- 4度の音が非常に多い
パートB(Abメジャー)で使われている音
度数 | 回数 |
---|---|
ルート (Ab) | 18回 |
2 (Bb) | 16回 |
m3 (B) ※スケール外 | 3回 |
3 (C) | 8回 |
4 (Db) | 8回 |
5 (Eb) | 16回 |
6 (F) | 8回 |
m7 (Gb) ※スケール外 | 3回 |
気付いた事としては
- ソロのクロージングに向かう意図からか、ルート音の頻度が上がる
- 3度は控えめで2度や5度が多いが、とはいえ万遍ない音使い
- R&Bらしい音使いとして6度も多め
- ここぞという時に短3度と短7度の音が使われている
終わりに
まだ楽譜を作っただけで弾けるわけではないので、これから頑張ります。