リペ島上陸、タイ最後の秘境を満喫する – マレーシア・タイ旅行2022-2023 その4

半年以内

マレーシア年末年始旅行記の第4弾です。
第3弾の極上リゾートTanjung Rhu編はこちらからご覧頂けます。

目次

Day07 リペ島へ

今日はマレーシアから海路で出国し、今回の旅の目玉のひとつ、リペ島へ向かいます。

ホテルを出て港へ向かう 8:00am

ランカウイからリペ島への行き方は、別の記事で詳しく書きました。

出港は10時半なんですが、我らはリスクヘッジ意識が強いので8時半に港に着くようにタクシーを手配しました。もちろん手配したのは妻です。

車で30分の距離。道中に視るべきものはほとんどありませんでした

詳しい事は上で紹介した記事をご覧いただくものとして、まぁとにかくいろいろ手配をして無事フェリーに乗ることが約束されます。

人生初の海路による出国に興奮します。これ以降の人生でほぼ機会は無いのではないでしょうか。

出港 10:30am

意外と時間通りに出港しました。

リペ島の位置。マレーシアとの時差が1時間あります
フェリーの中の様子

窓ガラスが汚くて景色もろくに見れないので、フェリーの中は特にやる事が無いです。どこでも寝れる特技を持つ妻は予想通りすぴーと寝ていました。

リペ島上陸 11:30

リペ島に着きました。大型のフェリーはビーチに近づけないらしく、ボートに乗り換えます。

ボートからの眺め

天気があまり良くなく、ファーストインプレッションは「うーん、この後の天気に期待」という感じ。

ビーチ沿いの入国審査

それよりも人生初のビーチ沿いで行う入国審査に興奮しました。入国ってこんなにゆるくていいんだっけ。

この後、環境保護税みたいなの現金で支払って自由の身となります。たしかタイバーツでもリンギットでもどっちでも良かったと思います。

税のとりたておばちゃん

この取り立てのおばちゃんがとにかく元気すぎて、夫婦ともに「タイに来たねぇ」としみじみ実感しました。マレーシアとは国民性が異なります。

まだ天気は良くない

パタヤビーチを歩いてホテルに向かいます。

さて上の写真の妻の姿にあるように、我らはそれぞれリュックサック1つでリペ島に来ています。10日間の旅行にしては異様に荷物が少ない理由は、この日もランカウイのホテルを取っていてそこに大半の荷物を置いてきたからです。つまり、今日泊まるリペ島のホテルとダブルブッキングしています。

リペ島に来るまでは「旅程ミスった…」と凹んでいた妻ですが、実際問題このビーチをスーツケースごろごろさせるのは無理すぎる話ので、むしろパーフェクトプランだと言えるでしょう。妻の海外旅行スキルに頭があがりません。

ホテルにチェックイン 12:30pm

ビーチを歩くこと10分、ホテルに着きました。

これぞビーチホテルという出で立ち
中は集落のような出で立ち
エキゾチック〜

普段ホテルにはお金を出す我らですが、たまにはこういう原始的な部屋もいいですね。

開放的なロビーにいた猫

この島で生まれたというだけで勝ち組の猫です。羨ましいです。

いざリペ島を散策! 1:00pm

島の東側にあるSunrise Beachを見に行こうという事で、Walking Streetへ向かいます。そして道中に腹ごしらえをしました。

見るからにタイ料理屋
見るからにタイ料理

久しぶりに本場タイでタイ料理を食べ、妻は「やっぱり…タイ料理好きだわ」と漏らしました。
1週間ほどマレーシア料理を堪能してきた我ら夫婦ですが、東南アジア料理という一大ジャンルの中にあってタイ料理の「辛い!そして甘い!」という至極シンプルな刺激は、分かりやすくうまいです。

Sunrise Beachへ 2:00pm

ビーチを目指してWalking Streetを歩くこと10分、楽園は突如として現れました。

素晴らしい

世界の様々なビーチを巡ってきた我ら夫婦ですが、この手前の透明度から沖の群青色に向かっての色のグラデーション、ここまで綺麗なビーチはなかなか拝めません。
この絶景を前に、夫婦共に「うひょー」とIQの低い声を出すしかありませんでした。

服を脱ぐと流木と形容される私

危ぶまれた天気はこの頃にはとても好転し、とりあえず我らはぱちゃぱちゃと水浴びをしました。

Beautiful

ビーチは続きます。北を目指して歩くことにしました。道中がいちいちビューティフルです。
なんですがご覧の通り日陰が皆無ですので、けっこう体力が持っていかれます。

North Point Beachへ 3:00pm

リペ島北東部をビーチ沿いに歩いて周遊しますが、明らかに雰囲気が変わってきます。

誰かを歓迎するような設置物
夜にパーティ化するであろうバー

ビーチがパーティ仕様になっていきます。明らかに高級そうなホテルが増えてくるので、そういった方々の夜の営みをサポートする施設たちです。

なおこの道中も日陰が一切無いのでかなり体力が削がれます。

さて我々は、North Pointの最奥にあるカフェで陣取りました。

カフェからの眺め

全てのカフェで頼むほどハマっているスイカスムージーを注文し、二人でぼけーっとします。このカフェは高台になっており、景色が良い。至高の時間です。

魚と戯れる妻

妻はシュノーケルで魚と戯れました。私も戯れました。
前回のタイ旅行ではシュノーケルアクティビティを勘違いした私は「元水泳部の俺はシュノーケルが無くても素泳ぎができる」とイキりちらかしてすぐ体力が枯渇したので、反省を活かして今回は最初からシュノーケルを利用しました。

ビーチはこの地点で終わりですが、さらに海に沿ってかすかな崖道があるので探索してみましたが、特に何もありませんでした。

ホテルへ戻る 5:00pm

砂と塩まみれになった体を一旦洗おうとホテルに戻る事にしました。
同じ道を通りたくないというめんどくさい習性を持つ私がGoogle Mapsで見つけた裏道ルートを歩きましたが、ただの山道で見るべきものは何もありませんでした。だいたいこういう時、私が仕切りだすと失敗します。

Sunset Beachへ 5:30pm

Sunset Beachという明らかに日没を鑑賞するために存在するためのビーチがあるので、もちろん行きます。ホテルがあるDaya Beach側からは、島中央部の山を超えて下ればすぐです。徒歩15分ほど。

文字通り Sunset Beach

このビーチは良い意味で何もする事が無く、ビールを飲みながら2時間ほど、海と戯れる人々と徐々に沈んでいく太陽をただただ眺めていました。

ブランコがあると無条件で乗る

唯一のアクティビティとして野生のブランコがあったので、当然乗りました。私も乗りました。

日が沈むと本当にやる事が無くなるので、もう一度ホテルに戻ります。
潮風にあたったのでもう一度シャワーを浴びますが、お湯が出ないので寒さに凍えながら体を洗いました。

ドライヤーが無いので扇風機で髪を乾かす妻です。お見せできないのが残念ですがなぜか魂を抜かれた表情をしています。

夜のWalking Streetへ 8:30pm

さて夜ごはんを食べに出かけます。ビーチリゾートは昼もいいですが夜も楽しい事を我ら夫婦は知っています。ウキウキです。

夜のPattaya Beach

すでにズンドコズンドコの喧騒。最高です。

夜のWalking Street

Walking Streetは昼よりも賑わっています。こういう活気に振れる事が無性に楽しいです。アジア!って感じがします。

その中で一軒のレストランに入りました。

本気の表情

人生で一食も無駄にしたくないという強い信念を持つ妻が、本気でメニューを選んでいます。当然、私には選択権はありません。彼女のほうが目利きがあるのでそれでいいのです。

到着した料理たち

いかにもタイ料理という布陣。エビの何かがとてもおいしかったです。妻はマンゴースティッキーライスを大いに好みますが、私はどうにも好きになれません。

名称不明の食べ物

食欲が着きない妻は路上の名称不明の食べ物に俄然興味を示し、購入していました。

リペ島にはセブンイレブンがあります。ちょっと場違い感があるっちゃありますが、普通にめちゃ便利です。が、入り口に犬が2匹いて、恐れた妻が店内に入るのには困難を極めました。

ドン引きしている妻

表情が引きつっている妻です。

やる気を削ぐすマグネット

やる気を削ぐマグネットを購入しました。過去の旅行先のマグネットを全て貼っている我が家の冷蔵庫にもしっかりと居場所を確保し、現在、我らの生活を毎日見守ってくれていいます。

ビーチバーへ 10:00pm

ビーチリゾートの夜の営みとして、当然のようにビーチバーに行きます。なお、ちょうど1年前に訪れたサムイ島でも全く同じ事をしました。

ビーチバー

クッションが砂だらけなので居心地が良いかと言われると微妙ですが、絶妙な気温と海から吹いてくる風によって脳内麻薬がドバドバ出ているので、気になりません。

屈強な男性による火の踊り

店の前でファイアダンスショーが繰り広げられましたが、1年前にサムイ島で見たものと全く同じでした。1年前の違いと言えば、妻が熱狂するほどのイケメンが今回はいなかった事くらいです。安心しました。

ハンモックですぴーの妻

そろそろ日も変わる時間という事でホテルへ帰宅。まだ半日の滞在とは思えないほどの堪能っぷりでした。
なお私は振動のせいでハンモックでは絶対寝られない人間なのですが、隙あらばどこでも寝る事ができる妻は簡単にハンモックですぴーする事ができます。本当に同じ人間なのか疑わしくなってきました。

Day08 午前のリペ島堪能〜ランカウイへ帰る

極楽のリペ島なんですが、我らはなんと1泊のみの滞在です。なので今日の昼過ぎに早くも去る予定になっています。最後の半日を堪能します。

ホテルを出て腹ごしらえ 10:00am

とはいえ徒歩で1周できるサイズのこの島。やる事のバリエーションほぼ無いので昨日同様にビーチを攻める事にします。妻が「また魚に会いたい」と鼻息が粗いので、North Point Beachに向かいます。

日中のWalking Streetも素敵です
道中に朝ごはんを食べました

またもNorth Point Beachへ 11:00am

また来ました。

妻はニヤリとしています

昨日より天気がすこぶる良いです。写真映えはさらに良くなりましたが、現地にいる身としては太陽光にガリガリ焼かれてる感覚です。

ガリガリに焼く人たち

この猛烈な炎天下に5分立ってるだけで生命の危機を感じるのが私の感覚なのですが、延々と体を焼き続ける方々の感覚が本気で分かりません。羨ましくもあります。

まぁそんな事よりも海が綺麗すぎる事の方が重要です

2022年の年末である今日の晩、明らかにカウントダウンを祝おうとしている装置です。

ビーチの良いところは、群衆が思い思いの楽しみ方をしているのが観察できる事です。自由という曖昧な概念が可視化されている感覚になります。

なので我らも自由な発想で写真を撮ってみました。今見返してもコンセプトが不明です。

ということで最後のビーチ堪能でした。そして出国前に最後の食事を堪能します。
なんですが、これ、フォーのように見えますね。最後はもちろんタイ料理で、という発想にならなかったのでしょうか。忘れました。

出国手続き 2:30pm

という事で、あまりの名残惜しさに気付かないふりをして、ホテルのチェックアウトを済ませます。

天気良いバージョンのホテル

昨日より天気がいいのでホテルの見栄えも良く見えます。とんでもないトロピカルさです。これが本当の姿だったのかと気付かされました。

出国手続き

人生初のビーチで出国手続きです。といっても入国手続と同じ場所で似たような手続きをするのみです。このセキュリティのガバ感が病みつきになりそうです。

あまりに早く手続きを終えてしまい何もする事が無い時間が生まれましたので、併設されたカフェに居座る事にしました。

すごい表情の妻

虚無の時間が長すぎて妻は魂が抜けたような表情をしていました。

出港 4:00pm

ボートに乗ります

来た時と同様、フェリーはビーチに近づく事ができないので、ボートで中継します。妻の背中が寂しそうです。

フェリー内部

フェリーの中は相変わらず本当に何もすることが無いです。この間、妻と喋った記憶が無いので、恐らく妻は寝てたんだろうと思います。

ランカウイ着 6:30pm

帰ってきました。

保安検査場

この2日間で、入国手続きと出国手続きを2回ずつ行いました。日本に住んでると味わえない感覚ですね。

ということでリペ島の1泊レポートでした。いやー、心からまた来たいと思う島でしたね。私の中のリゾートランキングトップ3位に入ると思います。

ランカウイで年越し編へ続く

さて今日は12月31日。なのでここでカウントダウンをします。