ランカウイ島のマングローブカヤック体験 – マレーシア旅行2022-2023 その2

1年以内

2022年-2023年のマレーシア年末年始旅行記の第2弾です。
結論から言うとランカウイ島、めちゃくちゃ良かったです。過去様々なリゾートに行きましたが相当上位に君臨します。

第1弾のペナン島編はこちらから。

Day03 ランカウイ島到着〜マングローブツアーへ

ランカウイ国際空港着 2:30pm

ペナン島から40分で着きます。ランカウイ島は今回の旅のメインコンテンツ。期待に胸が踊ります。

やはり歩いてターミナルに行くのが良い

天気はやや曇り。
なおランカウイ国際空港のIDはLGKです。

大急ぎでホテルにチェックイン 3:00pm

「これがランカウイの空気かー」と感慨にふける暇なく、血眼になってタクシーを捕まえます。
なぜなら、フライトが1時間ほど遅延しており、この直後に予約しているマングローブツアーに間に合うかどうかの瀬戸際に立たされていたからです。

ホテルの中庭

妻が予約していたSenari Bay Resortに着きました。
クソ焦っている我らをよそにタクシーの運転手さんは気楽に道を間違え、私が指摘してなんとか軌道修正するというハプニングがありました。

リゾートらしい中庭を備えるホテルを堪能するのではなく一目散にツアー用の準備をいそしみ、ツアーが手配してくれたタクシーの到着に備えます。

なおこの間妻は全く写真を撮っていませんでした。もしかしたらパシャパシャと写真を撮っている私に強い懸念を抱いていたかもしれません。

マングローブツアーへ 4:00pm

Kilim Geoforest Parkへ向かいます。

位置関係

島を半周した先にあります。

ランカウイ島の車窓から

道中、見るべきものはかなりありません。

さて、タクシーの運転手さんのキャラクターにはお国柄が出るというものですが、この運転手さんは無口すぎて40分の運転中に一言も発しないタイプ。移動中にカロリーを使いたくない我らは「マレーシアの人は落ち着いてるねー」と感心しました。
が、後で知ったのですがこのツアー会社が雇っている2人運転手さんのうち、もう片方はマシンガントークが止まらないキャラをしてるらしく、もう1組のツアー参加の方は道中、その爆撃にやられた模様です。
我らのマレーシア人への理解がいかに浅かったかを思い知りました。

入り口

着きました。
日本人ガイドのタカさんと挨拶をし、さぁこれから4時間のツアーが始まります。

ボートで出港

まずはボートに乗って洞窟探検から始まります。

左にいらっしゃるのが今回のツアーで同席するご家族です。
そして右にいらっしゃるのは私の妻です。全ての旅程を手配してくれました。

まず大量のコウモリが巣食う洞窟を探検します。

コウモリの洞窟

苦手な方がいるかもしれませんが写真は控えておきますが、数えきれないほどのコウモリが天井にくっついて寝ている様子は非常に牧歌的で素直に羨ましいと思いました。俺も寝て過ごしたい。

大量のコウモリを見た直後のツーショット

ガイドの方の案内に従うがままにツーショットを撮ってもらいました。
基本的に我ら、誰かに「撮るよ」と言ってもらわないとツーショットを撮りません。

イカダ小屋を拠点にいよいよカヤックへ 5:00pm

洞窟の後はまたボートに乗り、拠点となるイカダ小屋に向かいます。

家が水上にプカプカ浮いています。

ここからはカヤックに乗り込んで、ガイドのタカさんの導きに従ってひたすら河を漕いで周ります。

このように。
当然ですが、この写真もタカさんの「撮るよ」という言葉に従うがままに撮ってもらいました。

なおスマホの水没を危険視した妻が私に写真撮影を許さなかったので、ほとんど写真が残っていません。

壮大としか言いようが無い空間

いやーすごい空間です。
景色のスケール感もさる事ながら、自分は音の響きに感心しました。
あたりは全くの無音。時折聞こえてくる猿が岩肌を移動したガサガサという音や、鳥の鳴き声がやたらの存在感で耳に入ってくる。
冷静に考えたら広い地球の大部分はこういう空間のはずですが、東京で暮らしているとその事がすっぽり頭から抜け落ちてしまいます。

ちなみにこの河をちょっと進むとタイとの国境に出ます。

同じようなカヤック体験は中国の桂林でも経験しましたが、あの時は雨のせいで寒すぎて早く帰りたい一心でしたのでリベンジを果たせた気がしてきました。

参考画像: 中国の桂林のカヌー体験 (2015年)

ここでガイドのタカさんからランカウイの「ラン」は鷲(ワシ)を意味すると聞きます。なるほど、そう聞くとカヌー中に何度か目撃したワシの飛行にも深い感慨を得る事ができます。

すっかり影響された我らは鷲のマグネットを買って帰りました。我が家の冷蔵庫を守護してくれています。

イカダに戻ってディナー 7:30pm

あたりが薄暗くなってくるとイカダに戻ります。日没するとあっというまに真っ暗になり、素人のカヤックでは渡航が危険だからです。

戻ると夕食を用意して頂いています。ガイドのタカさんと、同行していたご家族とご一緒します。

ペナンでの料理もそうでしたが、ここランカウイでも全ての料理が米を進ませるように最適化された味をしており、油断すると腹がはち切れるくらい米を食べてしまいそうになります。私は妻に「もうやめときなさい」と言われるまで米を食べ続けるマシーンと化していました。危なかった。

カヤックツアー中は落ち着いて話す時間はありませんでしたが、ようやくここでガイドのタカさんや同行したご家族とお互いの事について会話を交わす事に。

タカさんがランカウイにすみ始めたのは10年以上前(20年以上前だったかも)で、最初は仲間とキノコの栽培などして生計を立てていたようです。どの国でもそうですが、現地に住み込んで仕事をしている人は私には想像つかないバイタリティに溢れています。

同行したご家族はお子さんの教育のためマレーシアに移住したとのこと。息子さんがド級の魚マニアで、「沼津の水族館にまた行きたい」と連呼していました。ここはランカウイだぞ。

ツアー終了 8:30pm

そうこうしてる内にあたりは本当に真っ暗になりました。

今日はあいにく曇りで星空が見えないが…と、タカさんが河の水を手ですくうと、水面がキラキラと光るではありませんか。プランクトンが光っているらしいです。

キラキラと光る川

が、スマホのカメラではその感動をおさめる事ができませんでした。

という事でツアーは終了。
ボートに乗って船着き場に戻り、一同がお別れをします。

冒頭で「2人いるタクシー運転手のうち片方がマシンガントーカーだ」と書きましたが、そう、あのご家族がその被害者であり、帰りのドライブでも同じ事が繰り返されるのが通例だということ。ご愁傷さまです。

ツアー会社のご紹介

今回妻がマングローブツアーを申し込んだのは「ランカウイ倶楽部」。
カヤック体験自体もいいものですが、ガイドの方にランカウイの歴史や生態系を詳しく教えて頂いた事もこのツアーを特別なものにしていると感じます。なので日本人ガイドのツアーで良かったと思いました。

ホテルに戻る 9:30pm

ということで40分無言のドライバーさんの運転でホテルに戻りました。

妻は今日もタスクを片付けます。狂気じみている。

Day04 極上リゾートTanjung Rhuへ

今日は午後からリゾートエリアのTanjung Rhuへ移動します。この旅の目玉のひとつです。
ただ、どうやら現地にはショップが皆無っぽいので先に買い出しをしておきたい。と思ってGoogle Mapsを調べたら今いるホテルの徒歩圏内にスーパーがあるという豪運っぷり。さっそく参りましょう。

買い出し 10:00am

ランカウイ2日目はむちゃくちゃ晴れました。東南アジアはこうでなきゃ。

そしたらいい感じのレストランがあったので朝食をとることに。ビュッフェ式ですが尋常ならざる種類の料理が並んでいます。

とにかく米が進む

料金体系が全く分かりませんでしたがおいしかったです。

隣のスーパーに行きます。

立ちすくむ私

私は基本的な思考が慎重派なので、充実すぎる商品ラインナップを前に何を買えばいいのか分からなくなりました。

アルコール売り場はだいたい奥にある

マレーシアはイスラム教の国なので小さなショップではお酒が売っていない事も多くあります。このスーパーは大型なので販売していましたが、それでも売り場の最奥のちょっとしたスペースに、という扱い。日本とはえらい違いです。

という事で、スナック菓子やお酒を買い込み、Tanjung Rhuへ赴く準備ができました。

Tanjung Rhu編へ続く!