タイ旅行記2022ダイジェスト4 – バンコク後編

タイ旅行記の最終回です。
前回はこちら。

Day9 – バンコク最終日

今日の夜にはバンコクを発ちます。

朝ごはん / 10:30am

相変わらずホテル周辺には無限かと思えるくらい食堂があります。

相変わらず料理名はわからんが、うまー。

タリンチャン水上マーケットへ / 11:30am

妻が調べてくれた観光情報によると「バンコク市内に水上マーケットがある」という事で、妻が手配したGrabで向かいます。

分かりやすい位置関係

こんな位置関係です。移動時間は30分くらいでした。

入り口。非常に良いマーケット感です。
なお、まだこの時点では陸地でして、奥に行くと水上に出ます。

公共のカラオケスペース(歌唱力は激低)があったりとコミュニティとして機能している事を伺わせます。

お店を出している間の子どもたちは暇なのか、周辺で遊んでいます。もしかしたらここ自体が生活圏なのかもしれませんが。

スタンドバイミースポットがありました。

めったにツーショットを撮らない我らですが、そばにいた観光客の方が「撮るよ」と声をかけてきたので撮られました。

寺が散髪屋になっている

伝わりやすい写真が撮れなかった事が悔やまれますが、寺の建物の中が散髪屋になっていて私は衝撃を受けました。

歩みを進めると次第に水上感が増してきてテンションがあがります。大きなイカダの上に飲食店が並んでいて非常に賑わっています。

せっかくなので水上ツアーを申し込みました。10人乗りの電動カヌーに乗って50分ほど川を周遊します。

残念な事に私目線ではツアー自体におもしろい要素はあまり無かったのですが、特筆すべき点としてツアーガイドのおばちゃんの異常なテンションが挙げられます。

奥にいる黒マスクのおばちゃんが該当人物です

50分間マシンガンのように喋り倒す事はまだガイドとしてのスキルの範疇と言えるかもしれませんが、彼女のそれは(恐らく自作と思われる)「バナナの歌」を大声で独唱するなど芸もしくは奇行と呼べる領域にまで達していました。これを1日何セットもやっているのかと想像すると恐怖すら覚えます。

このツアー、恐らく複数人のガイドさんがいると想像されるので、その中でこのおばちゃんに当たったらアタリだと解釈して間違いありません。帰り着くまでに我らはげっそりしました。

激痛の台湾式マッサージ / 3:30pm

水上マーケットでやれる事はやったので、次は気になっていたマッサージ屋さんへ。サムイのマッサージに幻滅していた我らはGoogle Mapsにて幾度も「激痛」とレビューされるその腕に期待をして伺いました。

分かりやすい位置関係

Grabでバンコクの逆側へ。渋滞で50分くらいかかりました。ここでも妻は「すぴー」と車中での体力回復を怠りません。

「徐瑞鴻診療所」に着きました。

見た目はただの家です

初見客ということで加減してくれたらしいですが、自分には悶絶するほど痛かったです。ですが同時に「マッサージを受けた甲斐がある」という気もするもので、満足度は非常に高かったです。またバンコク来たら来たいと思うくらい。
一方、事前にチェンマイで「釘を体に打たれる」マッサージを受けていた妻にとっては微妙な評価だったようで、奥の深い世界を想像させます。

1時間で1人400バーツ(だいたい1,600円)でした。

フライト欠航が発覚する / 5:30pm

近くにある評判のマンゴー屋で食材を仕入れてホテルに戻る電車に乗ろうとしたところ、妻がZIPAIRからのメールに気付きました。

人生初のフライト欠航です。数十回の海外旅行を経験する妻も初めてとのこと。

「は?」と立ち尽くす暇があればまずはとるべき処置の確認を。ここにはスタートアップとコンサルのマネージャーが揃っているので、トラブル対応力は高いと言えるはずなのです。

が、ちょうどZIPAIRの電話サポート時間が終了し(日本時間7:00pmまで)、「あとはヘルプページ見るか、英語チャットでよろ」という案内が残るのみ。ですがヘルプページには振替の手順の具体的な記載は無く、英語チャットは返答が無い。
こりゃPCがあった方がええなとホテルに戻りました。どうせちょうど戻るつもりだったんだし。

まずはともかくホテルのロビーで延泊の手配を。幸運にも空き部屋がありました。空きが無かったらどうなってたのでしょうか。
入っていた海外旅行保険で「フライト遅延・キャンセルに伴う保障が20,000円まで出る」事は把握していたのでこの追加出費の意思決定はすんなりできました。

主張の強いAir Pods広告

現状には全く関係ありませんが、目の前にAppleの広告が広がる象徴的な部屋に移動。

私が「振替が、保険が、差額が、はわわわ」と言っている間に「とりあえず便をとるんだよ!」とあっさり明日便を予約してくれました。コンサルで培ったPM力が妻の胆力の前に撃沈した格好になります。

獅子奮迅の進捗を見せつける妻

後はZIPAIRのサイトから今日便のキャンセル手続きを完了。
先方都合によるキャンセルなので費用は返ってきます。往復額のちょうど半額でした。しかし明日便の方が高いので追加出費がどうなるのか気になるところですが、めんどくさくなったので考えない事にしました。

という事で延泊が決定しました。

晩ごはん / 8:30pm

さて予想もしなかった空き時間ですが、1回の滞在では到底コンプリートできない量の「行きたいご飯屋リスト」妻が作ってくれていたおかげで次の目的地をスピーディに意思決定できます。

活気あふれる店

向かったのはトムヤムクンが評判の店。Thung Wat Donという地区にあります。現地の方による利用がメインで英語ができる店員さんが一人しかいないあたり、非常に期待が持てます。

お目当てのトムヤムクンと、周りのお客さんが頼んでいたイカ焼き

結論、めちゃくちゃ美味かったです。延泊して良かった気がしてきました。

デザートにタイ風かき氷屋をハシゴしました。
英語メニューがありませんでしたがとにかくココナッツ味っぽいものを頼みましたらこれがヒットでした。

この後は写真が1枚も無く記憶もおぼろげですが「あー疲れたー」とか言いながらホテルで寝たんだと思います。

Day10 – バンコク延長日

という事でエキストラステージに突入しました。

極寒のスタバで仕事をする(妻が) / 1:00pm

本来の予定では今頃日本に着いているはずでしたので、妻には処理すべきタスクがあります。

結露するくらい冷房で冷やしきったスタバに滞在しました。3時間。
妻が仕事をする傍ら、自分はスマホでピクロスをやったりネットサーフィンしたり周辺の散策をしました。日本にいても休日はベッドでYouTubeばかり見ている人間なので、このような時間の過ごし方はお手の物と言えます。

とは言え周辺に見どころは無く、アウトレットで「クロックスが日本より高い」事を発見したくらいしか報告すべき事がありませんでした。

フェリーに乗ってワット・アルンへ / 5:00pm

妻の仕事も一段落し、「ベタベタだが最後にワット・アルンくらい見とくか」という事に。ワット・アルンとはバンコクのランドマークとなっているお寺で、観光情報に100%載ってる有名なやつです。

ここからだとチャオプラヤー川のフェリーに乗って行けます。

「最後くらい自分がガイドしないと立つ瀬が無い」と張り切って先導する私の様子です。
しかしGoogle Mapsを頼りに到着した船乗り場はなぜかクローズド。もう一つ先の船着き場に移動を余儀なくされ、移動の間、私は妻の機嫌が気になってしょうがありませんでした。

無事乗れました。妻も満足そうです。
2022年となった今でも、乗船後に現金を船員さんに手渡すシステムです。

20分くらいでワット・アルンに着きました。船から降りたらすぐ寺があります。

寺の外をぐるぐる回って「すごいねー」と言うくらいしかアクティビティが無いので、30分もいるとやる事が無くなります。庭園で職員っぽいおばさんとおじさんが掴み合いの喧嘩をしていたのがハイライトでした。

後で知ったのですが、ワット・アルンは夜のライトアップが良いみたいですね。

フェリーに乗って帰る / 6:00pm

Google Mapsによると帰りのフェリーの最終便が6時という事で船乗り場に行ったのですが、船が来ない。Googleが示した場所とは違う乗り場に来るみたいで、大慌てで移動する事に。このあたりはようわからん。

復路のフェリーは往路と同じでまぁ特筆すべき事は無い…と思いきや、明らかに水位が上がっている。「船が当たるんちゃうか」というくらい橋が近い。え、ほんとに大丈夫?

先端の黒い何かが橋に当たって吹き飛んでいきました。くっそ笑えました。

事後の様子です。先端の黒い何かが無くなっています。決定的瞬間を動画に収められなかったのが悔やまれます。

というか乗務員さんも苦笑いしてたんですが、誰かが怪我してたらどうするんだよこれw 勝手にタイの真髄を見た気になりました。

フェリーは2日前に行ったアイコンサイアムの前も通ります。

夜のアイコンサイアムと、何がどうなっているのかよく分からない私です。
そのうち日本が追い抜かれそうな勢いを感じました(私からではなく、アイコンサイアムから)。

タイ最後の食事 / 6:30pm

Sathornターミナルで船を降り、ジャルンクルン通りを経てホテルへ。なのですが、毎日お世話になったこのストリート、まだまだ食べれてない食堂があります。

という事で最後にもう一杯頂きました。相変わらず名前がわからないタイ料理です。当然うまかった。

スワンナブーム国際空港へ向かう / 7:00pm

今日こそはフライト欠航の連絡は来ていません。ついに空港に向かう時間となりました。妻は全ての海外旅行のこの時間帯に尋常じゃない落ち込みモードに入るので、なだめつつタクシーに乗り込みます。

渋滞が怖いので相当早めに出発したところ、30分ですいすい着いてしまって拍子抜けしました。

大量のアイドルの出待ちギャルの間を悠々と抜ける私です。特に反応が無かったので私はアイドルではありませんでした。

Day11. 帰国

早朝に成田についてそのまま帰宅してそのまま仕事へ。この日は地獄かと思いました。

終わりに

過去イチと言っていいほど2人で楽しみまくった海外旅行でした。
人生において我ら夫婦が最もグルーブするのは海外旅行中の時間であり、2年9ヶ月ぶりのそれは「我らの本領が帰ってきた」と思える魔法のような時間。

残りの人生、このような時間を1秒でも多く経験したいという事で、妻は早速年末の旅行計画をたてはじめました。