[録音実験] Electro VoiceのRE-20、低域ロールオフスイッチのONとOFF

Larry Grenadierが使っているという噂を聞き一大決心して購入したelectro voiceのダイナミックマイクre-20、買って1年半くらいしてようやく最近使い始めるようになりました。
どうやら世界的な名器と呼ばれ楽器レコーディング以外にもTVやラジオ放送で用いられるらしいこのマイクですが、自分の用途はもっぱらウッドベースの録音専門です。

で、シールドの付け根あたりに何かの切り替えスイッチがあったので、なんじゃらこれということで調べてみると

100Hz~400Hzの大域を-4.5dbカットする低域ロールオフスイッチ

だということです。

▼これ

ということで、早速その違いを試してみました。

録音

スイッチOFF

スイッチON

録音環境

・ウッドベース:reghin
・マイク:RE-20
・ケーブル:1000円くらいの
・AIF:US-122L
・編集:audacity
・録音場所:自宅

感想

  • ウッドベースの場合、300Hzくらいまでは結構音量に関係する帯域なんですが、スイッチONの場合そこが削られるためにかなり音量が減ります。
  • カットしても全然いやらしくない削られ方。さすが名器
  • OFFがある意味ぶっとくて男らしい音してますが、このあたりはアンサンブルに入るとかなりかき消される帯域です。
  • 他の楽器が結構鳴ってる場合、ONのほうが抜けて出てきます
  • 自分は基本的にONで使おうと思ってます。

こんな感じです。