録音実験: Electro VoiceのRE-20、低域ロールオフスイッチのONとOFF

Larry Grenadierが使っているという噂を聞き一大決心して購入したElectro VoiceのダイナミックマイクRE-20、買って1年半くらいしてようやく最近使い始めるようになりました。
どうやら世界的な名器と呼ばれ楽器レコーディング以外にもTVやラジオ放送で用いられるらしいこのマイクですが、自分の用途はもっぱらウッドベースの録音専門です。

で、シールドの付け根あたりに何かの切り替えスイッチがあったので、なんじゃらこれということで調べてみると

100Hz~400Hzの大域を-4.5dbカットする低域ロールオフスイッチ

だということです。

このスイッチです

Electro Voice RE-20
低域ロールオフスイッチ

ということで、早速その違いを試してみました。

録音

スイッチOFF

スイッチON

録音環境

  • ウッドベース: Reghin
  • マイク: Electro Voice RE-20
  • ケーブル: 1,000円くらいのもの
  • オーディオインターフェース: US-122L
  • 編集: Audacity
  • 録音場所: 東京のマンション

感想

  • ウッドベースの場合、300Hzくらいまでは結構音量に関係する帯域なんですが、スイッチONの場合そこが削られるためにかなり音量が減ります。
  • カットしても全然いやらしくない削られ方。さすが名器
  • OFFがある意味ぶっとくて男らしい音してますが、このあたりはアンサンブルに入るとかなりかき消される帯域です。
  • 他の楽器が結構鳴ってる場合、ONのほうが抜けて出てきます
  • 自分は基本的にONで使おうと思ってます。