自分向け、譜面の調号とキーの覚え方 – チャーチモードから調号を解釈する

1ヵ月以内

学生時代に5年くらいは真面目にジャズやってたはずですが、理論のことが全く覚えれませんでした。当時のバンドメンバーにはこの場で謝りたい気持ちです。

それから10年ほど音楽的には空白の期間ができましたが、いきなり「理論を再勉強してみるか」と思いたちました。ということで、理論初心者(俺)による、初心者(俺)のための音楽理論記事を書いてみます。

記念すべき第1回目のテーマとして、調号を見て瞬時にキーを把握する方法を考えます。

ジャズやってたり編曲やってる人にとってはもはや条件反射レベルの知識だと思われますが、私はずっとアマチュアジャズベーシストとして「コードさえ追えれば形だけでもジャズはできる」という甘えきった考えで音楽をやってきてしまったため、この調号とキーの符号を合わせるスキルが未だにありません。当然ですが、ソロで毎回困りました。

さてこれのこの覚え方ですが、一覧表を覚えたり

調号 メジャーキー 調号 メジャーキー
♯が1つ G ♭が1つ F
♯が2つ D ♭が2つ B♭
♯が3つ A ♭が3つ E♭
♯が4つ E ♭が4つ A♭
♯が5つ B ♭が5つ D♭
♯も♭も無し C ♯か♭が6つ F#

サークルオブフィフス(Circle of 5ths)を覚えたりと、

circle of fifths
※ほとんど意味はありませんが、わざわざこの記事のために画像を作りました。

…とやり方は色々あると思います。

ですが、どうも私という人間が、「こういうもんだよ」と知識をポンと置かれてもモノを覚えられないクラスタに属するので、そのロジックを理解しようと試みます。

チャーチモードから解釈する

で私、なぜかチャーチモードだけは覚えているので、その知識をスタート地点としてこの問題の解釈を試みます。多分この時点で私以外の方にこの記事は必要無い気もします。

※チャーチモード : メジャースケール構成音のそれぞれの音(I, II, III… VII)から始めるモード、いわゆるイドフリミエロのことです。

1. 一番シンプルなものから考える

一番簡単なのはV(キーCにおけるG音)から始まるミクソリディアンで、イオニアン=メジャースケールに比べて7thの音が♭するだけの変化しかありません。Cミクソリディアンはこうなります。


これはメジャースケールと比較した際に、「7thの音だけヘンだぞ」という事を意味します。

これをベースに、Gから始まるメジャースケールを自然に奏でるために譜面上にどんな変化を加えればいいかを考えます。
イオニアン→ミクソリディアンに変化する過程で7thの音を♭しましたので、これをイオニアンに戻すには、Gの7thの音を#に戻せばメジャースケールが正しく鳴るはずです。


ということでGにおける7th = Fに#をつけました。結論としてこれがGメジャーキーを示す調号になります。

普通なら「GメジャーはF音が♯するんだ」と覚えればいいものを話を余計に複雑にしている気もしますが、俺にとって理解しやすい理屈はこうなるのでしょうがありません。

2. 次にドリアンを考える

次も見ていきましょう。
イオニアンに比べて1音だけ変化するのがミクソリディアンでした。次に、2音の変化を伴うドリアン(基音がII = D)を考えます。

Cドリアンはこうなります。

ミクソリディアンで変化した7thに加えて、もう1音、3rdも♭します。

ミクソリディアンでやったことと同様に、これもDドリアンにおける3rd(F)と7th(C)を#して戻す」ことで、譜面上Dメジャースケールが正しく鳴るはずです。


はい、ということでCとFを#することで、Dメジャースケールを表現する調号となりました。

3. ♭が3つのエオリアン

同じ理屈でどんどん行きます。
エオリアン(基音がVI = A)の場合、ドリアンについていたIIIとVIIに加え、VIの3音に♭がつきます。
なので譜面上は、Aに対する III(C)、VI(F)、VII(G) の3つの音を#にして戻せば譜面上Aメジャースケールが表現できます。

4. ♭が4つのフリジアン

基音がIII = Eです。III、VII、VIに加え、II音に♭がつきます。なので、Eに対する II(F)、III(G)、VI(C)、VII(D) の4つの音を#して戻します。

ということでEメジャーキーの調号になりました。

5. ♭が5つのロクリアン

基音がVII = Bです。II、III、VII、VIに加え、Vの音に♭がつきます。なので、Bに対する II(C)、III(D)、V(F)、VI (G)、VII(A) の5つの音を#して戻します。

ということでBメジャーキーの調号になりました。

最後に. #が1つのリディアン

これまでのチャーチモードは♭がつく系でしたが、Fから始まるリディアンだけはIVの音が#します。

とはいえやることは同じで、譜面上は元に戻すためにFのIV=Bの音を♭にします。

同じく、Fメジャーキーの調号になりました。

本件と関係ありませんが、増4度のことは英語でAugmented 4thと言うらしいです。

それ以外のキー

冒頭でチャーチモードと書いた時点で気付いた方は一瞬で気付いたと思いますが、この論法だと12キーの全てには対応できません。12キー中7つを説明しただけです。


残りの♭キーの5つをどう説明するかという問題が残るはずですが、ここで私は残りは暗記するしかないというソリューションを選択します。

とはいえジャズ屋としてとB♭とE♭キーは死ぬほど付き合ってきたので、この2つはすぐ分かります。

  • 調号♭が2つ (E♭とB♭) = B♭メジャーキー
  • 調号♭が3つ (E♭とB♭とA♭) = E♭メジャーキー

なので暗記すべきものは残りの3つということです。

  • 調号♭が4つ (E♭, B♭, A♭, D♭) = A♭メジャーキー
  • 調号♭が5つ (E♭, B♭, A♭, D♭, G♭) = D♭メジャーキー
  • 調号♭が6つ (E♭, B♭, A♭, D♭, G♭, C♭) = 調号#が6つ (F#, C#, G#, D#, A#, E#) = F#(G♭)メジャーキー

暗記が無理だからという理由で理屈を作ってきたにも関わらず結局最後は暗記かよということで、この記事自体に無理があるのは分かっているのですが、途中まで記事書いてしまったのでもう公開することにしました。
一応、暗記するべきものを12種類から3種類に減らせたということを成果にしておきます。駄目ですかね。すみません。

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