3種のマイナースケールとダイアトニックコードの復習 – 俺向け音楽理論その3

2週間以内

恥を晒しながら「記事を書くことで覚える」音楽理論シリーズの連載第3弾です。今回はタイトルの通り、うろ覚えのマイナースケールとそれのダイアトニックコードを復習します。

3種類のマイナースケール

マイナースケールには3種類あると言うのは知っているのですが、名前と構成音がうろ覚えです。ですのでまずこれを体に叩き込みます。


マイナーと名が付いてるので3rdが♭してるのは前提として、6thと7thに♭がつくかつかないかだけの差として覚えれば簡単です。
3つ目のメロディックマイナースケールなんてメジャースケールの3rdが♭しただけで、覚えやすいですね。

しかしマイナースケールだけ何で3種類もあるのでしょうか。

さてここで、Youtubeで”minor scale”で検索してトップヒットした動画を紹介します。星の数ほどあるであろうビデオの中でこれが選ばれるということは、教材として素晴らしいものであるに違いません。

ここでマイナースケールにバリエーションが生まれた理由を説明してくれているので、それをここで紹介します。
あとどうでもいいですが、よく一人で部屋にこもってカメラ目線でずっと喋れるよなと感心します。俺には無理だ。

1. ナチュラルマイナースケールの由来

エオリアンと全く同じです。チャーチモードは何故かちゃんと覚えているので、これは楽勝でした。
どうもメジャースケールの基音をVI度にすれば簡単に生まれる(特におかしなことをしなくてもいい)スケールである、というのがナチュラルと呼ばれる理由だと思われます。

2. ハーモニックマイナースケールの由来

先述のナチュラルマイナースケールで困ったことがあります。
7thが♭しているため5度のダイアトニックコードがVm7になってしまうのです。これはドミナントマイナーと呼ばれるらしいのですが、ドミナントに比べて解決感が薄いため、先人たちはどうしてもマイナースケール上でV7が欲しくなった模様です。

なので7thをナチュラルに戻して1stへのリーディングノート(導音)を作り、V7を構成できるスケールの編み出した…これがハーモニックマイナースケールが生まれた経緯のようです。

名前からもハーモニー(和声)的な処理をした、ということが伺い知れます。

3. メロディックマイナースケールの由来

しかしハーモニックマイナースケールにも困り事が生まれました。6th♭と7thナチュラルの間に1.5全音(3半音)の間が空いてしまったのです。この音程を増2度(aug2)と言うらしいです。
私にはまだその感覚が分かりませんが、どうにもこれがメロディを作りづらいらしく、先人たちは6thにもナチュラルを施すことで、晴れて全音or半音のみのインターバルでマイナースケールを作ることに成功したようです。

これがメロディ(旋律)的な処理をしたマイナースケール、ということでメロディックマイナースケールと呼ばれる模様です。

なおメロディックマイナースケールそのものは上昇フレーズでのみ用い、下降フレーズの場合はナチュラルマイナースケールを利用するようです。恐らく♭3の音が早めに出てくるので上昇時はいいのですが、下降時はむしろメジャー感が目立ってしまうからだと思われます。ただこれもジャズの時は下降でもメロディックマイナースケールを使ってもいいとかで、何かとややこしいです。

これが3種類のマイナースケールの生い立ちでした。
構成音を覚えることは簡単でしたが、理由まで分かると忘れづらそうな気がしていいですね。

マイナースケールそれぞれのダイアトニックコード

スケール構成音の紹介をしましたので、次はダイアトニックコードの説明に参ります。こんな私でもメジャースケールのダイアトニックコードはちゃんと覚えているので、それをベースとした紹介とします。

1. ナチュラルマイナースケールのダイアトニックコード

ナチュラルマイナースケールのダイアトニックコード
エオリアンという生い立ちからメジャースケールのダイアトニックコードを右に2個ズラしたものとなりますが、その覚え方は音楽的じゃないしコード分析の度にそれを考えてたらラチがあかないので、まぁ条件反射で把握できるくらい暗記するしかないのでしょうねぇ。

あとついでに、上の図版を作る過程でテンションが上ってしまったので、コード機能と代理コードの関係も記載してみました。
恐らく中でもトニック、サブドミナント、ドミナントが重要なはずなので、Im7(Tm)IVm7(SDm)Vm7(Dm)の3つをコアとして覚えればいいかなと想像しています。違ったらすみません。

なお厳密にはメジャースケールで言うトニックとは異なり、マイナーコードなのでトニックマイナーと称し、Tmと表記するようです。サブドミナント、ドミナントも同様。
特にドミナントマイナーはドミナントに比べて解決感が薄いため、マイナースケール上でもV7がドミナントとして使われます。これは前半のハーモニックマイナーの項で紹介した通りです。

2. ハーモニックマイナースケールのダイアトニックコード

ハーモニックマイナースケールのダイアトニックコード
ナチュラルマイナーから7thが♭しただけなのですが、ダイアトニックコードは大きく変化しています。暗記が大変なので勘弁してほしいです。

ここでもトニック、サブドミナント、ドミナントに注目しておきます。
まず簡単なのはドミナントV7が発生したこと。これはそもそもハーモニックマイナーが生まれた理由そのものなので簡単です。
後は、トニックがImM7に変化、一方でサブドミナントは変化無しでIVm7のままです。

代理コードについては別途記事を用意するつもりでおります。ここではひとまず「こういうもんだ」という知識の紹介に留めておきます。

3. メロディックマイナースケールのダイアトニックコード

メロディックマイナースケールのダイアトニックコード
メジャースケールに比べて3rdが♭しただけですので、メジャーのダイアトニックコードと共通するものが多いはずです。図中のブルーのコードがそれです。しかし、意外と3つしかありませんでした。残念。

トニックはImM7サブドミナントが変化してIV7ドミナントがV7です。

ということでマイナースケールにおけるダイアトニックコードの紹介でした。
これ全部暗記するの大変なので、優先順位を定めたいところです。恐らく3種類のマイナースケール内にも優先度があり、さらにそれぞれのダイアトニックコード内にも優先度があるのだと推測しています。
それは他のスケールや文献を漁ることで理解しようと思います。

参考文献

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