ウッドベースもそうなんですが、エレキの場合も、なんか自分の演奏フォームを見ると「自然じゃない」「なんだかヘン」という感想を持ちますいつも。
で、何から改善したらいいかということを考えるわけなんですが、かねてから疑問だった
ベースを左に寄せるか右に寄せるか、人によって全然違うんじゃないだろうか
ということを検証しようと思いました。
というのも、ベースを左手方向か右手方向かにグイッと寄せると、かなり左手を右手のフォームに影響あるからなんですね。普段、左手や右手の形にはよく目が行きますが、その前に、「ベース本体が右か左か」という議論があるのでは、と思ったわけです。
今はYouTubeというウルトラ便利なものがございますので、素材探しには全く困りません。さっそく、私が敬愛するジャズベーシスト(エレキ編)のキャプチャをとって比較しました。
私の場合
ベースを肩から下げてそのまま勝手に落ち着く位置、としてきました。
要するにこういう形です。
中学物理でも分かる理屈として、
左肩側のストラップは必ず外方向(左手方向)に広がろうとするはず
でして、まさにこのポイントを巨匠たちと比較します。
巨匠の場合
Marcus Miller
いやーほれぼれするような自然なスタイルですね。文句なしに美しい。
左肩のストラップは垂直よりもやや内側に向いてます。
結論:ちょっと右側に引っ張ってる模様。
Jaco Pastorius
日本でのライブ映像から。ジャコは動き回るのでたぶん場面によってフォームが全然違うかもしれません。この映像では全体的に、ストラップがかなり内側によってる状況が確認できます。
結論:かなり右側に引っ張ってる模様。
Richard Bona
この人も自然というか力が抜けてるというか、本当に美しいフォームです。
こういうとかなりやましいですが、上の自撮りとほぼ同じ角度です。
これはMC中のキャプチャですが、演奏中とほぼストラップの角度が変わりません。
結論:左にも右にも引っ張ってない。
Christian McBride
この人は体格がそもそも違うのでちょっと比較対象にしていいのか分からんのですが。というかこの映像、今よりかなりデブですね。減量前のようです。
ビミョーにですが、内側に向いていると思います。
結論:ビミョーに右側に寄せてる。
Victor Wooten
割と外側向いてます。
結論:左にも右にも引っ張ってない。
まとめ
このテの話は「本人が弾きやすければそれでええやろ」というのが結論ではあるのですが、どうも「左にも右にも引っ張ってはダメ」ということは少なくともなさそうです。
まだサンプルが少ないっちゃ少ないですが、少なくとも「左側にグイッと寄せてもいい」ということは何となく分かりました。試してみようと思います。
それでしっくり来なかったらやめます。
始めましてこんにちは
コメントするのは初めてですがたびたびアクセスさせてもらっていました
早速ですが質問させて下さい
この度めでたく田舎大学に進学が決定して、ほぼ初心者なのにジャズ研に入りたいのですが、せめてこれだけやっておくと足を引っ張らなくて済む、みたいなことってありますか?
現在五線譜がギリギリ読めるかな?くらいです
ハゲさん、相当遅れてのコメントすみません…もうご覧になっていないかもしれませんが、お返事を。
大学進学おめでとうございます。もしすでにジャズ研に入られていたら1年以上経たれているでしょうし、もう慣れたわい、という感じでしょうか。
私の体験だと、私も五線譜は読めます程度のスキルで、それまでハードロックやってた人間がいきなりスイングを始めた、という経緯です。最初は意味が分からなかったのでひたすら完コピばっかりしてました。
ほんである程度(数ヶ月?)経つとそれなりに手癖ができてくるので、それの組み合わせで自分なりのオリジナルなウォーキングラインを作り始めると同時にコードに対するアプローチ視点が芽生えてくる、という感じでしょうか。
ということで先取り学習という意味では、コードの構成音と指板上のノート位置の関係をキチッと覚えておくと、何をするにしても学びが早いような気がします。
もはや無用のコメントかもしれませんが…。