先日入ったスタジオにDarkglassのアンプがありました。見た目がかっこいい上にHartkeを彷彿とさせるすごく素直なサウンドに好感を持ちましたが、ツマミのほとんどの意味が分からなかったので、改めて公式サイトを見ながら知った事を書いておきます。
あくまで機材レビューではなく、あくまで使い方をメモした記事としてご理解ください。
Darkglass Electronicsって?
フィンランドのメーカーらしいです。そしてこのAlpha Omega 900の最大の特長はそのディストーションサウンドにあるようです。さすがメタル大国。
…なんですが、私、やってる音楽がジャズやR&B、ソウルなので、ベースを歪ませる事がまずありません。なのでこのアンプのポテンシャルをほとんど引き出せない事が分かりました。
クリーンだけでも十分いいアンプだと思うんだけどなぁ。
ディストーションをOFFにすると
あらびっくり、6つのツマミとボタンが無効化されるようです。
残るのは「COMP」「GAIN」「MASTER」とイコライザーのみとなります。ほとんどできる事がありません。なんか逆に好感を覚えるくらいの清々しさです。
イコライザー
イコライザーはこういう配分になっています。
ディストーションをONにすると
とたんにできる事が増えます。6つの機能を以下に書いておきます。公式サイトのほぼ転記ですが。
- BITEボタン: 2.8kHzをブースト
- GROWLボタン: ベースをブースト(Hz記載なし)
- DRIVEツマミ: 歪みの量
- LEVELツマミ: ディストーションのレベル
- MODツマミ: 2種類のディストーション(AlphaとOmega)のブレンド
- BLENDツマミ: クリーンとディストーションのMIX
抱いた感想
ここまでディストーションをウリにしたベースアンプってあるんですねぇ。たいていのベーシストは足元のペダルで歪みのサウンドを作ってるような気がするんですが、アンプ自体にその機能を求めるんでしょうか、ちょっと疑問に思わないでもないです。
2.9kgという異常な軽さが物語るように、このアンプ固有のディストーションに惚れ込んだベーシストが、ペダルの代わりに携帯する用途がメインだと思います。
ので、スタジオに常設するのってどうなんでしょうと思ってしまいました。
まぁ、私はクリーンサウンドでかなりいい音だと思えたので、もしスタジオのアンプがこれだったら(MarkbassやAmpegよりは)テンション上がります。なんかほとんどの機能を使ってない事に若干の申し訳無さを感じながら…。
CONVERSATION