ウッドベース(コントラバス)の新幹線での運搬ベストプラクティス

神戸の結婚式にお呼ばれして、ジャズの演奏をご希望だったため、今回はウッドベースを持っていくことにしました。
飛行機ダメ、高速バスダメ、と長距離移動するなら新幹線しかない難儀な楽器ですが、運搬についてなんとかベストプラクティスを探そうと思って実験してきました。

ポイントは以下の2点です。

  1. 自分が席に座れるか
  2. 楽器の安全をどう保証するか

余談ですが、過去の経験では追加料金をとられたことはありません。

方法1. ベストプラクティス(ただし自由席限定)

とりあえず今回見つけたベストプラクティスではないかと。しっかり座れて安心して寝れるはず。今回は新大阪→新神戸間でしか試してないですが…。

座席の最後尾と壁の間、普通はスーツケースなんかを入れるスペースに、本当にギリギリでウッベが入りました。駒と背もたれが軽く接する程度。

乗客が多い場合は自分は座席Bに座ります。もし他の方が座ってリクライニングされると駒がまずいからです。
ガラガラの場合、リクライニングしたければAかCに座ることもできます。

こんな感じになります。

楽器の安定性がかなり高いので安心して寝てられます。
当然のことながら、3つある自由席車両の全ての最後尾に先の乗客がいるとこの手段は取りづらいです。勇気度が高めな方には席を移動してもらうよう声掛けするという選択肢があります。私はちょっと無理そうです。

あと3列側が空いてない場合は反対側の2列側に押し込むという手があるかもしれませんが、そっち側にウッドベースが収まるのかどうか検証するのを忘れていました。

方法2. 楽器は安全だが自分は休めない

客室と客室の間のデッキ(?)の、広い方の出口側に置きます。
就職を気に京都から東京に出てきた時はこの方法を使いました。思い出の方法です。ただ一般的にはほとんどの方がこの手段をとっているように思われます。

難点が2点あります。
まず当然ですが、新幹線の横揺れでは倒れないように安定化することが必要です。私はキャリーカートに乗せて壁に立てかけるという方法をとっています。自立します。

なおウッドベースのキャリーカート運搬についてはこちらをどうぞ。
ウッドベースの移動はキャリーカートが一番いいと思う

もう1点、これも想像つくように、駅に停車する度に人が行き来するので気を遣います。徹夜明けとか体調が悪い時はかなりシンドイです。

逆に上記の「方法1」に勝るメリットとしては、デッキにも人が溢れる程の乗車率じゃない限り必ず使える方法だというのがあります。

こういう状況になります。

方法3. 寝れるけどちょっと不安

基本的に「方法2」と同じなんですが、楽器を放置して自分は座席で寝ちゃおうというパターンです。

今回の神戸行きを通して睡眠時間があまりに少なく体力が限界だったのと、また人がいっぱいで「方法1」を取れなかったのでこの手段をとってしまいました。自分の目が届かない範囲で人が行き来するので、楽器に不安は残ります。

まぁ要点としては、楽器への愛と自分への愛、どちらを優先するかみたいな話ではあります。