BOSSのギター・ベース用ワイワレスシステムのWL-20をスタジオで1度導入してベタ褒めしたのですが、それ以来、充電が上手くいってないのか接続がうまくいってないのかスタジオで音が出ないという事態に何度か遭遇しました。
原因は、取扱説明書が(あくまで私にとって)あまりに直感的でない事にあります。こんなに素晴らしい製品なのに接続ミスでふいにするのはあまりにもったいないので、ここで写真付きで説明します。
レシーバーとトランスミッター
まずこの2つがややこしいです。どっちがどっちか分かりづらい。

- 楽器に挿す方がトランスミッターで、ランプ(インジケーター)が1つ
- アンプに挿すほうがレシーバーで、ランプが2つ
私にとってはこの写真の向きで見る方が直感的なのですが、ロゴの向きを見ると明らかに公式の逆を行っています。なので当然、説明書も逆向きに説明されているのですが、それが理解を困難にしています。この感覚は私だけかもしれないので、公式は全く悪くありません。
インジケーターの名前は無視する
説明書では、ランプそれぞれにPowerインジケーター、Batteryインジケーター、Recieveインジケーターと名前が振られそれに従って説明がされていますが、名詞が増えすぎて混乱するので無視します。
正しい充電中の様子

2つともオレンジに点灯します。
トランスミッター(写真左、ランプが1つの方)が先に充電完了する事があります。この場合、緑に点滅します。この状態は少し電池を消耗するらしいので抜いた方が良いらしいです。
ワイヤレス設定(ペアリング)
トランスミッターとレシーバー同士を挿してオレンジ10秒→緑の点滅となればOK。これが「トランスミッターを楽器に挿し、レシーバーをアンプに挿せば音が出る」状態。
演奏可能な状態
トランスミッターを楽器に、レシーバーをアンプに挿して、とにかく全部がピカーと光れば良いです。

こうならないとしたら恐らく以下のどちらかが発生しています。
- 充電が切れている
→ トランスミッターもしくはレシーバーが消灯している - ペアリングが切れている
→ トランスミッターもしくはレシーバーが緑に点滅している(スタンバイモードになっている)
スタンバイモード
スタンバイモードという言葉からは「いつでも演奏できるよ!」という状態に感じますが、そうではなく「ペアリングが切れてるよ」状態のことです。これがややこしいです。
スタンバイモードになる条件
- トランスミッター(楽器側)
→ 楽器を弾かず無音状態になって1時間が経つ。レシーバーとの接続が切れる(ペアリングが切れる)。 - レシーバー(アンプ側)
→ トランスミッターとの接続(ペアリング)が切れてから1時間経つ。つまり楽器を弾かなくなって2時間経つとこうなる。
スタンバイモードから復旧する方法
- トランスミッター(楽器側)
→ 楽器を弾く(音を出す)と2秒で復活する - レシーバー(アンプ側)
→ 抜き差しが必要
トランスミッターはまだしも、レシーバー側は抜き差ししないといけいないのはかなり罠感があります。
以上、私なりのWL-20の説明書の再解釈です。
次回スタジオで困ったらこの記事を自分で見ればトレブルシュートできる…はず。

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