そもそもウッドベースという楽器はアンプから音を出すように作られていないわけでして、しかも競技人口の驚異的な少なさからしてメーカーも研究したくないし大した製品も出ていない。ウン万とかするピックアップ試してみたけど「うーん、自分のよりはいいな」程度。
マイクで拾えば一番いい音するに決まっとるけど、ドラムの音まで拾うのをどないすんねんという話になる。
ということで、ピックアップ+アンプという環境で「Christian McBrideみたいな音を出したい!」と思ってスタジオ入る度にうんうん試行錯誤しているわけですが、今日偶然似たような音が出たので録音をアップしてセッティングメモしておきます。
ただでさえ少ないウッベ人口。音作りの秘訣を共有していけばいいなぁ。
まず録音
公開するんやったらちゃんと弾いときゃよかった…
機材
ウッドベース
↓ ↓
realist bp-100
↓ ↓
↓← fishmanのプリ
↓
ls-2
↓
SVT-450H
↓
(空気)
↓
gt-r1で録音
よく見るbp-100とrealistのミックスです。
セッティング
ウッベはフラットバックなのでオリエンテとかよりは生音が硬めかもしれません。
pro eq plutinum bassのセッティング
bp-100特有のジャリジャリをどーにかするために、highを削りぎみ。
ls-2のセッティング
inputAがプリ経由のbp-100、inputBにrealist直です。
写真の通り、realistの方を若干多めに稼いでいます。
ヘッド
で、いつも困るのがヘッド。
今日はノア渋谷1号館にあるアンペグのSVT-450Hでした。
これ(オフィシャルより借用)。
たしかセッティングは
- bass:少し削る(10時半くらい)
- ultra mid:かなり削る(7時くらい)
- high:ジャスト12時
- グライコ:オフ
という感じでした。
アンペグでウッベ鳴らすなんて超ナンセンスかと思っていたが…意外にあなどれません。
よくもまぁ次から次へとアーティスティックなページ、いや、エクセレントなページを。
やはりWDTで鍛えられただけのことはある。
人生で必要なものは全てWDTで学んだよ。
魚釣り師のBP-100のアメリカ発?の裏ワザに
付属のクリップで固定せずに少量の瞬間接着剤(垂れないゼリータイプがよろしいようです)で南無三!と機械的に固着(一体化)させる方法があります。
先ずは、ごく薄強力両面テープで様子を見てから・・・
結果はクリップ(の重量)が駒のミュートとして働いていたのがなくなって、レンジが拡大しレスポンスも向上し音量も若干大きくなります。サウンドが若干太くなるかも?
瞬間接着剤は特性上、衝撃には弱いので隙間を-ドライバー等で慎重にコンコンと少しづつ叩けば取れます
専用の剥離剤を使うのもアリです。
昔やっていました。
今はさらに車道の汎用2センサータイプのピエゾピックアップを駒の両脚の中間部に同様に貼り付けています。
かれこれ6~7年になりますが大変具合が宜しく自分には必要にしてこれで充分、コレを魚釣り師のプリアンプを咬まして出力。
ピチカート、弓とも問題無くナチュラル度は最高かも?(主観)
ラインの音もイケている模様でPAさんにも受けは良いです。
何しか、とにかく安いです(8千円シマセン)しね。
何れも実施するには当方免責の上で自己責任に於いてお願いします
fishman のプリアンプをラインセレクターの後に繋ぐのはどうでしょうか?
ラインセレクター自体がバッファアンプ機能が有れば良いのですが、
要は、ピエゾピックアップの超高インピーダンス(1メガΩ)をなにがしかのプリアンプやバッファアンプによってベースアンプの入力端子側のインピーダンス(1K~10KΩ?)より下げる必要があります
(電気信号には低インピーダンス出し(送出)。高インピーダンス受け(入力)の原則)ので
たぬきさん、コメントありがとうございます。
BOSSのエフェクターってたしか出力インピーダンスが1KΩとかになっていたはずかと。ただ、公式サイトに情報が無いので記憶の限りなのですが…。
なので、インピーダンス的には大丈夫なはずではあります。
あとはfishmanプリはBP-100とセットで使うのが基本的な使い方なので、ミックス後の音にかますとどうなるのか、ちょっと想像もできないのですが、機会があったら試してみたいですね。