エフェクターの潰れた(なめた)ネジ溝をAnexの工具で救出した

ActiveSpiceというエフェクターのカバーのネジがずっと潰れてて、10年以上「まぁええか」と放置していたのですが、いよいよ必要に迫られて救出作業をしました。

ホームセンターの店員さんに見せたら「ああー」という表情をされたネジ溝

専用の工具を買う

「分厚いゴムを挟んでドライバを回せばええ」というネットの助言では解決しませんでしたので、このような商品を買いました。

救世主となるか

Anexの「なめたネジはずしビット」です。
なめたネジを外す!と力強いキャッチコピーが確認できます。近所のホームセンターで1,450円くらいでした。
潰れたネジ溝に対して、さらに救出用のネジ溝を新たに無理やり作る、という発想です。

救出できました

手持ちの電動ドライバーが安物ゆえにパワーが弱く、半信半疑でしたが、意外と救出できました。

救出作業完了

スポンとネジがとれた時、思わず「うぉ」と声が出ました。

  • サイズは+1ネジ用(M2.5-3)で大丈夫でした
  • 電動ドライバーが必要です。人間の力では無理です。
  • それでも穴を開けるのにめちゃくちゃ力が必要です

安物でも電動ドライバーさえあればどのエフェクターでも大丈夫そうです。商品はこちら。

Amazonの方が全然安いな…。

救出を必要とした背景

2点あります。

一つは、最近充電池を買ったので電池を入れたかった事。今までは全ての現場で電源ケーブルを用いていました。これで荷物が少し減ります。

もう一つは、ハイゲイン/ローゲインの切り替えをしたかった事。最近ベースをアクティブに変更したところベース本体の出力を下げないと歪んでしまうため、これで対策ができるはずです。

ハイゲインとローゲインの切り替えスイッチ(恐らく)

まぁそもそもこのエフェクターをアクティブベースで使うのかという問いはあるのですが。私はベースの弦を10年変えないというちょっと特殊な運用をしてますので、音質のメリハリを操作できるこのエフェクターは重宝しているのです。

手書きのシリアルナンバー

余談ですが、10年以上経って初めてシリアルナンバーがある事を知りました。#09028だそうです。手作りで1万個のエフェクターを作成するのって、すごい。