誰のために書いているのか分からないがやたら労力をかけているケニア旅行記第2弾です。今回はダイジェスト後半ということで、後半5日間について書きます。と思ったら2日分だけでほぼ9,000文字も書いてしまったので中編にしました。残り3日分は後編に回します。今回はディアニビーチで新年を迎えるところまでです。
ケニア旅行記シリーズ
- 下準備編
- ダイジェスト前編
- ダイジェスト中編 ※この記事
- ダイジェスト後編
- ダイジェストラスト編
- ナイロビまとめ編
- サファリツアーまとめ編
- ディアニビーチまとめ編
12/30 ナイロビ3日目
今日は1日ナイロビでぶらぶらする日。「展望台に行こう」くらいにしか予定を決めていない。とりあえず比較的治安が安全な、というか唯一歩いていいとされている市内中心部(シティと呼ばれている)あたりを徘徊する。宿からUberで200円くらいで行ける。
このUberでは地図ディスクが正しく挿入されていなかった。操作方法を教えてあげようとも思ったけどなんか面倒くさくてやめた。
ひとまずシティマーケットというところに行ってみる。けっこう狭い建物に土産物屋が入っている。観光客など他におらんのでわりとジロジロ見られてる気がする。入るのはかなり勇気がいる。で、いざ入ると年末だからか人がほとんどおらず何も面白くなかった。
インド人がやっている激安土産物屋へ
色んなブログで紹介されまくっている、ヒルトンホテル1階の土産屋にも行ってみた。マジで安い。サファリツアーの途中で強制的に寄らされる土産屋に比べてガチで5分の1とか10分の1とかそういうレベルで売ってる。サファリツアーの時に同行したフィンランド夫妻が8,000円から散々値下げ交渉して買ったマサイの置物と全く同じものは1,000円だった。さすがインド人はビジネス上手というのか何なのか。
クニさんから聞いた話だと、この土産屋はもともとインド人の兄弟で経営していたそうだ。ところがある日兄弟喧嘩してしまい兄か弟かのどっちかが店を出ていき、目の前に同じような土産屋を出店してしまったのだとか。ほんで見てみると、向かい同士の店主が瓜二つで爆笑できる。オススメ。
南側の通りから入るとすぐ左右に兄弟の店がある。どっちが兄でどっちが弟かは分からん。
彼女はこのよく分からん置物に激ハマりし、ひたすら「かわいい」を連呼していた。いや確かに俺もかわいいとは思うが、ちょっと恐怖を覚えるレベルで連呼していたので俺には無い琴線に触れたのだろう。
展望台へ
本日のほぼ唯一の予定である展望台へ行く。右の高ーい建物。正しくは「ジョモケニヤッタ国際会議場」と呼ばれるので、恐らく国際会議をやる場所だろう。ヒルトンホテルから歩いて5分くらい。地球の歩き方にかなりビビらされているので(危険だから昼間も歩くなと書いてある)、真昼だが通りを歩くのはむちゃくちゃ緊張した。いやマジで観光客がいないからむちゃくちゃ浮く。
北側が正門だが、そんなこと知るわけないので俺らは南側から入ってしまった。やけに質素だなとは思った。
建物に入るにはパスポートを預ける必要がある。あとノートに記名する。銃持ったガードマン?3人に囲まれるので怖い。
外国の要人を迎えるだけあって、中は確かに荘厳な作り。ただここも年末だからかほとんど人がいない。そして写真を撮っていなかった。
1階の「サファリカフェ」というやたら安直な名前のカフェで朝食をとる。写真はケニアンティー。「ケニアに来たらケニア食を」というポリシーの俺にはたまらない名前。意気揚々と注文したが、飲んだらただのミルクティーだった。ちなみに俺は帰国するまで全てのカフェでケニアンティーを注文した。
ホテルのカウンターみたいなところにおじさんがいるので、1人500円くらい払ってチケットをもらい、エレベーターに案内してもらう。途中にこれまた銃を携帯したガードマンに何人か会うが、中にはスマホのビリヤードゲームに夢中なくらい暇な奴もいる。
展望台に登る。なかなか気持ちいい。彼女は華原朋美のI’m proudのプロモーションビデオを思い出したようだ。
西の眺め。まぁ眺めは普通です。多分、奥の方にアフリカ第2の規模のスラム、キベラがあるっぽい。
東の眺め。手前から奥に向かう通りが(多分)ダウンタウンと呼ばれる地域で、無茶苦茶混みまくっている様子が確認できる。
ケニアの気持ちいい気候と相まって、なんだかんだで30分くらいぼーっとできる。俺はなぜかここで「ケニアに来たなぁ」としみじみ感じた。
サファリツアーで同じグループだったインド人が教えてくれた「スマホのパノラマ撮影機能で分身の術」を試したが、失敗作ばかり撮れた。
とは言ってもやることは無いので、降りる。
降りる途中で2人の疑問になったのが「あのスターウォーズみたいな建物は何なんだ」ということ。
この建物ね。なんやねんこれ。
で、出口でパスポート返してもらったりサインを書いてたりしてる間にガードマンが、彼女と「君の名前にはどんな意味があるんだい」みたいな会話で弾んでいるのでその流れで聞いてみたら、あのヘンテコなのが国際会議場だと。しかも案内してやると。マジかよ。暇なのか?
本当に案内してもらった。スゲー。ここに要人が集まってアフリカを動かす大事を議論しているのだろう。あまりに人がいなさすぎて入っていいいのかどうかよく分からんが、全くセキュリティも無かったので多分一般開放されてるっぽい。あまりナイロビ旅行記で書かれてるのを見たことないけど、足を踏み入れる価値はあるよ。
この会議場、さぞこれからもアフリカを動かす大会議が目白押しなのかなと思って調べてみたら
予定が全く無いようだ。これでいいのかナイロビ。
やたら親切にしてくれたガードマンはEnglish nameでトニーという奴だった。スワヒリ語での名前も聞いたけど忘れた。写真撮れないかと聞いたが、ガードマン?軍人?は写真非許可なのだそうだ。ありがとうトニー。
出口では仮設ステージからもうアホみたいな音量でクラブ音楽がガンガン流れている。トニーに聞いたら、大晦日の教会イベントのリハーサルだそうだ。教会かよ。
The Village Marketへ行く
特にやることが無いので前日にクニさんから聞いたVillage Marketというモールに行くことにした。今数えたら、ナイロビでショッピングモールに行くのは5件目の模様。いや別にモールが好きなわけではなく、ナイロビに観光資源がほとんど無いのと治安が悪いので、なんかモールに行ってしまうのだ。
他のモールに比べてもむっちゃおしゃれ。なのだがおしゃれな写真を撮っていなかったようで、
代わりにワケの分からないミュージシャンのオブジェしか撮っていなかった。
あと申し訳程度にミュージシャンがいた。さぞかしグルーヴィな演奏が聴けるかと興奮したが、至極普通だった。きっとリハ中で本気では無かったのだろう。後ろのDJらしき人がスマホいじってるだけなので多分そうだ。
このモールは現地のおしゃれブランドが多く集まっていた。ハイセンスなお土産を求めるならここに来たら何かビビッとくるものがあるはず。ただし高い。日本とほとんど変わらない。
場所はここ。
ここでマラロン(マラリア予防の薬。毎日朝に飲む)を飲み忘れたことに気づき、宿に帰る。
Tin Roof Cafe
彼女がTrip Adviserで見つけたTin Roof Cafeというのが評判が良いので行ってみることにした。遠い。Uberで30分。まぁそれでも700円くらい。移動費は日本に比べて安い。
ゴンロード(Ngong Road)という道をひたすら西に向かう。道中はこんな感じ。左右に家具の店がむっちゃ並んでいた。野ざらしだったがセキュリティとか天候対策はほぼ無いに等しい。
着いた。林の中にある。むっちゃいい。落ち着く。本当にケニアかここは。
ハンバーガーを注文。普通に1,000円以上する。日本でも食える感が満載。しかも価格は日本のカフェと全く同じ。観光客向けか?
Tin Roof Cafe (ナイロビ) – トリップアドバイザー
Art Galleryも併設されてると聞いていたが、俺らが行った時は特に展示はしてなかった。
The Hub Karen (モール6軒目)
カフェにだらだらと1時間くらい居たが、本当にやることが無いので向かいのショッピングモールにでも行ってみるかという話になった。もうモールだけで5軒も行っているので、どうせなら記録を伸ばそうという考えが無かったわけではない。
入ってみた。
今まで見てきたモールに比べて明らかに雰囲気が違って、かなりハイブランド寄り。客の服が違う。明らかに富裕層に寄ってる。現地の人の割合も少なめで、インド人が多いように見えた。なんか失礼だけど、ナイロビのマーケットに集まっている人たちのことを考えるとちょっと格差とか考えてしまった。
子連れが多く、みんな楽しそうにしているのが印象的だった。
どうでもいいが、庭も完備。
驚いたことにゲーセンがあってむちゃくちゃ盛り上がっている。
現地の子がレースゲームに熱中しすぎている。なんかすごい熱気だった。
旅行者にも受けが良さそうなブランドの店がいっぱい入っていて、見て回るのは楽しかった。彼女は布を買い、俺はベルトが壊れていたのを思い出し、一本購入。メイドインケニアじゃないと意味が無いので店員にちゃんと確認した。2,500円くらい。満足。仕事でも着用している。
巨大なスーパーも内包。日本食コーナーには全く日本食が無かった。
前編でも言ったが、ケニアは予想外にフルーツと野菜がとてもフレッシュだ。彼女はこの中からよく分からないフルーツを4種類ほど購入。
何故か3時間くらい居たのでそろそろ帰るかと宿へ。
もはや楽しみの一部になっているUberのカーナビだが、今回は彼女の実家の激近くを道路を無視して爆走していた。
宿に着いてさきほど買った怪しげなフルーツをカット。久しぶりの現地食に期待がうなぎのぼるが、むちゃくちゃまずかった。多分日本とフルーツの概念が同じじゃない。
ちなみにこの日は下痢がひどくて10回以上トイレに行った。モールめぐりで良かった(トイレがあちこちにある)。たぶんサファリでの食事にあたったか?熱もちょっとあって次の日のディアニ行きに不安が残ったが、翌朝にはすっかり治っていた。
12/31 ナイロビ発~ディアニ1日目
ジョモケニヤッタ空港へ
8:00起床。そそくさと準備をする。
宿のお手伝いさん(たぶん)のベスに別れを告げて空港へ。
相変わらずのUber。空港まで20分くらい。ちっか。同乗者は一度降りて手荷物検査を受ける。ドライバーは免除。どういう仕組なのか。手荷物をレントゲンに撮るのだが、検査員はスマホに夢中で見ていなかった。さすがケニア。
空港の敷地内に牛がいる。こいつらは手荷物検査を受けなくていいのだろう。
現地のLCCであるFly540という航空会社を使う。チケットにはターミナル1と書かれていたのでそこに行ったら「違うぞ」と。どうやらFly540はターミナル2で、連絡バスを使わないと行けないらしい。暇なのでタクシーの運ちゃんを撮っておく。絵になる。
これは空港の職員さんかな。スタイル良すぎ。
早く着きすぎたので暇を持て余す。初めてのアフリカだし、人間観察するだけでけっこうおもろい。
12:30から10分くらい遅れて乗る。
オレンジの制服がむちゃくちゃおしゃれ。というか、黒人がビビッドな服をきると本当に絵になる。美しい。
機体が小さいからかむちゃくちゃ酔った。あれで帰ると思うと気が滅入る。
1時間でモンバサ(モワ国際空港)に着く。
モンバサに着く
暑っっつ。
さすが南国と言うか、マジの赤道直下なのでキングオブ南国と言っていい。そして海沿いだけあって湿気がすごい。それまでカラッとしたナイロビにいたので余計にそう思う。ナイロビとの標高差は1,800mだ。
さてここからディアニビーチまではまだ移動しなければならない。クニさんから事前にUberで行けると聞いていたのですぐチャーターする。3,500シリング≒3,500円の距離はけっこう上客の模様で、「キャンセルして現金で払ってくれ」と交渉を受ける。ん?それはサービス上アリなのか?と悩んでいる間に兄ちゃんが勝手に俺のアプリでキャンセルしてしまった。まぁ連れてってくれるなら別にいいけど。
モンバサはこんな感じ。ケニアでは結構大きな町らしいが、ほとんどやる事は無さそうな印象を受けた。
途中でフェリーに乗る。料金は100円らしい。
フェリーの乗口には大量の人。歴史的にムスリムが多いらしく、しかも南国だからかビビッドな色彩のヒジャブを着ている人が多い。それが集団でいるので本当にカラフルで美しい。カメラを向けたらUberの運転手にあんま写真を撮るなと言われた。ごめん。
フェリーに車のまま乗り込む。ぎゅうぎゅう。
やることが無いからと言って別に本を読まんでもええやろ。
出航したらものの10分くらいで対岸に着く。
このフェリー乗り場は生活の拠点になっているらしく、双方の乗り場の周辺にはお店も多くて、まさに「活気に満ちた」という表現が適切な雰囲気が出ていた。日本ではもうなかなか見られないエネルギー感だった。
この後はまた陸路をひたすら進む。勝手に30分くらいで着くかと考えてたが1時間半もかかった。まぁ1時間半車に乗って3,500円だったら安いわな。
まずホテルへ
16:00くらいにホテル「Diani Banda」に到着。むちゃくちゃローテンションの女将がお出迎え。周りにはプール付きの豪華ホテルもあるらしいが、この素朴な感じが気に入った。しかも1分でビーチに行ける立地は代えがたい。
ローテンション女将から一通りガイダンスを受けて「では現金でお支払いを」と言われ、現金を用意してなかったことに気付き焦る(カードでいいと思っていた)。慌てて最寄りのATMを聞いたところ、歩いて10分くらいにスーパーがあるとのこと。人生うまくできてる。
ということでスーパーへ。大量の観光客がいる。ついでに水や食料を買い込んでおく。もちろん本題であるATMも忘れない。
ここの駐車場で偶然にもクニさん一行に会う。こんな漫画みたいなことがあるのか。
どうやらAirbnbでプール付きの一軒家を借りて豪遊しているらしいので、後で合流させてもらうことにした。ちなみにクニさんは専属のトゥクトゥク(バイクタクシー)をチャーターして来ていた。
ここで今日ロクに何も食べていないことに気付き、3泊分の現金収入を待つローテンション女将を待たせることを心で詫びながらスーパーに併設されたレストランでピザを食うことにした。というか俺じゃなくて彼女がほとんどピザを食っていた。
このレストランにはこれでもかというほどお洒落なおばさんがいた。
さてピザを食いながら気になっていたことがあった。
ケニアでは17時半。あと30分で日本では新年を迎えるタイミング。極寒の日本の友人たちに向け、赤道直下のガチ南国ビーチの写真を送りつけて自慢げにセイハローしてやろうと思った。
ということでピザを貪り食う彼女に断りを入れ、小道を通ってビーチに向かう。
おおお。天国かよ。
あまりの美しさに少し呆然としてしまった。ビーチはどこでも同じビーチだが、人が違う。カラフルなヒジャブを着ているムスリムもいれば、ムキムキの現地人に混じって観光客の白人が入り乱れたビーチは見たことが無い。この写真はこのケニア旅行で膨大に撮った写真の中でも一番のお気に入り。
ええわー。パシャパシャ写真を撮り、ほくほく顔でレストランに戻る。
さすがにローテンション女将を待たせすぎて申し訳ないので宿に戻り、現金を手渡す。ようやく落ち着いて荷物整理をする。
夕方になるとすぐ太陽が落ち、暗くなったビーチも見てみようと宿を出る。宿を出たらすぐビーチなのでこういうこともできる。
月がすごかった。
現地の人がたむろしているが、なかなか緊張した。
さて宿でやることも無くなり、クニさんの豪邸に行くことに。電話して行き方を聞いたら「専属の運転手を向かわせます」とのこと。どんな豪遊やねん。
豪邸へ
トゥクトゥクにゴトゴト揺られること30分ほど。ビーチからはけっこう内陸に移動したところにありました豪邸。
なんやこれええええ!!
当たり前のようにプールがついている!!
入り口だけで俺の宿の部屋がぐらいある!!
ただの廊下!!
もはや何と呼んでいいのか分からないスペースがふんだんにある!!
屋上からのお隣さんを眺める。誰が住んでるんだよ。
脅威の7LDK。中をツアーさせてもらってる間、「すげー!!」しか喋ることがない。
クニさんによると、ケニアで知り合った現地で働く日本人4人で借りてみたとのこと。1泊20,000円とか言ってたかな(もしかしたら40,000円だったかも)?4人で割れば大した金額じゃないし、年末年始を遊ぶにはいいお金の使い方だと思った。たぶんインド人の大金持ちがオーナーだということ。
さらにコックさんも雇って調理をお願いする豪遊っぷり。食材をスーパーで買ってレシピはお任せスタイル。何を作ってくれるのかはまだ不明。
料理が出来た。彼が何に興奮しているのかはさっぱり覚えてない。
献立は、アフリカ風チキンライスみたいなのと、チキンとトマトのスープ、あと青菜みたいなのを炒めたの。どれも無茶苦茶うまかったが、量が多すぎた。げぷ。
当然のように備え付けられているダーツをしてテキーラを飲まされたり、というかクニさん以外の3人は初対面なので自己紹介をしたりと談笑する。
クニさん以外の3人も、さすがケニアで働く身だけあって聞いててキャリアがおもしろい。みんな俺より若いのに、視野が広いし行動力があるなぁと驚く。そのうちの1人は昔、俺の兄弟会社に常駐してたとかで笑う。あと別の1人が上海の風俗でひどい目にあった話がここに書けないくらい壮絶だった。
皆に共通していた意見は、「ケニアにいつまでも居たいとは思わないが、気候は地球上最高」とのこと。
さてそろそろ11時。新年はもちろんクラブでしょと意気込む一同。ここで「クラブに行きたすぎて狂いそうだ!!」という名言を聞く。そんな狂い方した奴聞いたことないわ。
さすがに歩いて行ける距離ではないのでトゥクトゥク2台をチャーター。しかし予定時間になっても全然来ない。クラブに行きたすぎて狂いそうな男が電話で誰かにキレている。俺は英語で怒れるのが羨ましいと思った。
11時40分頃にようやくトゥクトゥクが来る。大急ぎで乗り込む一同。クラブが近づくにつれ様子がおかしい。えらい渋滞だ。もしかしたらトゥクトゥクで新年を迎える可能性が出てきて笑うしかない俺たち。
カウントダウン & Happy New Year!
11時57分くらい、何とかクラブ(というかビーチバー)に着く。獲物を見つけたヒョウのように受付を狙い、すごい勢いでバーに入る。「とにかくビールを頼もう!!」とカウンターに向かうが、アホみたいに人が並んでいる。これはアカン。
そうこうしているうちに「10! 9! 8!」の大合唱が起き、めでたく(?)ビール無しで「A Happy New Year~~!!」を迎える。クニさんたちは5秒くらい盛り上がったあとにすぐシラフなことを思い出したのか「シーン」としていたのが俺は面白かった。
気をとりなおしてビールを買って、日本人による記念写真。アジア人は俺たちしかいなかった気がする。
カウントダウンの瞬間はビデオ撮るのに夢中で写真が残って無いのがミスった。
Google Photosにアップした動画を埋め込む方法をいろいろ試したがどれも上手くいかない。困った。
写真では全然雰囲気が出ていないが、人種関係なくHappy New Yearと声を掛け合っていて、ものすごくハッピーな雰囲気だ。遠くでは花火もドカンドカン。
いやー2017年、いろいろあった。と感慨にふける暇も無く、とにかく人間観察が面白い。アホみたいなテンションで騒いでる人、カップルでぶちゅーしてる人、一人でビール飲んでる人、こんなクラブにいるのが似つかわしくない(といったら失礼だが)ご老人。それが黒人と白人で構成されている。いやー飽きないわ。
人生のほとんどは新年を実家でおごそかに迎えてきたので、大勢で祝い合う新年が楽しくてしょうがない。外国人には普通なのかもしれないが、もっと経験したい。
マサイ族を発見。新年を祝いに来たにしてはやけにテンションが低いなと思ったが、あとで知ったが警備員として雇われているみたいだ。
それから10分ほどダンスフロアで踊る集団を眺めつつ申し訳程度に体を左右に動かしてから、まぁ帰ろうかと宿に帰宅。なんとも都合よくバーから宿まで歩いて10分。これからあの豪邸に帰って朝まで飲むというクニさん達に別れを告げて帰る。
帰りは帰りで死ぬほど渋滞していた。もしかしてこの人たち全員車内で新年を迎えたのでは…と思うと笑いがこみあげて可哀想だなと思った。
行ったのはForty Thieves Beach Barというところ。
後編へ続く
1本の記事書くのに1ヵ月かかっているが、本当に終わるのかこのシリーズ。全部書かないと他の記事が書けないので困る。
ケニア旅行記シリーズ
- 下準備編
- ダイジェスト前編
- ダイジェスト中編 ※この記事
- ダイジェスト後編
- ダイジェストラスト編
- ナイロビまとめ編
- サファリツアーまとめ編
- ディアニビーチまとめ編
CONVERSATION