楽器が上手い、ということを少し考えてみる

楽器がうまいとはよく言うけれども、リズム感がタイトなことを言う事もあれば、ピッチがいい事だったり、でかい音が出てる事だったり、フレーズが良い事だったり、はたまた見た目がかっこいい事だったりと、10人評価する人がいれば10通りの意味を指している。
聴き手の琴線がどれであれ、どれかにピンとひっかかれば「あの人は楽器が上手いねぇ」と知覚される、としか言いようが無い世界だ。

なんでこんなことを思ったかと言うと、ニコニコ動画の演奏動画を見たところ何が上手いのかさっぱり全く分からない演奏者にも手放しで評価する人がいる、という事実によく遭遇するからだ。もちろん逆もある。

で、最近思うのは、人の数だけある評価軸の中でも、最も大切なのは「音がいい」ということなのではないか、ということである。

超乱暴に言ってしまえば、ピッチが少々ズレてようが、リズムがちょい甘めだろうが、いい音出してりゃ聴く人はなんとなく幸せになるのではないか。…と、学バン1年目の終りくらいに、他の大学のライブを見た時に思ったりした。
他に特筆すべき点はないけど、音色だけはやたらいいベーシストがいて、俺自身、すっかり感動したのである。

この感覚、該当する日本語が思いつかず、「サウンドしている」という言葉でしか表現できない。

大学時代にひたすら曲のコピーしたりとかメトロノームに合わせて反復練習したり…とかいう練習しかせず、サウンドそのものに対する研究や練習をほとんどしなかったから、余計に今そう思うのかもしれない。

仮に、メトロノームにも勝るような神がかり的なタイム感で超高速フレーズを演奏するプレイヤーがいても、サウンドが不快そのものではやっぱり聴く側としてはシンドイんだろうと思う。

もちろん楽器で食っていこうとするならいろんな評価軸にも合格点を与えられる演奏ができることが必須になるだろう。あくまでアマの自分から見たアマの評価の話である。楽器によっても他の意見があるに違いない。

特にウッドベースという楽器はその競技人口の壊滅的な少なさと、低音をうまく響かせるという物理的な難しさとで、いまだにいい音をPAするシステムが無い。たとえプロのライブを見に行っても、ウッベの音質に首をかしげたくなることがしょっちゅうだ。
ましてやアマチュアをやである。山野に行ってまともなウッベの音を聴けたことが一度としてない。

とは言いつつも、そんなことを23歳くらいの時に確信しておきながら、特に音色を改善する努力をしなかったことが俺の愚かなところである。もっと楽器に金かけときゃよかった…

で、寝ても覚めてもこの胸を突き上げる物欲と、何だか知らんが金を使いたくてしょうがない衝動と、学生時代に比べて遥かに金がある現実が無理やりフュージョンした結果、機材の買い漁りに走っているわけである。

今はこんな機材です

【ベース】trb-jp2(yamaha)
 ↓
【コンプ】opto stomp(BBE)
 ↓
【プリアンプ】m-80 bass d.i.+(MXR)
 ↓
【ヘッドアンプ】400rb-3(gallien-krueger)
 ↓
【マキシマイザー】sonic stomp(BBE) 
 ↓
GT-R1(TASCAM)で録音

trb-jp2は音がめちゃめちゃ好きというわけではなくて、しかも6弦に拘ったわけでもないが、当時john patitucciが好きだったから買ったくらい。

「超地味な優等生」と言う感じの楽器です。飛びぬけてすごい点は無いけど、デッドポイントもありません。自分が持ってるyamahaというブランドイメージとぴったり一致します。

しかし節操無くバンドやってきた自分にとっては、そういうところが重要でした。これでロックでもジャズでもポップスでもファンクでもフュージョンでもフルバンでも使えます。というか使ってきました。

にしてもアクティブ臭がややきついので「やだなぁ…」とか思っていたら、先日、購入後5年経って初めて、toneをゼロまで絞るとパッシブっぽい音になることが判明。アンプでミドル軽く稼ぐともろジャコみたいな音がして、人生的にテンションが上がりました。

ヤッター

古めの曲をやる時はこれからこのセッティングで行くのだ。

フュージョンとかやる時にアクティブっぽく使いたい時は、いまだにいいポイントがつかめてません。mxrのm-80は自分にはいまいちでした。歪みとか絶対使わんし…巷で評判のcolorスイッチは、ハーモニクスが超埋もれるのでボツ。

試行錯誤は続く。
次はebs micro bass 2とかに手を出すつもり。
あとコーラス欲しい。

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