自分で自分の半生に120点をつけるような生き方をしている私の唯一の後悔、ブランキーのライブに一度も行く事ができなかったという25年来の怨念を、半分くらい成仏させる事ができました。

観ながら一番感じたことは、なんて美しい人たちだろう、でした。
邪念ゼロで音楽に向き合うその姿は、「カッコいい」を通り越して「美しい」と思わせるものでした。
高知の片田舎、ブランキーを教えてくれた幼馴染のセンちゃんと何もできないまま(いちおう公式サイトの掲示板にチケット譲ってくれないかと書き込むなどした)解散を迎えてから25年後、その2人で見に来る事ができました。自分の人生において忘れられない日になりました。
ライブ映像なのに、映画以上に「この人たちのように美しく生きよう」と思いました。人生観の影響を受けた感覚があります。残りの人生、定期的にこの日の事を思い出したいです。
以下、今日のダイジェストです。

平日の6時ですが行列。40代や50代ばっかりなのかなと思いきや20代の方も多く驚きました。ここでセンちゃんと合流。

物販はTシャツ、バイナル、あとLast DanceのコンプリートBOXでした。私はTシャツを買いました。


開演前にマネージャーの藤井努さんのスピーチが。生の本人は始めて見ました。
特に語られたのは、撮影クルーの皆さんに対する感謝と、そしてバイナル販売やこのイベントなど一連の収益が3人のもとに還元されているという報告でした笑。
そして、ちょうど25年前の横浜アリーナでPAと証明を担当された方と、ローディの2人が現地に駆けつけているという事が告げられました。
そして上映。ノンストップで2時間の映像です。
大きな映像と大音量のせいか、これまでテレビやYouTubeで観た全てのブランキーのライブの中で心底一番かっこいいと思いました。
後半戦にさしかかるSoon Crazy以降はいてもたってもいられないお客さんが前方のスペースでダイブを始めるのを笑いながら観ていました。人の心を動かす音楽なんだと本当に思います。

終演後も記念撮影をする人の行列が。開演前より人が多かった気がします。それだけ上映会で感じるものが多かったんだと思います。私も同じ気持ちです。

最高の夜でした。厳密にはライブでは無いですが、間違いなく私の生涯ライブ経験のベストです。25年経ってこんな事が起こるんだという奇跡めいた出来事をちょっとまだ信じられていない自分がいます。この場に居れて、本当に良かった!
後は2000年フジロックのラストライブの映像が解禁、そして今回のように上映会があれば、私の人生に悔いは本当に無いです。一連のアナウンスでも今日の藤井さんのコメントでも全く触れられていないあたり、かなり難しそうではありますが、死ぬまで待とうと思います。