ブランキーのライブに行けないまま解散してしまったという業を残りの人生でひとつづつ精算するために、もちろん行ってきたベンジーのビルボードライブシリーズ。前回は2015年の10月だったようで、3年ぶり(シャーベッツ名義では間に1回やってるはず)。今回も幼馴染でブランキー仲間のセンちゃんとGO。
まさかビルボードでこの写真を見ることになるとは(2回目)。
ファンはご存知の通り、ベンジーはブランキー時代の曲から新旧問わずに(問わなさすぎ)お披露目してくれるので、彼のライブの前となると「今日はどの曲やってくれるんだろう」という期待感が楽しい。
デラックスシートカウンターという席です。たぶん3年前と全く同じ席でした。
チャージが10,000円だからなのか、そもそもブランキーの世代なのかわからんけど、周り見ても年齢層が高かった。俺ら(30代中盤)は一番年下くらいに感じた。
そしてこの時点でアンプがマーシャルなのがウケる。アコースティックのライブや言うてるのに。
ベンジー現る
最初にジャーンと弾いたのがEのコード。ということは「水色」かなと思ったら、違った。「幸せな人」だった。うおおおお。俺、ブランキーで一番好きな曲と聞かれたらこの曲だと言う時期があったくらい無茶苦茶好きなんだよねぇ。出だしからほくほくするわ。
次に「僕の心を取り戻すために」とブランキー時代の曲が続く。この節操の無さがたまらん。愛してる。
印象的だったのは真ん中くらいでやった「海を探す」。ブランキー時代のライブ音源や映像すら皆無のこの曲を、生で聴ける時が来るとは。生きててよかった。
ライブが進むにつれて激しい曲が多くなっていく構成は3年前と同じ。
特に今回、ビックリしたことにドラムの打ち込みに合わせて何曲かを披露。今までのベンジーのスタイルからすると考えられなかったことだが、新境地なのだろう。慣れてないのかイントロ間違えたりして「あ、ごめん」て言ってやり直したのが可愛かった。
アコギロックの天才
編成はベンジーの他に、バイオリン、あともうひとりアコギ、という3人。
さて今回、「あ、この人、ロックのアコギ弾かせたら天下一品だわ」と痛烈に思い知らされた。いやほんと、むちゃくちゃ8ビートのグルーヴしてる。ドラムみたいだった。加えて、メロウに聴かせる時と、リズムでノリを作る時の緩急の使い分けがむちゃくちゃうまい。それを天性でやってるように見える。
ベンジーと言えば「エレキでリフを弾きながら歌ってしまう達人」という印象が強いけど、ブランキー時代からストロークでコード弾いてる時のキレもむっちゃいいと思っていた。それがアコギだから余計に際立った感じ。ライブ後半で盛り上がってくると、他の2人はおいといてもうベンジー独壇場だった感がある。まぁ、というか実際2人の音ほとんど聞こえなかった。
ということで、アコースティックライブだと言っているのが嘘のように本編最後で「Punky Bad Hip」をやってくれたわけだが、リズムマシンも無いのに無茶苦茶ロックしてた。むっちゃかっこよかった。
…となると、ガチの一人でアコギ抱えてロックやってくれる日を待ちたくなる。最高に違いない。
セットリスト
- 幸せな人
- 僕の心を取り戻すために
- 波動
- Pola Rola
- Runaway Girl
- Happy Birthday
- 海を探す
- 僕は何だろう
- キセキ
- Wild Flower
- 760
- Parmesan Cheese
- MORRIS SACRAMENT
- Punky Bad Hip
アンコール
- 大きな木
- ロメオ
CONVERSATION