OPTO STOMPと同時に買い、同じく15年も放置していたSONIC STOMPを、スタジオ練で使ってみました。
目次
BBE Sonic Stompとは
マキシマイザーという種類のエフェクターです。耳慣れないものですが、そのテクノロジーについて解説してくた方がいらっしゃいます。
魔法のエフェクター「BBE Sonic Stomp MS92」|noriaki matsuura要すると
- スピーカーシステムを通す過程で、音色の質を決定する「高調波」に遅延が生じる。これが音像がボヤける原因
- このズレをもとに戻す処置を下すことで、音像をクリアにする
という原理の模様です。
私はこの説明を見て、「本来の音に戻すという事をしているのか」と解釈し、そう考えるととても好意的に思えました。
ツマミ2種類の役割
- LO CONTOUR: 低音の輪郭を引き締める。なお英語で言うcontourとは「輪郭」「外形」「等高線」という意味らしいです。
- PROCESS: 高音のクリアさを上げる。なぜ分かりやすく”HI”とラベルをつけてないかは謎。
スタジオ練習で使った感想

かなり玄人好みなかかり方がするOPTO STOMPとは打って変わって、こちらはだいぶ効果を体感しやすいです。目に見えて音抜けが良くなります。
音にグンと芯が出ます。ただ同時に、音が硬くもなります。一部ではアクティブっぽい音になると言われているようです。ここはかなり好みの分かれるポイントだと思います。
自分の場合は、ベースサウンドそのものにこだわるよりも、バンドアンサンブルを邪魔せずかつしっかりした主張する音を出す事の方が大事だと考えているので、出音がパッシブっぽいかアクティブっぽいかは大して気にしていません。と言うか、共演者の誰もそこを気にしていないと思います。
そしてとにかくOPTO STOMPと同様、ツマミが2つしか無いのがとても良いです。私の場合、操作できる変数が多くてもスタジオやライブ現場でいじりすぎて返って困るだけなので、これだけシンプルな方がありがたいです。
という事で、このエフェクターがハマる/ハマらない場合ですが、
- 現状の機材でアンサンブルに埋もれないサウンドをすでに構築できている自負がある場合は、不要だと思います
- 音抜けという問題に、イコライジングで上手い解決策が見出せなかった場合は、有効な選択肢になると思います
- 自分好みの音を追求する、ではなく、アンサンブルでの音抜けを重視する価値観の方に向いていると思います
- 小さくて軽いので、荷物をコンパクトにしたい方にも良いです
私は上記に当てはまりますので、当分使ってみようと思います。
デザインが4種類もある
ここからは完全に余談となりますが、OPTO STOMPの紹介ではデザインが2種類あると紹介しましたが、こちらのSONIC STOMPは、なんと4種類もあります。

Geminiに聞いたところそれぞれの名前まで教えてくれました。
- 初期型(White-Frame) 2006年頃
- 中期型(i-Star) 2010年頃
- 後期型: 2014年頃
- MS-92(コンパクト型): 2016年頃
デザイン以外の変更点についてはメーカーの公式情報は無いらしいのですが、後期型とコンパクト型ではトゥルーバイパスが採用されているとの事です。
私が所持しているのは初期型(なのでトゥルーバイパスでない)。ミニマリストになりたい私としてはミニサイズが猛烈に欲しいのですが、同じエフェクターの2つ目を買うのは少し憚れます。
後継バージョンもある
なおSS PROという後継機がありますが、これは別物、というかアップグレートバージョンのようで、ミドルを調整する”FOCUS”というツマミが加わっています。
なぜFOCUSというラベルにしたかは不明です。ミドルでいいのでは。