Matumba (Duke Ellington) Bass Transcription – デュークエリントン”マトゥンバ”のベース譜面を作りました

Duke EllingtonにMatumbaという曲があり、かなり珍しい事にベースのソロがあります。しかもオープンソロ。

エリントンの中でも相当マイナーだと思われます。その証拠にYouTubeにこの動画がアップされてから6年間で25回しか再生されていません。しかもそのうち最低5回は俺です。In Concert 1960というアルバムのテイクしか存在しない模様です。
この曲を知ってたら「おっ、君はエリントン通だね」と言われるような気もします。誰に言われるかは分かりませんが。

私は学生時代にフルバンでやったのでこの曲は死ぬほど聴きましたが、あれから10年以上経ち、それなりに人間として視野が広がった今聴いても、何食べたらこんな曲を書けるのかさっぱり分かりません。

あとベースソロで言うと、エリントンの楽曲でこれ以外にベースソロがあるのは Satin Doll と Ko Ko のピックアップソロくらいしか知りません。他にあったら誰か教えてください*。
* 大学の先輩からコメント頂きました(後述)。

さて先日、実家に帰ったらこの曲のベースパートの耳コピ譜が発掘されたので、ふと思い立ってデジタル化してみました。全く需要が無いと思われますがアップしておきます。

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エリントンはソリストのために楽曲を書いたという話は有名です。この Matumba という曲においてはベースという楽器の一番おいしい音、4弦の最低音であるE音をゴーンと何度も鳴らさせるあたり、さすが「ベースの為に書かれた曲」という感じがします。

ベーシストはAaron Bell。相棒のドラムはSam Woodyard。

YouTube全盛の今になってCDのAmazonアフィリンクを貼る事の効果は疑わしいですが、気が向いたらガンガンクリックして下さい。

* エリントンでベースソロがある曲

La plus belle africaine や Jack the Bear などで聞けるようです。