所有している6弦ベースYAMAHAのTRB-JP2の弦を張り替えてから15年の月日が流れました。当然ですがブヨブヨの音がしますし、あたかもゴムを引っ叩いているような感触です。
で、この度ミシェルカミロの楽曲をやるバンドを始めるにあたり、レコーディングで曲ごとに弦を交換するという逸話を持つAnthony Jacksonの精神性に反しているのでは、と思われたため、思い切って弦を交換する事にしました。
結論、弦交換してとても良かった、という話です。
Before: 頑固弦
15年もの間お世話になった弦は、恐らくインナーウッド製の頑固弦です。飾り糸の色が紫で、ネットで検索しても大手メーカーでこの色の弦がヒットしませんでしたので、自分のこのサイトの過去記事からそう推測しています。当時の売価2,600円というコストパフォーマンスに惹かれての選択でした。

当時の記事
After: Ibanez IEBS6C
どこの弦にしようか悩みましたが、今回も値段で選びました。4,000円や5,000円を超える弦は選択肢から外す。すると残るのが以下の3つしかありません。
- プレイテック EBS-27125: 脅威の1,280円
- プレイテック EBSC-30125 (コーティング): 2,180円
- Ibanez IEBS6C: 2,480円
価格はいずれもサウンドハウスで2026年1月時点。
プレイテックの弦は35インチスケールに対応しているのかどうかが調べても分からなかったので、消去法でIbanezに決定した、というわけです。この弦は明確に「35インチに対応」と書かれてありました。


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という事で張っていきましょう。

個包装ではありませんでした。

そのせいか、ものすごく巻きグセがついていました。私は気にしませんが、気になる人はかなり気になると思います。
さて、なにせ15年ぶりの機会なので、チークブラシで埃を掃除し、

フレットバターで指板の掃除もしました。

余談ですが、クロスはネットで大人気のモーリスMCC-2を使っています。拘りが無いならノータイムでこれを選べば良いです。


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張り替え完了
張り替え完了です。

まず35インチでも問題なく張れた事に一安心です。
なお、各弦の余り具合はこんな感じでした。

4弦(A弦)はかなりギリギリでした。他の弦は問題無しです。
さて弾いてみたところ、タッチ感は結構ザラザラします。同じニッケルワウンドのはずですが、4弦ベースの方で使っているアーニーボールのスーパースリンキーよりもザラザラ感は強いと感じました。
あと、頑固弦は細めだったので、Ibanezの方はかなり図太く感じます。これは少し慣れが必要でした。頑固弦とIbanezの弦の太さの比較は以下の通りです。
- Hi-C弦: .030 → .032
- G弦: .040 → .045
- D弦: .060 → .065
- A弦: .080 → .085
- E弦: .100 → .105
- Lo-B弦: .120 → .130

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サウンドの変化
15年前の弦と比べる事に意味があるのか分かりませんが、当たり前の話でかなりブライトで明瞭なサウンドになりました。特にA弦とE弦のブワブワした余計な低音成分がスッキリ削ぎ落とされたのは非常にポイントが高いです。引き締まった低音がとても気持ち良いです。
ただちょっとだけ、A弦の音量が小さいように感じます。明確にハズレと断言できる程ではないのですが、交換前と明らかにバランスは変わっているので、慣れるまでは少し違和感を感じそうです。
予想外だったのが、早いフレーズが明らかに弾きやすくなった事です。弾き切るのに手間取っていたフレーズが弦交換した後だとあっさり弾けてしまい、自分で驚きました。
音の立ち上がりが早く、タイトになったからでしょうか。ハキハキ喋る人とは会話がしやすい、あの感覚があります。
音だけじゃなく自分のプレイアビリティにも影響するとは、これは発見でした。
なお、指が黒くなります(ならない)
この弦を買う前に少し躊躇したのが、Amazonで「弾いてると指が黒くなる」というレビューが散見された事です。で、私の場合、30分ほど弾いたら

やっぱり黒くなりました。
多分コーティングされている何かが指に付着しているんでしょうが、手を洗えばいい話なので私は特に気になりません。
追記: 3日くらいで黒くならなくなりました。
結論
弾いてて気持ち良いだけじゃなく、困難なフレーズも弾けるようになったという予想外のメリットも得られ、とても満足です。もっと早く変えりゃ良かった。
他メーカーの6弦ベース弦で言うと、2026年1年現在ではアーニーボールが3,700円、ケンスミスが4,300円、ダダリオが5,000円、DRが6,000円、といった価格感です。Ibanezのこの弦が頭一つ抜けて安い設定ですが、弾いている感じ品質に何かの欠損があるとは思えませんので、当分はこの弦をリピートしようと思います。
弦はランニングコストに大きな差が生まれるものですし、私のようにメーカーに拘りのない6弦ベーシストはこれでいいんじゃないでしょうか。

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