アフリカ旅行に行った影響でとにかく家具をいろんな色で塗りたい衝動にかられてからというもの、何度かペンキDIYしてきた中で身についたTIPSを紹介しておきます。あまりDIY系メディアで触れられていない知識をピックアップしたつもりです。なお、100均まわりのものが多いです。
意図した読者は私自身です。半年に一度くらいのペンキ塗りの度に学習したことを忘れる可能性があるほど記憶力が衰えてきているため、ここに備忘録を残しておこうという算段です。
板面を塗る場合はハケではなく問答無用でローラー
DIY関連メディアでよく「面の塗装はローラーの方が効率いいですよ♪」みたいなテンションで紹介されているのですが、この表現はあまり正確ではありません。むしろ「ローラーしか選択肢が無い」と言っていいほどスピードとビューティフルネスにおいて圧倒的な差が発生します。
刷毛で塗ってる最中に「あ、そういえば100均でローラー売ってたな」と思ってスイッチしてみたところ、あまりのスピードフィニッシュに思わず「えー」と声が漏れました。今までハケ使いとして塗装を何件がやってきましたが、あの時間はいったい…うごごご。
ローラー皿は100均で済ましてOK
ペンキ関係の資材は、できるだけ100均で揃えて使い捨てる事が望ましいです。理由はペンキ塗った後の工具洗浄がとにかく大変だからです。もちろん塗り上がりの品質に影響無い範囲で、ですが。
風呂場にこもって1時間くらい工具を洗ってると、さっきまでの楽しいペンキ塗りとのテンションの高低差に泣きそうになってきます。
さて使い捨て工具に該当するものとして、ローラー皿が挙げられます。今回は100均で売ってるただのトレイで代用しました。写真の左のやつです。正規品に比べるとローラーをしごく凹凸部分が無い、という機能欠陥がありますが、無くても普通に塗れました。
そしてこのトレイの洗浄を試みたのですが、
あまりの大変さにやめました。
腰を痛めながら30分かけて全ての塗料を落とす労力をかけるくらいだったら、塗装の度に100円払うほうがマシだと考えたからです。
…と思ったのですが、こちらの記事の「後片付けを簡単に済ます方法」に、ローラー皿を洗わずに使い回す画期的な方法がありました。次回はこれ試してみます。
初心者のための塗装用ローラーの使い方講座
100均のローラーはゴミが入るかも?(検証中)
ローラーの凄さに感動もひとしお。…ではあったのですが、一点気になる点として、「ローラーの繊維(?)がボロボロ剥がれて塗り面についてしまう」というのが挙げられます。
これは100均ローラーの品質ゆえかと想像しているのですが、逆にホームセンターで売っているようなちゃんとしたローラーを使ったことが無いので今の所断言できません。今度検証してみようと思います。
100均の刷毛は毛が抜ける
刷毛はホームセンターで買ったら200円以上します。一方で、刷毛は100均でも売っています。全体的に100均の品質が低いのはもちろん知っていますが、こと刷毛で言えば品質の高低という世界観がイマイチ想像できなかったため、「100均でもええんちゃうか」とトライしてみました。
そしたら、確かに品質の差が存在しました。毛が抜けます。
以下は利用後の刷毛の写真なのですが、
左の100均の刷毛はもうバッサバサです。寝起きの頭のようです。右のホームセンターの刷毛は毛がスッキリまとまっています。
毛が抜ける結果、何が起こるかと言うと、
塗ったペンキの中に毛が入り込んでしまいます。こうなるともう取れません。見た目にかなりの悪影響がございます。
目立つ部分を刷毛で塗る場合は、100均の刷毛は控えた方が良いです。
ちゃんとした刷毛と100均の刷毛を使い分ける
100均の刷毛のデメリットは上で述べた通りですが、それでも使い捨てられるというメリットは大きいです。とにかくペンキ作業は後始末が大変なので、使い捨てでもクオリティに影響が少ないものは使い捨てを選択すると楽です。
従って、
- 目立つところ:ちゃんとした刷毛で塗り、綺麗にメンテナンスる
- 目立たないところ:ゴミが入ってもいいくらい目立た無い場所だったら100均で済ます
という使い分けを行って効率を上げるのも手だと思います。
中途半端な洗い方した刷毛は再利用しない
利用後の刷毛って洗うのがすごく大変です。前回DIYした時、ズボラな性格が災いして中途半端に洗って済ませていたみたいで、毛が完全に固まってるわけじゃないがちょっとカチカチ、という状態です。
こんな感じ。
この状態だと、とにかく綺麗に塗れません。
塗装面に毛の跡が残ってしまい、小ーさな、でも結構気になるレベルの凹凸が残ってしまいます。
綺麗に塗るにはフッサフサの刷毛で塗ることを徹底した方がよいです。
サーーッと塗る
経験者には当たり前なのでしょうが、刷毛にペンキつけたらサーーッと塗っていきます。要するに、ペチペチ塗らないということです。
私のような初心者がダラダラ塗っていると、
こんな風に垂れたまま固まったり、ダマができてしまします。
これを防ぐために、勢いよくサッサッと塗って、早めにペンキを伸ばすことを優先するべきです。
ペンキはまず混ぜる
濃いところと薄いところが分離するだなんて知らなかったんです。
以下は先日の失敗例ですが、
ペンキの底にいけばいくほど色が薄くなっていき、終いには別の色と言っても過言ではないくらいの差分が発生してしまいました。
昔、イエローでペンキ塗った時はそんなこと怒らなかったので、濃い色特有の現象なのかもしれません。
対策として、割り箸で最初に混ぜとくといいです。
ひとまず私が体当たりで覚えたTIPSは以上です。また新しい発見(失敗)をしたら追加します。
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