8,500円くらいでカウンターテーブルを自作した

8年前にカウンターテーブルを作ったのだが、つい先日引越しをしたのを機に、バージョンアップをすることにした。


これは2009年の状態。

このカウンターには以下のような課題があった。

  • 天板は学生時代に買っていた何やら黒くて軽い板を使っていたが、剛性に乏しく、よくたわんだ。下から突っ張り棒で突き上げて補強しないとテーブルとしての役目を果たさない始末だった。
  • カッチョいいと思って買った黒い天板だったが、安モノだったため黒い塗料がよく手についた。
  • 脚にまったく耐久性がなく、ぐらんぐらんしていた。

ちなみに3つ目のぐらんぐらんしていた理由だが、

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ただこの上に板を置いていただけの状態だったので、カンのいい読者じゃなくても「そら揺れるやろ」と想像ができよう。よくこの状態で特に崩壊もなく8年ももったなと感動すら覚える。

ということで、

  • 構造補強をする。
  • 明るい天板にする。

というコンセプトでレッツDIYすることにした。

リニューアル計画

構造補強するとはいえ、頑張りすぎるのはめんどくさかったので、これくらいでええやろと計画した。

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「ほとんど変わってないやんけ」と突っ込まれるかもしれないが、私には勝算があった。それは新居ではカウンターの設置場所が左右が壁に挟まれているため、壁と壁の間にピッタリ収まる天板を置けば(少なくとも)左右方向の揺れは無くなるだろう、という考えである。
なのでこの構造補強は左右前後の揺れよりというよりも、板のたわみを防ぐために行われる。

残るは天板である。

旧居では奥行き600mmで、サイズとしてはなかなか満足だった。が、新居でそのサイズだと、側に置いてあるベッドとの距離が近くなりすぎるのではという懸念があったため、500mmにすることを考えた。
そんな折、知り合いがブログで「奥行き1メートルのテーブルがバカ快適だわガハハ」みたいなことを書いているのを発見し、さらに会社の部下に相談したら「最低600mmでしょ」みたいなことを言うもんだから、激しく悩んだ。妄想に妄想を重ね2週間が経過した末、「まぁ500mmでええか」と神の啓示みたいなノリで特に条件の見えない意思決定を行った。

計画はFIXした。

買ったもの

徒歩5分の距離にホームセンターがある感動(引越しした後に知った)を噛み締めながら以下の物品を購入。

  • 天板(ラジアタパイン板2100×500×25):5,000円くらい
  • 1×4材:300円くらい?
  • 木ネジ(16mm):150円くらい?
  • 天板と1×4材のカット:450円くらい

合計6,000円くらい。チーン。

8年前に作った脚が2,500円くらいだったらしいので、材料費合計8,500円。
無印とかでこれくらいのテーブル買ったら3万とか5万とかしそうなので(正確には知らん)、値段はまぁ満足。

できた

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おおお。

思った以上のハマりっぷりで超満足。

一番キュートなのは間違いなくこの穴である。

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PCモニターやらスピーカーのケーブルをひとところにまとめ、テーブル上下の世界を繋ぐ扉として機能する。旧バージョンのテーブルではその隙間がなく、配線にやたら苦労した経験を存分に活かした。たぶんDIYやる人にとってはウルトラ常識な気もする。

そしてもう一つ工夫をこらした。

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バーン。

1×4の端材ができたので、タコ足を置くエリアを空中に作った。足元を配線だらけにしないようにするためである。新居での生活設計をするにあたり「そもそも掃除しやすいように家具を配置する」ことをコンセプトにしているので、こういう配慮が大事なのである。

あれだけ悩んだ「奥行きは本当に500mmでいいのか」問題については、この記事を書いていて「そういえばそんな事で悩んでたな」と思い出す程度の些細な問題であった。あの2週間はなんだったんだ。

ということで、超満足の生活な営みを完遂した。

2週間後にいきなりコーヒーをこぼしてかなり凹むにハメになるとは誰が想像しただろう。