たまたま会社のチームメンバーがみんなゲーマーだったので、みんなでファイナルファンタジーのオーケストラ行ってきました。
あんま詳しいことは調べてなかったけど、白鳥さんが歌うMelodies of Lifeはずーっと好きでよく聴いてきたので、これだけでも行く価値アリと思っていざ国際フォーラムへ。
S席だけど、これくらいの位置。
演奏
演奏は東京フィルハーモニー交響楽団。さすが、うめぇぇぇ。まじで淀みがない。
一番感動したのはスネアのロール。
あんだけ小音量で叩いてるのに、あの粒の揃いよう。さすがです。
ただ、最初のプレリュードのコーラス隊のピッチがかなり不安定だったような気がして最初から「大丈夫か」と思いました。まぁそれ以降はわりと大丈夫でした。
選曲
曲目は、何となく予想したとおり最近のナンバリングタイトルからが多め。基本的にFF7以降のモダンFF(?)に偏ってます。というかFF1~5の曲は、バトルメドレー以外では1曲もありませんでした。
FF6の蘇る緑も、ショートバージョンとういことで前半のキャラクターテーマのメドレー部分はなし。がーん。むしろそっちの方が聴きたいんだけどな。
ということで、半分以上知らない曲でした。
アンコールで演った「完全なるジェノバ」も、「そんな曲あったっけ?」という感じ。
※俺はFF7までは全部何週もプレイしましたが、それ以降は9以外ノータッチという完全レトロゲーマーです。
スクエニにはぜひともクラシックFF(6まで)からの選曲に限定したオーケストラを企画していただきたいです。2万払っても行くと思います。
そんな中で、一番感動したのはやっぱり白鳥さんのMelodies of Life。この曲はほんといい曲だと思います。生で聴けてほんと念願叶いました。
これだけでもこのコンサートに来た価値あった。感謝。
あとはFF6でキャラクターテーマメドレー(4人分くらいのコンパクト版)やったんですが、そのセリスとロックのテーマが合体するところ。
あれは何度聴いても感動しますほんと。RPG史に残る演出だと思います。
それと、バトルBGMメドレーのFF2バトル曲。
最近FFRKやってて過去の戦闘曲を聴きなおす機会がありましたが、FF2がやっぱ一番かっこいいんじゃないかと思ってます。
ちょっとなぁ…と思ったのは、チョコボのテーマをジャズ調にアレンジした「スウィング de チョコボ」。オーケストラがジャズ(っぽいの)やると、全然スイング感がないんですよねいつも。リズムが楽譜通りってだけな感じ。これはドラクエのカジノの曲にも言えることなんですが。ジャズ畑の人間が聴くと、すごい気になります。そういうものと割り切って聴くしかなさそうです。
ゲーム映像
上の写真にあるとおり、でっかいディスプレイに当時のゲーム映像が流れるんですが、あれ、評価がめちゃくちゃ難しかったです。俺は正直困った。
ひとつひとつ作品のことを思い出すいい演出だとは思うんですが、気をつけないとずっと映像ばかり見てしまいます。
自分が楽器やるので、コンサートやライブはやはり演奏者を見たいです。演奏に集中したいです。が、ゲーム映像の破壊力がありすぎます。どっち見ていいのか分からなくなりました。そのせいであんまり演奏に耳が向かない局面が発生します。
まぁ、とにかく演奏を厳密に聴かず、コンサートという雰囲気に浸りたい人には特に問題ないのかもしれません。
あともう一点。
ゲーム映像とは言え、ムービー部分「だけ」流してました。プレイ映像じゃないんですね。
これが結構問題だと思うんだなぁ俺は。
FFというRPGが向いている方向性が、結局は「ゲーム性」ではなく「パッケージされた演出」でした、とういことを暗喩しているような気がしました。もう映像作品でいいじゃん、みたいな。
演出手法として綺麗なムービーが一役買うのは疑いようはないですが、やっぱりRPGはゲームというインタラクティブ性に帰結して語られるべきだと思うんですよね。
俺がレトロゲーマーだからそう思うのかもしれませんが、FF7の荒いポリゴンでもいいから、プレイ映像を流して欲しかったなぁ。そっちの方が原体験に浸れた。
という悶々もあって、ゲーム映像に気がとられてしまってました。あれ、まじで評価がしづらいわ。
まとめ
- FF9をもう一回やりたくなりました。
- FF13をやってみたくなりました。
そういえば帰りに
電通の社長と2083代表の斉藤さんの花が並んでて思わずパシャリしました。変なツーショット。
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