聖剣伝説3のフラミー搭乗中の曲です。
高校時代にこの曲に感動して耳コピとMIDIの打ち込みに挑戦したものの、難しすぎて断念した思い出の曲です。今回、ある程度納得いく形でコードとベースの採譜ができて、半分くらいリベンジできた思いです。


採譜してみて、改めて素晴らしい曲だなと思いました。リズムとコード進行それぞれに感動のポイントがあります。
基本のシャッフルのリズムに加えて要所で入る2拍3連、これがこの曲に弾力性と勢いをもたらしています。
AとBパートではオンコードやsusコードの連発による浮遊感を。
Cパートでキーが代わりシンプルなコード進行による明快な響きに。パノラマに広がる青空の中を勢いよく滑空する様子が想像されます。
Dパートではストリングスやベースが一気に消えると同時にビート感が変化。楽譜上は2拍3連ですが聴覚上ワルツに聞こえるアレンジに。ゆったりと空を巡る場面を演出しているような印象です。
SFC時代のゲーム音楽でここまで緩急をつけた楽曲が他にあるでしょうか。1分半の間にここまでストーリー性に溢れ、分かりやすい情景描写に落とし込み、それが音楽的に効果的である珍しい楽曲だと思います。
鳥に乗って世界を巡るゲーム音楽には他にドラクエ3の”おおぞらをとぶ”がありますが、あれとは真逆のアプローチで聴き比べるのも面白いと思います。
ドラクエ3のラーミアが(恐らく意図的に)移動速度を抑えられていて雄大さを表現しているのに対し、聖剣伝説3のフラミーは恐ろしいスピードで飛行します。画面描画のダイナミクスに合わせる工夫がたどり着いたアレンジなんだと思います。
コードの採譜にあたっては、YouTubeやニコニコ動画に楽譜付きで挙げてくださっていたmidi動画を超参考にしました。
