ウッドベースのピックアップ、underwood(アンダーウッド)について書くよ

ピックアップ購入を検討されている方に、もし参考になればと思い、書いてみます。

大学1年か2年くらいの頃、まだウッドベースを持っていないくせに実家の近所のハードオフで見つけて購入したという意味の分からない経緯でゲットしたピックアップです。

学生時代にウッベは2本買いましたが、ピックアップはこれ一本でほぼ通しました。
お世話になったっちゃなったんですが、万人にお勧めはできるかと言えばそうでも無い気がします。

音の特徴は、バキバキです。
よく高音がキツいと言われるfishmanのBP-100よりもすごいです。

楽器を選びます

自分のウッドベースは1本目はベニヤ、2本目は新品でした。
楽器本体が胴鳴りでなしの弦鳴り状態だったため、そもそも生音がバキバキ状態でした。

その状態でこのピックアップをかますと、なんということでしょう。
やっぱりバキバキの音が出るわけです。

アンプから出すならまだしも、DIからパラで出したライン音はバキバキどころかギンギンの域に達します。

もっと遣い込んだ楽器だったら結果は変わるかもしれません。

4,5年くらいこれで通したんですけど、ちょっと後悔してる部分もあったりします。
最近はこれ外して、realist一本で済ませてます(underwoodは押し入れで眠ったままです)。

場所も選ぶ…かも

ただ、山野を見てると意外と使ってる学生さんが多かった気がします。
数千人レベルのホールになると、むしろ輪郭が出ていいのかもしれません。

というか、自分も現役時代は2年連続でunderwoodで出たんですけど、緊張しすぎて全く覚えていません。
まぁ中音と外音では全くキャラクターが異なるとは思いますけど…

いろいろ実験もしました

2つの端子を駒の腕(?)の部分に挟むんですが、自分の場合だと端子の方が薄くて、スカスカだったわけです。

で、何かで厚さを稼がないといけないわけなのでしばらくは楽器屋さんがくれた木の板を削ったものを挟んでました。

まぁそれで問題ないんですが、ひょんなことから
「厚紙にしたらどうだろう」
とか思ってしまい、実際やってみたら、

ブヨブヨの音になりました。

こういった小細工で音が変わるのがウッベの楽しいところですね。
使い物にならない音でしたが…

1本目としては難しいかも

多分、1本目に買う商品では無い気がします。ベーシックな音では無いからです。
ウッドベースは会場やアンプ、はたまた湿度とかで音がテキメンに変わりますので、まず1本目に買うならオーソドックスな音を出すものがいいと思います。
で、ソツなくこなすという意味ではrealist製品に軍配が上がるんではなかろうかと。
フルサークルは試したことないですが、無印のリアリスト(E線側の駒とボディの間に挟むやつ)は社会人になって使うとどんなアンプ&会場でもわりといい感じです。

このサウンドキャラクターがめっちゃ好きだ!という場合以外はなかなか難しい、という感じです。

もし参考になれば。