ジャズという形態でベースを弾き始めて一応15年くらい経つし、いまだにベースという楽器が好きすぎて堪らないのではあるが、部屋の一角を占めているウッドベースをごそごそと取り出して練習することも最近めっきり減ってきた。ここ数年は、年に3回くらいやってるライブの前後しか弾いてないくらい。
ほんで、最近会社の勤務ルールが変わって急にプライベートの時間が増えたので、新しい趣味でも始めてみよかいなと始めたのがドラムである。
こんなこと言うと本気でドラムやってる人たちから怒られそうだが、なぜかベースよりもドラムの方が向いてるんちゃうかとはずっと思っていて、今年の初めの豊富で「ジャズドラムをはじめる」とか言ってので、それをようやく実行してみようと思ったわけである。
何を隠そう、東京に出てきて人生で最初の給料で何か買ったろうと楽器屋に行って購入したのがなぜか大坂昌彦さんのスティックだったりする。8年くらい前の話だ。それまで家で膝の上をパチパチ叩いてただけなので全く傷のない新品同様ピカピカ状態のスティックをもって、生まれて初めてスタジオの個人練というのを予約して行ってきた。全く大したミッションでもないくせに、結構緊張した。
ひたすら1時間、メトロノームをピコピコ鳴らしてバスドラを踏んでるだけとかのウルトラ地味なことばっかりやってるが、これがマジでおもろい。手ぶらでやってきて大したフレーズも叩かず1時間後に気持ちよさそうに帰っていくおっさんが週に1度現れるので、スタジオの兄ちゃんからは「何やこいつ」くらいのことは思われてるかもしれない。
昔からずっとドラムには興味を持っていて、世の有名なジャズドラマーが気持ちよさそうに叩いてるビデオを死ぬほど見てきたわけで、そのイメージが頭にこびりついている。そんなもんで俺もちょろっと練習すれば基本的なことはだいたい叩けるようになるんちゃうかと思ってたが、完璧に勘違いしていた。この1ヵ月で5回スタジオに入ったが、まぁロクに叩ける気がしない。手ドラムをクセでよくやってるが、左足と右足が加わって4WDになるととこうも体の自由が効かなくなるかと驚き。
ということで、現状の課題を書いておく。
- ダブルストロークができないと話にならん。
- 重心をどこに置くのかまだよくわからない。ずっとクセで足のつま先に重心を置いていたが、これは大きな勘違いで、フットワークが全然効かなくなることが分かった。
- 録画した方がいい。1回恥ずかしながら録画したら、右手首が凝り固まってるのが分かった。
- 右足(バスドラ)が思い通りのタイミングで踏めない。アイドリング状態の時にビーターは皮につけとくのか放しとくのかよくわからん。
- 左足を4分で踏むクセをつける。
- 上半身がぐらんぐらんしてるのをなんとかする。これも重心問題だろう。
目標は、2017年に誰かとスタジオ入ることです。
それ以降の練習日記でもつけてみます。
第6回(2016.12.11)
- 右手首がまだまだ固い。
- 左手の角度が浅すぎる。もっと角度つけていい。
- ワキをもっとあける。録画見たらYOSHIKIみたいで笑える。
参考動画
第7回(2016.12.16)
- 右手首のしなりに改善が見られた。腕を振るのではなく、手首を振るという感覚が正しいような気がする。
- (レギュラー)左手の角度はまだ分からん。グリップを研究する必要がありそう。
- (マッチド)左ワキがやや開いてちょっとそれっぽくなった。ただ、左手首がぐわんぐわんしていて安定感が無い。肘を動かす模様。
- 右ワキはそんなに開ける必要は無い。
- 右足を踏む度に上半身がゆらゆらする。
第8回(2017.1.5)
- 初叩き。
- 右足は太腿で踏むことを意識した。
- シンバルも太鼓もかなり低めにセッティングしてみた。効果は不明。
- 右手の振り強調してみたが、やりすぎている感も出ている。
- 相変わらず上半身がぴょこぴょこしている
第9回(2017.1.15)
- 上半身のゆらぎが改善した。両足に荷重をかけるのではなく、ケツでどっしりと重心を引き受けるとよい。
- 全体的にもっと思い切り叩いてよい。
- 右シンバルはもっと高くして角度をつける。肘が上向くように。
- レギュラー時、スネアに向けてスティックを角度をつける。こちらも肘が上&前に向くように。手のひらがスネアの上にあるくらい。
- 左手は手首だけじゃなくて肘で動かす。
- 2&4拍でスネア叩く時、右手も上げると左手も振りかぶれる。
- スイングでは、スネアはベルトよりも低い位置に?
今回の練習曲
次回の参考画像(フォーム)
セロニアスモンクのライブ映像から、Ben Rileyのキャプチャ。
第10回(2017.1.21)
- よく考えたらもうちょい近所に別のスタジオがあったのでそっちを使ってみた。ペダルが変わるだけでこんなにキックが踏みやすくなるのかと驚き。パールだった。
- 椅子を結構後ろにした。ワキがちょっと空いてフォームが良くなったような気がする。
- 右足踏む時にやっぱり重心がとられる。もっと腿で上下させる筋力が必要。
- レガート時、もっと右肘を動かす。
- マッチドでファンクビートやる時、肘云々の前に、左手のグリップがおかしい気がする。
第11回(2017.1.30)
- 新しいスタジオの別の部屋借りてみた。右クラッシュがぐわんぐわん鳴るやつで、レガートがやりづらかった。
- 前と同じように椅子を下げてみた。
- 上半身グラグラが何故か改悪した。困る。
- 学習したてのダブルストロークを右手レガートに活用してみた。明らかにフォームが変わって満足。
- リムショットはスティックのケツの位置でサウンドが大きく変わることに気付く。
- 昨日ライブ行った感動でガンズアンドローゼスのWelcome to the Jungleを爆音で鳴らしながら叩いてみたが、なんか途中で恥ずかしくなった。
- ロックビートのときの左手が相変わらず手首だけで叩いてしまう。意識して肘を動を体に染み込ませる必要がある。
第12回(2017.3.12)
- 1ヵ月ほどドラムパッドでダブルストロークの練習をわりとやったが、ドラムセットとしての上達には全くつながってなかった。
- 胴体のぐわんぐわんを少なくするため、椅子を後ろにズラすだけでなく、椅子に深く腰かけるようにしてみた。ちょっと改善した気がするが、これが正解かどうか分からん。
- 先達の動画を見てみると、もっと股を開いているようだ。これが安定性の鍵かもしれない。
- 相変わらず左腕が窮屈そうだ。肘を動かせ肘を。
- スライムミュートを使ってみた。SlapKlatzというやつ。
- ライドは1個貼るだけでむちゃ効果がある。ぐわんぐわん鳴らない分、力が入ってしまう。
- スネアはボスボス言うようになる。
- しかしいきなり床に落として悲しかった。
第13回(2017.4.2)
- ハットとスネアの位置をちょっと離してみた(俯瞰でやや被るくらい)
- 前傾姿勢になると何故かちょっとそれっぽくなった
- シンバルをなでるように叩いているようだ。
- レガート時の右手が謎の前後運動。固定する(テレオンガリーがそうなってた)。
- 手首はもっと手前にグイッと曲げるのでは
- 左肘の稼働がマシになった
第14回(2017.4.9)
- 新しい課題曲に挑戦。Blankey Jet Cityの「彼女は死んだ」、Jackson Sistersの「I Believe in Miracles」、Duke Ellingtonの「Rockin’ In Rhythm」。
- Miraclesは何やっていいか全然分からんかった。R&Bはむずいので後回し。
- 手首をグイッと手前にひいて垂直にシンバルを当てにいくとそれっぽくなった。満足。
- マッチドの左手が、相変わらず手首だけで叩いている(が、以前よりはまし)。
- レガート時にバスドラが入ると右手が崩れる
- 早いレガートになると右手が謎の前後運動を始めるが、やめたほうがいいかもしれない
- フレーズを増やす必要がある
第15回(2017.4.13)
- 平日に行ってしまった。
- レガートの右手が前後運動しないように気をつけた(手首のスナップで叩いた)らそれらしくなった。ただし意識しないとそうならない。鍛錬。
- 上半身のゆらゆらは足ではなく腕の振りによるものだと気付いた。
- ハイハットは端の方を叩くようだ。
- ハイハットも右手首をグイッと手前に引くとそれっぽくなるようだ。
- ロックビートだと右手が異様に疲れる。筋肉だけの問題じゃない気がする。
第16回(2017.4.16)
- ロックビートの時、ライドを叩く右肘が前後運動しており、ヒンジの動きになっていない。
- レガート時、右手首の回転だけで叩くように意識してみた。気を抜いたり左手が動いたら力んでしまうが効果はありそうなので癖にしたい。
- またそうするとクラッシュを上から叩けて、ボワーン要素を低減できるようだ。
- スティックが90度まで返ってくらいでいいかもしれない。
- 高速レガート時、右手のライドを叩くのと左足のタイミングがズレてる。左足の方が早い。
- ハイハットレガート時、ウラの位置がかなり怪しい。適当感が出ている。スティックの軌道がふやふやしている。
- クラッシュの叩き方が、なんか腕を押し込むようになっている。振る。
第17回(2017.5.27)
- 引越し後の初ドラム。しかも文京区の施設を使った。文京区すげー。
- 大学の後輩クラツにピアノで一緒に入ってもらった。ドラムでセッションに参加するという夢が叶ってしまった。
- やっぱり撫でるようにシンバルを叩いてる。
- ちょっとフレージングに進歩が出た気がする。ジャズっぽいというか。「こうしたら妙な間ができる」とかそういうことを考えて叩けてるようになったかな。ちょっとだけ。
2020年もぼちぼちやってます
更新は滞りましたが、YAMAHAの練習パッド2個買ったりと、相変わらず続けています。
最近、径が細いスティックを買いました。取り回しがしやすくてびっくりしています。
ジャズのベースをやっていると必然的にドラマーの傍らに立つ訳で、
そうこうしている内にウッドベースの奏法改善に導入出来そうなモーションのヒントを見つける事が有ります?
自分の場合、ドラマーの足さばき?フットワークのダブルやトリプルのステップがベースの右手のピチカート(手首)に有効性を感じて
例えば、ボサノバやサンバのあのリズム。八分音符がドラマーのキックと合わない事がママ有りますが、同じモーションを腕から手首、指先に導入して見たら(同じモーションなので当たり前?)ぴったりシンクロして気持ちの良い事。
また、高速スピードのウォーキング(ランニング?)でもシングルストロークでは大変かつ困難を究めますが手首のダブルストロークだと楽々と迄はいきませんがかなり楽に成りました?
たぬきさんもドラムやられるのでしょうか?私の場合、正直まだ自分のベースプレイに還元できるほどドラムを習得できていない段階ではあります。
何となくの予想だと、モーションやタイミングを合わせるというよりは、ドラマー視点の「間のとりかた」が分かればいいなぁとは思っていますが。
というのも、私自身、ウッドベースとドラムの組み合わせでリズムを「どジャストに合わせなくてもいい」と思っているところがあるからかと思います。
高速スイングの右手についてですが、そもそも私まだダブルストロークができないので2017年の目標です。
ドラムの椅子の位置、座るポジション的な事ですが、
椅子に浅めに座り太腿が床とほぼ水平か膝が少し下がる位に成る様に椅子の高さを決めて、
ペダルに足を置いたときに両膝からスネから足首がほぼ垂直に降りる感じが一番効率的な様に思います。
要するに△┓的なポジションが良いのでは?
因みに、長年共演のドラム大師匠曰く椅子にドッカと座っているのではないそうです(実質、両足共に地面(ペダル)から浮かしているので)
また、膝からスネが前に出た(蹴り出した)様な感じ(膝より足首が明らかに前)に成るとコントロールや効率が悪く成るのではないかと?
jazzのシンバルレガートの歌い方(ベース他全般)には技術的な事よりリズムがアメリカン英語のイントネーションとリズムに成っているか?がポイントかと思います。
シンバルレガートのタイミング(跳ね方)には英語の短いWord、フレーズの繰り返しが効果的。
、、、例えばテンポにあわせて、Take Away とかBack Door Shut a door 等(語句の意味はあまり関係無い(汗))を口ずさまながらシンバルレガートをやる練習方法が有ります。
シンバルレガートはそのテンポやスタイルにより跳ね方が変わりますが(早く成る程(物理的にも)イーブンに近くなる等)
上記の練習によって自然に良い感じになるかな?