リモートワークの味方、BluetoothイヤホンATH-CKS330XBT(オーディオテクニカ)のレビュー

いまやリモートワーク必須アイテムとなってしまったイヤホンを買い替えました。我が家は夫婦共にワークフロムホームしてますのでかなり重要です。

近所のドンキで「一番安いやつでええやろ」と選んだmovioというブランドのM205EPが半年で断線したので買い替えが必要に。名誉ために言っておくと、カバンにイヤホンそのまま突っ込んで移動していた自分の扱いが悪いわけで、メーカーに落ち度はありません。

ちなみにmovioというブランドは、レコード針の生産量世界トップ(!)のナガオカという日本メーカーの家電ブランドのようです。なぜか分かりませんが勝手に中国のメーカーだと思ってました。
1,500円で半年間、必須ツールとして獅子奮迅の活躍をしてくれました。本当にありがとうございます。

さて次は、オーディオテクニカのATH-CKS330XBTにしました。近所のドンキで4,500円(税込)でした。

ポイントは以下の通りです。

連続再生20時間が最高

また同じのを買おうとしていた自分が3倍の値段を出したくらい、20時間再生は魅力的でした。「数千円の価格帯で」「最も連続再生時間が長い」という理由だけでこの商品に決めたようなもんです。

前のイヤホンは公称で連続再生5時間、実際は3時間くらい。仕事でビデオ会議が3つとか4つ連続する場合、イヤホンを使う会議と使わない会議を使い分けつつ、妻の会議予定と平仄を合わせて居間と寝室を行ったり来たり…という運用をしていました。これが完璧に無駄な労力でした。

この記事書いてる時は買って2週間運用してますが、連続コールに対する不安が一切無くなり、コール終わった後にいそいそと再充電する手間が無くなったのは本当に大きいと感じます。

日中はほぼつけっぱ、寝る前に充電すればいい、というスマホと同じ大雑把な運用でOKになりました。最高。

音質はさすがに良い

再生時間だけで選んだので他の要素はオマケみたいなもんですが、さすがはオーテク。前のイヤホンに比べて音質が相当改善しました。
ビデオ会議でしか使うつもりはありませんでしたが、これだったら音楽鑑賞用に使ってもいいかなという気がします。我が家では日本語歌詞の曲とゲーム音楽を流していると妻から「止めてくれないかね」と咎められるため、意外と重宝するかもしれませんむちゃくちゃ重宝しています。

なおこのモデル、「SOLID BASS HDドライバーでキレのある重低音」と謳われてはいるのですが、特に重低音が強いとは感じませんでしたし、Amazonレビューでもそういう声を散見します。重低音狙いで買うと期待ハズレの可能性は高いです。

自分はむしろ高音にクセがあると感じます。ビッグバンドの曲を聴いてると、トランペットの音がやや耳に痛いような。エイジングしたら変わるかもです。

音漏れしない

周りの音が聴こえなくなるくらいの音量で音楽聞いて仕事していますが、隣にいる妻によると音漏れは全くしていないようです。優秀。

Bluetooth電波が強い気がする

買ってから気づきましたが、前のイヤホンよりBluetoothの電波強度が強いです。
具体的には、2階のMacから発信している電波を1階でキャッチできます。つまり、皿を洗いながらビデオ会議ができます。しないけど。前のイヤホンは同じ事を実験してダメだったので、明らかにこちらの方が電波が強い事が分かります。

両方ともBluetooth ver5.0対応なんだけど、この違いがどこから来るのかはさっぱり不明です。

ちょっと重く感じる

20時間も電池をもたせるにはそれなりに大きいバッテリーが必要なようで、movioが13gだった重量がこの製品だと24gとなかなか増加。
13gくらいだと耳からダラ~ンとかけてても全く気にならなかったのですが、ATH-CKS330XBTは首掛けが着いてます。


写真は公式サイトから拝借。

これが今のところ違和感があります。首がぞわぞわします。もうちょっと運用してみて肩こりに悪影響あるならさすがに別製品を考えるかなぁ。

低遅延モードは微妙

買う前は存在を知りませんでしたが、ローレイテンシーモードという機能が備わっています。電波強度が下がる代わりに遅延を極力減らすもののようです。
が、自分の場合これをONにした方が遅延が大きくなります。理由は全く分かりません。

YouTubeとかの配信で利用する方向けの機能だそうですが、あんまり期待しない方がいいかもしれません。

ノイキャン要素は不明

最近気付いたのですが、自分には「どれだけ周りが騒がしくても集中できてしまう」という能力があるようで、人生的にノイズキャンセリング需要が全くありません。のでノイキャンイヤホンを試した事がありません。
そのためこの製品の遮音性などは評価できません。すみません。

この製品が向いている人

以下のような人に最適かと思われます。

  • イヤホンに数万円もかける気がしない
  • いちいち充電するのが面倒
  • 音質はそこそこでOK

近くのドンキで物色した限りは、上記の用途だとこの製品が最もコストパフォーマンスに秀でていると感じました。