山中一毅(sax)のNY凱旋ライブに行ってきました。
大学で一緒にジャズやってた後輩(と言うのももはやおこがましいが)で、ここ2年ほどニューヨークに留学行ってたのが1ヵ月くらい帰国するというので、なんとかツアー最終日だけ仕事の都合がついて行ってきた。
渡米直前に行ったライブ(@池袋インデペンデント)がもう2年前になるのかーという感じ。時間の感覚が全くない。
2セットで3時間。
彼やバンドのプレイについてはもう俺がどうこう語れるレベルではなく、手放しで「素晴らしい」としか言いようが無いです。
彼のオリジナルナンバーを聴くにつれ思ったのは、スタイルはかなり変わったなぁと。
大学の時の彼のスタイルは「とにかくスイング野郎」という印象でしたが、今の彼はもっと形のあやふやなものを好むようになったという感想です。
もうちょい具体的に言うと、スイングというリズムや、4拍子という「カタ」からできるだけ自由になろうと楽曲を作っているように感じました。
正確に言えば渡米直前のライブを見てその印象はやや持っていたものの、2年間の留学でそれが楽曲にまで昇華されたという感じです。それだけインタープレイを大切にしたいという考えの表れでしょうか。それがニューヨークで得たものなのかもしれません。
が、彼とはあまり真面目な会話をしないので真意は分かりません。
で、何よりも、こんだけ真剣に音楽やってる奴が目の前で演奏してるってことに素直に感動しました。柄にもなく「ジャズやっててよかった」と思いました。
ベース&ドラムは2年前のライブと同じで、大塚義将さんと西村匠平さん。このリズム隊が好きなんだなー。まだ2回目やけど。
ベースが支えて、ドラムが遊ぶっていう俺の好みのパターンです。
本人たちがそういう意識でやってるかは知りませんが、俺にはそう映ります。
大塚さんは超減量したらしくて全く別人になってました。1セット終わるまで同一人物とは思えなかった…。
12kgくらい落としたらしいです。
2年も経ったからか、プレイにも変化があったような。
ソロのメロディが美しいのはもちろん、バッキングの旋律の気持ちよさがとても素敵なのですが、以前よりもビート感が立っているように感じました。
西村さんは相変わらずでした。
山中がソプラノを吹いているのは初めて見ました。
で、このライブとは別にさっきまで飲んできたんだけど明後日ニューヨークに戻るらしいのにまだ家が決まっていないらしい。大丈夫か。
自分の仕事がなんかありえないくらい詰まってる状況の中、あんまり会えなかったのが寂しいけど最後に見れてよかった。
今度はニューヨークで会いたいものです。
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