毎年やっている、俺以外の誰が見ても得をしない、極めてパーソナルな1年振り返りシリーズです。
普段は年末に書くことにしているのですが、年末年始と中国に遊びに行ってそのまま高知に帰ったら風邪で数日寝込んでしまったので、このタイミングで書くことになりました。
ということで、今年とった写真と、Facebookの投稿と、このサイトの過去記事を見ながら適当にまとめます。
1年前にたてた目標の達成状況
今年は趣向を変えて、まずこの「目標テーブル」から入ってみます。
目標 | 評価 | 言い訳など |
---|---|---|
寿命を縮めない範囲で頑張る | × | なんか余計に頑張ってしまった。 |
英語 | △ | TOEICアプリはしつこく聞いたけど、あんま上達してないような気も。 |
今やってる大規模設計案件を、チームで無事故完遂 | ◯ | まだリリースしてないけどずっとプロジェクトの中心で頑張ってます。 |
自分自身は描き手から監督へ | ◯ | 道半ばだが、チームで設計するスタイルは築けつつある。 |
1回は登壇の機会を | ◎ | 自社の採用MeetUpに3回出た。ようやく慣れてきた。 |
記事はやはり目標60本 | × | 31本。半分。去年以下。仕事が忙しすぎた。 |
ええ加減にIAとしての意見をちゃんと書く | × | 1本も書いとらん。 |
IAやUIデザインの本を3冊は読む | × | ネットイヤー坂本さんのIA本買った。途中で止まっとる。 |
ウェブサイトデザインをする | ◎ | 山中一毅ウェブサイト、頑張りました。 |
ライブは4回くらい | ◎ | 意外と7回もやってた。 |
海外旅行は2回行っちゃおうか | ◎ | プライベートで2回。出張で1回。 |
服にお金を使う | △ | シャツに2万とか払うようになったけど、量はあんま買ってない。 |
減煙。1日10本目標。 | × | 余裕で1箱以上。 |
以下、細かく振り返ります。
お仕事
なんか去年より働いたような気がする。体力が下がってそう感じるだけかもしれんが。明らかに体に不調が出てきているので、なんとかせにゃならん。
プロジェクト
引き続き専任IAとしてバリバリ。ウェブサイトはもちろん、スマホアプリ、タブレットアプリと幅広くやれてよかった。
俺のチームは1年以上の大規模プロジェクトばっかりやっているが、ようやくタブレットアプリがリリースできて、1つ目の実績が出来た。よかった。その他は2年ごしのプロジェクトが2016年にリリースラッシュする予定。
IAパートナー探し
2015年最大のテーマでした。社内の専任IAが2人しかおらんので、スケールアップのために外部パートナーさんとの協業体制を作った。やってみて分かったことは、こんな感じ。
- IAパートだけ引き受けてくれるプロダクションさんなんてほぼ存在しない(利益的な旨味がない)
- さらに、論理的志向と、制作マインドと、ドキュメントスキルを兼ね備えるIAとなるとほぼ皆無(俺の要求が高すぎるのかもしれない)
- 予めドキュメントテンプレートはかなり整備していたので、それは良かった。
- 業界として方法論がバラバラすぎるために、「こちらのやり方」に合わせてもらうための教育コストは見込んでおかないといけない
- 手作業と確認のサイクルが他のタスクよりもハイスピードなので、コミュニケーション方法が肝になる。理想は常駐してもらうこと。
方法論も人材も、いろいろ試すしか無い。
クライアントの体制変化
業界あるあるだが、なんかここまで着地点がずれるとは思わなかったなぁ…。
IAタスクとディレクションタスク
やってみて分かったが、特に大規模プロジェクトの場合、情報設計工程が完了した後のデザイン、フロントエンドマークアップ、バックエンド開発の要件ブリッジングに、情報設計者がかなり駆りだされることになる。もはやIAタスクではなくディレクションタスクで忙殺される状況が慢性化していて、「なんだかなぁ」という感じ。ここの線引きをした方がいいのか、あるいはディレクションをIAタスクとして再定義した方がいいのか、これが2016年のテーマになりそう。
2年連続NY出張
自分が書いた設計書を海外のデザインスタジオにデザインしてもらうという、かなり貴重な経験ができた。これが自分の英語力で完結できたら、と思うとドキドキする。
肩書
インフォメーションアーキテクトと名乗ってもクライアントからすると「何それ?」状態かなぁと思って、実験的にUIアーキテクトと名乗ってみた。特に効果が無かった上に、むしろパートナーさんからの方から「何それ?」状態になったので、やっぱ戻そうかと思います。
プロジェクト以外
採用活動に手を出す
IAが会社に2人しかいないのと、俺がチームリーダーやってるので、採用面接する側に立つようになった。5人くらい。冗談じゃなく相手の人生を変える決断をする、という立場にビビる。キャリアとかスキルのようにインプットする情報とは別に、最後は「話してピンとくるか」が決め手になることが分かった。入社してもらった後のモチベーション管理にモロに影響する。
あと、面接やってると、いろんな会社や人がいるなぁという勉強にもなる。
Meetup
会社の採用活動の一環で、今巷で流行りのMeetupってやつを会社でもやろうということになりまして、IAとして喋りました。3回。30人くらいの前で喋るのって、あれはまた別次元の難しさがあるわ。息が切れる。要精進。でも毎回「おもしろかった」と言ってくれる人が多いので、励みになる。
部下教育
ちょっと自分のエゴを押しつけすぎたかなぁという思いもある。ただ、俺のプロジェクトだから俺の意思が正解だという思いもある。どこから先を「やってみなはれ」と投げていいのか、この線引は難しい。
リーダーシップ研修なるもの
というのを受けた。マネジメントとリーダーシップの違いが何か、というのは会社としての明確化が重要だと思った。それが曖昧だとグレードが下の者ほど不満がたまりやすい組織になってしまう。
2015年は案件以外の会社行事にもコミットしてきたと言えるのかな?おかげさまで年末、一応昇進しました。
ゲーム
いやーやばい。全くやってない。スマホゲームもやめた。このままだとゲーマーを名乗れへん。ドラクエ11出るまでに、なんとか仕事を落ち着かせる必要がある。
嘘ついた。3月にドラクエヒーローズやりまくったわ。全員レベルMAXくらいはやった。あれは良作だった。2も絶対やりたい。
音楽
観に行った音楽と、自分でやった音楽について。
観に行く方
何を差し置いても、すぎやまこういち指揮ドラクエ4コンサート。文句無し。◯万払った価値があった。アンコールのドラクエ10の序曲の感動はもう一生もの。今後も行ける限り行く。
あとはちょっと変わったライブに行く機会が多かったかな。
ライブアライブの20周年イベントとか、ベンジーのビルボードライブとか。ベンジーのやつはマジで良かった。またやってほしい。
2年ぶりの朝霧は、慣れましたって感じかなぁ。雨のキャンプを経験したことが人生で無かったので、あれはあれでいい体験になったかな。
行ったライブは以下の通り。11回の模様。
- ファイナルファンタジーのオケ@東京国際フォーラム(1月)
- Fire Honrsワンマン@目黒ブルースアレイ(4月)
- ドラゴンクエスト4@オリンパスホール八王子(5月)
- 会社の先輩の結婚式@ビルボードTOKYO(6月)
- fox capture plan@渋谷NOS ORG(6月)
- ライブアライブ20週年イベント@吉祥寺CLUB SEATA(9月)
- 朝霧JAM@富士山(10月)
- ベンジーソロ@ビルボードTOKYO(10月)
- Danilo Perez&John Patitucci&Brian Blade@Jazz Standard NY(11月)
- 山中一毅 New Quartets JAPAN@池袋アップルジャンプ(12月)
- Bryan Hurley Trio@上海JZ CLUB(12月)
演奏する方
人前で演奏をするということを15年やってきたわけですが、今年になってようやくまぁ、
酔っ払い状態で演奏するのがこんなに楽しいのか
という気付きがありまして、これは発見でしたねぇ。
大学時代なんてもう「刺すぞ」みたいなテンションでライブやってましたから。まぁそれはそれで悪くはなかったと思うけど。もう俺も30過ぎとるし、自分の演奏クオリティの上限なんてたかが知れてるのもわかってるし、肩肘はらずライブを楽しむスタイルがようやく身についたって感じか。
まぁ録音聞いたら「あちゃー」という感じなんですが、もう気にしないです。むしろ、酔っ払い状態でもまともに演奏できるスキルを向上しようという方に気が向いています。
あと、そういえば初めて会社のイベントで演奏したのですが(2回)。
Facebookで何度か自分の演奏動画シェアしたりしてたものの、改めて生で見られるとやっぱ周りの反応が全然違うというか。俺が人生でかっこいいと言われる唯一の瞬間です。こういう時はウッドベースは(見た目が)派手でトクだなーと思った。音は地味やけど…。
来年は、引き続きボリビアンジャズファイターズというバンドを継続したいと思います。実はウェブサイトがあります。
http://bjf.imasashi.net/
ウェブサイト
ちょっとしたデザインワークなども。
このサイト
書いた記事が31本。大したバズりもなく、相変わらずマイペースでやってます。
プライベートワーク
大学の後輩であり、ニューヨークのサックス演奏者・コンポーザーの山中一毅ウェブサイトを制作。当時持っていたCSS3の知識とかフル動員して頑張りました。ちょっとは世に見せれるものができたような気がしています。やっぱ必要に迫られると頑張って勉強するのが人間の性かと感じた。
珍しく紙のデザインも…
そういえば、高知の友人・ベンのコンサートのチラシをデザインしました。紙のデザインは、カッティングオーケストラのフライヤー依頼、多分5年ぶりとか? まぁなんとかなるもんだなぁという気がした。
旅行
去年から火がついた旅行ですが、今年もそれなりに行ってきました。
海外
フィリピン(7月)
ツレがロンドンからフィリピンへ拠点を移したのに伴い、もちろん行ってきました。
川下りアクティビティは世界一を信じたくなる面白さでした。あと、Ubarの便利さは革命的だと思いました。日本もはよ導入せい。
飯はあんまりうまくなかった気がする。
ニューヨーク(11月)
出張で。2年連続ニューヨーク行っとる。出張運を使い果たしたかもしれない。
中国(年末年始)
カウントダウンをしに中国に行ってきました。ライブアライブの功夫編を彷彿とさせる桂林の山並みを見て、かなり感動しました。
国内
三重(4月)
鼻息荒く、ツレと棚田を見に行きました。松阪牛のとんかつが唸る旨さでした。
その他
照ちゃんのTHEREに行った
もう強烈でした。あんなに緊張することは人生でほぼ無い。結局1回しか行けてない。次はデニムを買いに行くぞ。
25年ぶりの同窓会
夏の帰省の時に、小学校の同窓会がなんと25年ぶりにあって、これが予想外におもろかった。
一番顔が変わったともっぱらの評判だった気がする。
健康はちょっと曇り空
露骨に風邪引きやすくなってきた。右目だけが極度のドライアイという変な症状が。あと眼瞼下垂っぽい。今までなかったニキビも出来てきた。
マジで仕事し過ぎで黄信号な気がしてます…。
2015年まとめ
ということで、2015年を超乱暴にまとめると、
- 外部パートナーとのIA体制模索
- 人前で喋る経験を得た
- 酔っ払ってライブするスタイルを確立
な1年でした。仕事人間だなぁ…。
2016年の野望
勤務時間3割減がトップ目標です。目指せ9時5時!
仕事のクオリティに自信は持てたので、次は如何に短時間で同等以上の価値を発揮するか、をテーマにします。キーワードは「体制&人材」と「環境」と「割り切り」。特に3つ目。かける時間と価値の相関を見極めて、ある一定以上を超えたらスパっと「次いこ。次」と切り上げていくことをしないと、体がもたん。
次に英語。
フィリピンの短期語学留学をどっかでやりたい。あと英語本を読む。TOIECアプリは引き続き聞きまくる。英語記事も読む。あと英語の映画を見る。あとどこかで喋る機会を。
ここまで書いて、この2つは1年前に立てた目標と全く一緒だということに気づく。進歩無いのか?俺…。
それ以外には…
- 引き続き外部パートナー探し。自分は書き手から監督へ
- もう少し自由度の高い部下教育
- IAとして人前で5回喋る
- IAに関する記事を5本書く
- 専門外のビジネス書を3冊くらい読む
- ライブは4回
- 今年こそはドラムに手を出す!
- 記事は目標50本にする
- 海外旅行は、んー、頑張って3回
- 部屋の物の量を半分に減らす
- 寝起きにも歯を磨く
- 自宅では減煙
ということで2016年も頑張ります。よろしくお願いします。
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