[写真63枚] ケニア年末年始11日間の旅行記1~ダイジェスト前編(出国~ナイロビ~サファリツアー)

ケニア行って来ました。むちゃくちゃ楽しかったです。
写真1400枚くらい撮ってしまったので、こんな感じで↓分割してお届けしようと思います。

ケニア旅行記シリーズ

  1. 下準備編
  2. ダイジェスト前編 ※この記事
  3. ダイジェスト中編
  4. ダイジェスト後編
  5. ダイジェストラスト編
  6. ナイロビまとめ編
  7. サファリツアーまとめ編
  8. ディアニビーチまとめ編

まずは最初のダイジェスト編からです。Tipsの共有や情緒的なレポートは他の回に任せて、今回は淡々と書きます。あと、思ったよりむちゃくちゃ長くなったので、ややこしいですがダイジェスト編も前編と後編に分割します。

ちなみに旅程はこんな感じ。
2017年12月24日成田発→ナイロビ2日間→サファリツアー3日間→ナイロビ1日間→ディアニビーチ3日間(ここで年越し)→ナイロビ2日間→2018年1月5日成田着。
サファリは削ってディアニビーチ増やしても良かったかなと思っています。

国際線はエチオピア航空(成田→香港経由→アディスアベバ乗継→ナイロビ)、ケニア内移動(ナイロビ→モンバサ)はFly540というLCCを利用しました。

12/24 成田発

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待合室の時点ですでに黒人の方が大勢いて、すでに異国感がムンムンに出ていた。

飛行機の中は彼らの独壇場で、数時間ずっと立ちっぱで友人と喋り続ける人とか、CAさんを口説き続ける人とか、なんかパーティみたいだった。無茶苦茶うるさかったのも本音だが、それよりも「世界にはいろんな人がおるなぁ」という感慨の方が大きかった。
俺の隣に座っていたのはナイジェリア人で、日本には20年いるらしい。どひゃー。奥さんは日本人で、家族に会いに帰省しているとのことだった。

香港は乗り継ぎじゃなく経由のみ。こういうの初めて経験した。

そこからアディスアベバにはちょうど10時間かかる。ゲンナリしたけど、iPadで本読んでるうちにガーッと寝てしまい、思ったよりすぐ着いてしまった。

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機内アナウンス動画が20年前のプレステのゲームのCGみたいでウケた。

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機内食はかなり普通でした。

12/25 ナイロビ1日目

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アディスアベバ着。初めてエチオピアの大地を踏んだぞ!けっこう遅れてたので空港を経由せずに直接次の飛行機までバスで移動。

フライト1時間くらいでナイロビのジョモケニアッタ空港へ。近い。
イエローカードのチェックありました。事前に大使館に電話したら不要と回答ありましたが、やっぱギリギリ間に合わせて良かった。

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到着口すぐのところにあるSafaricomのお店でSIM購入。SIMが100円、5GBチャージで2,000円とかだったかな。安い…。手続き自体は5~10分くらいで済む。

Uberで宿に向かう

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Uberが普通にウロウロしてる。空港から市内には20~30分くらいで、だいたい800シリング(800円)。近い。

ここでトラブル発生。
もともとAirbnbで予約していた宿の鍵が壊れているが、クリスマスイブなので修理屋が呼べないというトンデモ理由で、大家が持っている他の家にグレードアップしてあげるということに。

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すげー。超いい。

場所はSAGRET HOTELの近く。治安も良さそうだし、Uber使えば5~10分、200シリング(200円)くらいで市内に出られるので立地もいいかと。

クニさんと落ち合う

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彼女の元同僚で、現在ケニアでビジネスやってるクニさんと落ち合うためにJunction Mallへ。移動は全てUber。日本と違ってクリスマスは家族で過ごす日なので、ほとんどのお店が閉まっていてちょっとした廃墟のようだった。

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暇だったのでスーパー見学。野菜や果物が予想以上にフレッシュだ。

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クニさんと合流しケニア焼肉「ニャマチョマ」のお店に連れていってくれた。ガソリンスタンドの奥にポツンとある店で、観光客なら絶対分からない立地にある。そして中はただの庭だ。

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コックさんが来てマトンを捌いてくれる。日本での米に該当する「ウガリ」とマトンを手づかみで食べる。これがうまかった。ケニア飯で一番うまかったかもしれない。
ここのコックは恐らく肉焼いて切る以外のタスクが無いようで、終始庭をウロウロしていた。

12/26 ナイロビ2日目

マーケット見学

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クニさんと再び合流し、農業ビジネスをやっている彼に3種類のマーケットを見学させてもらう。マーケットと言っても観光客相手のものではなく、現地の人が物資や食料を売り買いする方だ。

1つ目はダウンタウンのはずれにあるマーケット。ひしめき合う黒人による売買の様子は無茶苦茶ディープすぎて写真は撮れなかった。クニさんは知り合いが何人かいたようで仲良く喋っていた。この日はボクシングデイという休日らしく、普段の三分の一くらいしか業者がいないとのこと。

次はNGARA WEST(ナガラ・ウエスト)地区のマーケット。ここはさらにやってる店が少なかった。クニさんの取引相手で入金遅延の疑いがあるおばちゃんがお目にかかり、クニさんが詰めているのがおもろかった。

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次は歩いてCity Parkマーケットへ。クニさんは昔ここでリンチにあいかけたらしい。

クニさんのオフィス見学

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ケニアの農作物流通事情を教えてもらった後は、クニさんのオフィス兼倉庫へ。高台にあって風が通り抜け、死ぬほど気持ちいい場所でした。

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倉庫の中。仕入れの時はここに山ほどの玉ねぎが格納されるようだ。どんな顔だよ。

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クニさんが日本のインターン志望の学生と電話面接するということで、ちょっとお暇して周りを散策。教会があった。ケニアにはキリスト教徒が85%くらいいるらしい。

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中に入ると青年がキーボードを弾いていた。そしてドラムセットがポツンと置かれている。隣にいる彼女が「こいつは日本でドラムをやっている」とか言いだしたせいで、何と彼とセッションすることになってしまった。日本でもまだ人前で叩いてないのに、いきなりナイロビデビューかよ。
「毎週日曜日にパーティやってるよ!」とそそられるお誘いをもらったが、残念、俺達はその頃はナイロビにいないのだ。
こういう予想外のイベントが起こるのが旅で一番好きだなぁ。2日目から幸先がよい。

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オフィスの隣にあるご飯屋の庭。すごすぎる(ここでは食べなかったけど)。

Two Rivers Mallでランチ

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Uberで5分くらいのところにある超大型ショッピングモールTwo Rivers Mallへ。日本で言うららぽーとみたいなもので、もっと規模がでかい。というか東アフリカで一番大きいらしい。1年前くらいにできたてほやほやで、入ってるテナントこそ違うものの、もうここまで来ると他の国のショッピングと全く変わらん。とは言え現地の人にとってはウルトラ便利なんだろう。俺も実家(高知)のすぐ近くに要塞みたいなイオンモールが出来たから分かる。良くも悪くも西洋モデルの都市になっていってる過渡期という印象を受けた。
マニラで感じたように、旧市街地とモール中心の新市街地が別々に発展していくのだろう。

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Galito’sというチキンのチェーン店で昼飯。ファミリーセットとかいうやつ。ケニア飯でもなんでもない。大人3人がこれで腹いっぱいになる。

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ケニアは特に女性の髪型がもうドレッドヘアーが普通みたいな超おしゃれでかっこいい。のだが、あれほとんどウィッグだそう。スーパーに大量のウィッグが売っていた。アフリカは美容への投資額が非常に高いらしい。

ちなみにTwo Rivers Mallはここにあります。中心地からは車で20分とかかな。ただ、ケニアならでは感は皆無なので観光ではなくショッピングと割り切って訪れた方がいい。

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またUberで移動。ケニアで乗ったUberはほぼ全て日本車の中古だった(たぶん業者が貸してるのかな)。日本語のカーナビが搭載されたままこっちに輸入されてきていて、ほとんどまともに動いていない。この時は現在地が北朝鮮になっていた。

クニさんに「むちゃ美味いデザート出す店がある」と連れてってくれたものの、休日なのでお店がお休み。残念。
宿まで送ってもらって、ひとまずバイバイした。

サファリツアーのお金を払いに行く

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翌日からのサファリ料金をオフィスに直接現金で持って来いというので、家から市街地へ。移動はまたUber。200円くらい。ちなみにKaribu Safaris In Kenyaという会社に申し込んだ(彼女が全部調べてくれたのであって、俺は何もしていない)。オフィスに行ったら、4畳くらいの激狭空間に黒人3人に囲まれるのでマジでウルトラ怖い。愛想よくしてくれりゃいいのに、全員ぶっきらぼうなので怖さに拍車がかかる。まぁ名前を告げて現金渡して、明日の集合時間や場所の段取りを聞くくらいなのですぐ終わったが、マジでビビった。

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数々のブログで「Hiltonの1階にある土産物屋が激安」と紹介されていたのを知っていたので、どんなもんかと偵察。サファリツアーのオフィスから徒歩5分くらい。地球の歩き方には「昼間でも市内を歩くな」と書かれているのでかなり警戒しながら歩いた。ほんで着いたら全く店がやってない。さすが休日。
やることが無くなったがこのまま家に帰ってもしゃーないし、ということで、ショッピングモールの一つWestgate Shopping Mallに行ってみることにした。

Westgate Shopping Mallへ

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このモール、2013年にテロが起きて60人以上の死亡者を出している。そのせいなのか休日だからなのか分からないが、店はオープンしているもののお客さんが全然いない。

おしゃれな雑貨屋さんがあったので調べてみると、なんとケニア育ちの日本人デザイナーRui Yamashitaさんのブランドとのこと。特にお皿がキュートだった。
Kangarui

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1階にあるArt Cafeというカフェで休む。デッキになっていて涼しい。

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Super Heroというふざけた名前のスムージーを注文したが、甘すぎて飲むのがツラい一品だった。彼女が注文したスムージーは酸っぱすぎてこれもツラい一品だった。「もしかしたら」ということで両方を同時に飲むとむちゃ美味いというミラクルが発生した。

この時点で夕方7:30くらい。明日は早朝に起きてサファリツアー出発なのでさっさと宿に帰って準備することにした。
ちなみにサファリはハードのスーツケースの持ち込みNGなのだが、宿を空ける3日間、ハードケースを預かってもらえるという神対応だった。

12/27 サファリ1日目

サファリに出発

朝7:30に業者の方が宿に迎えに来てくれる。そのまま昨日お金を払ったオフィス前まで。この時のドライバーのダニエルというおっちゃんがむちゃくちゃ紳士でいい人だった。
そしてそのまま30分ほど待たされる。何を待っているのか分からないし、別に7:30なんて早朝に来なくてよかったのではないかという気がしてくる。

暇だったのでお洒落なケニア人の写真をパシャパシャ撮っていた。かっこいい人が多い。
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格好を見てもらえば分かる通り、赤道直下の街とはいえ標高1700mのナイロビの朝は寒い。俺はウルトラライトダウンを着ていた。

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フィンランド人の夫婦と合流する。4人のパーティになり、こんな感じのバンで出発する。

20分くらい運転してすぐガソリンスタンドに止まる。この後別の団体が加わるとのことなので、それを待つ。ここでも30分待った。段取り悪いな。
全く悪びれる様子のない3人、ケニア在住のインド人のおじさん(金持ちっぽい)、クロアチア人のおばさん、リトアニア人のおばさんがズカズカと車に乗り込んできた。ようやく出発。俺、クロアチア人とリトアニア人に初めて会ったよ。

以後、サファリの内容は別記事「マサイマラ・サファリツアー編」で詳しく述べるので、ここでは簡単に紹介する。

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こんな感じの集落をいくつも経由する。

以下、車から見えた素敵な人達の写真。マジで絵になる。
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ようやくマサイマラに着く…

およそ16時、ナイロビを出てから約8時間かけてようやくマサイマラ着。ウチのグループはなぜか休憩時間が異様に長く、後から来たグループにガンガン抜かされてる始末。普通にやりゃ1時間は早く来れた気がするぞ。

休憩もそこそこに「さぁショートドライブだ」ということでサファリへ。

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おーキリンだ!俺も首が長いから親近感があるぞお前たち!あと、ワニと同様微動だにしないのが超かわいい。マジでこいつらの脳味噌どんなスピードで動いてるんやろと考えると萌える。悠久を感じるわ。

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ライオンの親子もいた。母ライオンが静かに守ってるのはもう母性としか表現のしようのないオーラが漂う。

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ライオンは超人気である。

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暗くなってきたのでテントに帰る。19時くらいか?

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こんな掘っ立て小屋みたいなところで晩飯を食う。

明日は6時とかに出発なので早めに就寝。

12/28 サファリ2日目

1日目と同じく、サファリの詳細は別記事「マサイマラ・サファリツアー編」で書くので、ここでは超ダイジェストとします。

10時間くらいドライブする

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あさ6時くらい起床。空はこんな色。さっさと朝飯を食ってバンに乗る。今日は1日中ドライブしまくるらしい。絶対キツいぞそれ。

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朝のお勤めご苦労さまです。

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サファリのゲートに入る際に簡単な審査があるっぽく車が5分くらい足止めされる。その隙に恐らくマサイ族と思われる人たちがグッズを売りに群がってくる。このあたりはアジアの土産ビジネスと同じだなぁ。同じグループのインド人が「It’s a mobile shop」っつってたのがウケた。

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2日目は象が見れた。動きがノロすぎて超かわいい。


シマウマはそこら辺にいて、レア度が低い。1日目は目にするもの何でもかんでもギャーギャー騒いでた女性連中も、2日目になると無視するようになってくる。

その代わり(?)、彼・彼女らは喋りがすごい。もうドライバーに永遠に質問しまくっている。信じられない。何をそんなに聞くことがあるのか。知的好奇心の化身かよ。さらにその質問全てに答えているドライバーはもっとすごい。すごい空間だった。

後になってケニアの旅行代理店で働く方に会う機会があったので聞いてみた。実はこの現象、どのサファリツアーでも起こっているらしい。日本人はあまりに質問をしないのでドライバーも気を遣って「何か質問は無いかね」と問われることもあるようだ。もう国民性の違いとして考えるしかない。


ハイエナは物思いに耽っていた。


タンザニアとの国境付近で昼飯をとる。試しにGoogle Mapsを開いたら、現在地がガチで国境ラインの真上だった。もっとこう、壁とかゲートとかあるんかと思ってたよ俺。

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高地で涼しいとは言え、日本より1700m近い距離で数時間も赤道直下の直射日光を浴び続けるので、マジで熱中症になりかける。対策とってないとちょっと危険なレベル(サファリ編でちゃんと書く)。

この後1枚も動物の写真を撮ってないことから、どうも飽きていたようだ。

夕方5時くらいまでみっちりドライブする。というかドライブしかしてない。

マサイ族の村見学

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希望者だけ、マサイ族の村に連れていってくれる。まぁ予想通りだが、やっぱり完璧に観光ビジネスと化していた。色々と考えてしまう俺など全くお構いなしに歓迎のダンスに混じってハシャいでるクロアチアおばちゃんに罪は無い。もしかしたら純粋に楽しんでしまった方がマサイ族の方にもいいのかもしれない。


そこら辺にマサイ族はいっぱいいるが、わりと皆暇そうだ。


しょっちゅうパーカーを来たマサイ族がバイクに乗って集落の奥に向かっているのを見たが、あれは何なんだろう。

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我々はビジネスモード全開の営業はすぐ切り上げ、22歳の青年を捕まえていろいろ会話した(英語で)。学校に行けるよう選ばれた人は英語が喋れるようになり、こういった観光の仕事に就けるなど選択肢が広がるみたいだ。こっちの方が全然ためになった。
ただ、俺は英語の会話がほとんどできないので全部彼女が言ってたことだが。


マサイ族の村ツアーが終わったらテント村に帰る。歩いて10分くらいというすごい位置にある。

俺らの組だけ昨日と泊まる場所が違う(たぶんテントの手配がミスっていたのだろう)ため、荷物をドライバーが持っている。のに、彼が全然帰って来ず、荷物が受け取れないのでずっと食堂で待ちぼうけ。そうこうするうちに晩飯タイムが始まったので砂まみれ状態で晩飯を食う。なぜか1日目より場所が綺麗。飯が美味い。スイカが甘い。1日目は何だったんだアレは。

晩飯食べて30分くらい待ってようやく荷物を受け取ってテントへ。俺がシャワー浴びたら水が出なくなる。スタッフに聞いたら「水止めたからしょうがないじゃん」とのこと。トイレの水も出なくなる。事前に言えよ…。この件は同行していたフィンランド夫妻もご立腹だったようで、次の朝一番にスタッフに詰め寄っていた。

ちなみに俺はこの段階で下痢気味になっており、腹を下しそうになると共用トイレ(こっちだけは水が出る)まで走って行くという修行みたいな夜を過ごした。

12/29 サファリ3日目

早朝ゲームドライブ

2日目よりさらに早く6:00出発。インド人率いる3人は今日も遅刻だが、予想の範囲内だった。彼らが泊まっていた方のテント村では、現地スタッフが暗闇の中ビンを踏んで足をパックリ切ってしまったようで、病院まで行ったとのこと。いやほんと片付けようぜ…。


朝日の中、1日目と2日目とほぼ同じ道を通る。そしてほとんど同じ動物を見る。ミグレーション(移動)の季節ではないので、あまり見るべきものは少ないようだ。俺は微動だにしない生き物が好きなので却って好都合だったが、俺以外の全員にとっては逆だったようだ。


ライオンがいるとこうなる。

ナイロビに帰る

2~3時間くらいドライブしたらナイロビに向かって帰り始める。何の説明も無く帰り始めるので、どこまでがサファリドライブなのか分からなかった。シームレスすぎるだろ。

2日前に通った道をそのまま引き返すだけなので何も見るべきものは無い。あまりに疲れて眠りこける日本人をヨソに、この間も外国人連中は常にドライバーに質問し続けている。知識欲が暴走している。


途中、何回かお土産屋で休憩をとる。車の手前にいるのが、3日間もの間爆走ドライブでサファリを駆け巡りまくったドライバー(マジで他のドライバーよりもアグレッシブだった)。名前は忘れた。聞けばこの道16年のベテランらしい。
ちなみに手前に写っているのはたまたま写真に入り込んだおばちゃんである。

さて、フィンランド夫妻はさらに別のサファリに行くということで、ここでお別れすることに。これ以上何の動物を見るのか想像ができないが。インド人御一行と俺たち日本人2人も、配車の都合で別々にナイロビに帰ることになった。英語ができない俺はかなり無口だったので「なんだこいつは」くらいには思われてたと思うが、最後はドライバー含めて皆で写真撮ったり、Facebookアカウント交換したりで、円満にお別れ。


我々に向かって「ピカプー」と連呼するこの少女が同席するバンに乗ることに。かわいすぎる…。ピカプーが何を指すのか全く分からないが、恐らく日本で言う「いないいないばあ」では無かろうかと推測した。全然違うかもしれない。

我々が乗り込んだ車だが、さっきまでの車と全然違って誰も一言も発しない。というか全員グッタリ疲れている。外国人は例外なく知識欲が爆発しているのかと思ったがそうでも無いようだ。3日間の我々のグループは、たまには「うるせーな」と思いもしたが、なんだかんだで賑やかで良かったのかもしれない。

確か15時ごろ、ナイロビ市内に到着。帰りは早かった。同乗者をそれぞれホテルへ送っていく。
ピカブー少女との別れ際にこちらから挨拶がてら「ピカブー」を繰り出してみたところ、無反応だった。まるで人が変わったようだった。


運転手が我々のホテルの場所を間違えてくれたおかげで、運良く(?)ダウンタウンを通行することができた。ダウンタウンは治安の問題で旅行者が絶対足を踏み入れてはいけない場所。マジで無茶苦茶ディープ。人も車も激込み。あんなところに黄色人種が混じったらマジで目立つ。これは車じゃないと通れない。


どうやらバスが個人で運営されているらしく(日本で言う個人タクシーみたいなものか?)、思い思いのペイントが成されている。かっこいい。

ようやく宿に戻る

ということで16時か17時ごろ、2.5日ぶり宿に戻って来た。ハッキリ言って疲れすぎた。体も服も砂まみれなので、速攻でシャワーを浴びて服を洗濯する。

2日後からはディアニビーチに行くにあたり、LCCの荷物制限にひっかかる物資をクニさんの自宅に置いておいてもらうことに。クニさんさまさますぎる。家賃3万円ほどと聞いていたが、むちゃくちゃ広いし綺麗だし眺めのいいベランダあるし、日本での水準と全然違う感があった。我々が伺った時は、彼の会社で働く新人と青年海外協力隊で働く女性2人が酒盛りをしていた。
「サファリどうでした?」と問われて不意に「疲れた」と返事した時、俺がサファリツアーに対して抱いた感情を自覚した。クニさんは爆笑していた。
彼らもディアにニーチに行くので(というか彼らが行くと聞いたので我々も行くことにしたのが正解だが)、「またディアニで会いましょう」ということでクニさん家を後にする。


クニさん家の近くに激ウマのイタリア料理屋があるというのでそこで夕飯を食う。久しぶりにちゃんとしたテーブルで食う飯はうまかったが、クニさんが「マジやべぇっす!」という程ではなかった…かな。ちなみに2人で5,000円くらいした。恐らく現地駐在員向けのレストランなんだろう。

お店はこちら。
La Salumeria Restaurant

ということで前半は以上です。後半に続く。
すでに7、8時間くらいこの記事に費やしてるのだが、このペースで体力がもつのだろうか。

ケニア旅行記シリーズ

  1. 下準備編
  2. ダイジェスト前編 ※この記事
  3. ダイジェスト中編
  4. ダイジェスト後編
  5. ダイジェストラスト編
  6. ナイロビまとめ編
  7. サファリツアーまとめ編
  8. ディアニビーチまとめ編