[動画あり] はじめてのジャズコンボ超簡易スタジオ録音、覚え書き

池袋ジャズストリートにエントリーすべく、スタジオで録音+録画を試みたので、そこらへんのメモでも。

とりあえず昨日撮った動画がこれ。

録音について「もっとこうした方がいい」みたいな点を書いておくのがこの記事の趣旨です。

はじめにバンド紹介しておきます。大学時代に一緒にエリントンやってた仲間と最近コンボをはじめました。タイジョージャズカルテット、略してTJJQと申します。できたてほやほやのコンボです。どスタンダード中心に「いわゆるジャズ」をやっていくつもりです。どうぞよろしく。

録画について

で、録画について。
ビデオカメラ(というかただのコンデジやけど…)の録音機能だとちゃんと集音できへんので、もちろん録画と録音は別系統です。

録画は俺が持ってるRICOHのCX3のビデオ機能使いました。画質は上でご確認いただいた通りです。まぁ見るに耐えないというレベルではないものの、やっぱりビデオカメラ欲しくなります。
画質に関しては、youtube標準搭載のフィルタをかけて、色を変更してます。
よもやブラウザでこんなこともできる時代になるとは…

録音について

次に録音。宅録はちょっとずつ研究してますが、スタジオ録音となるとまた全然ちゃいますね。エンジニア的なこともやったことないので完全に試行錯誤です。

コンセプトは「暇なし、手間なし」です。
録音じゃなくて練習という名目でスタジオ入っているので、各楽器にマイクたてる余裕なんてありません。のでハンディのレコーダーを駆使してなんとかします。
経験上、高音域と低音域を一つのレコーダーでしっかり拾うのは楽器の配置からしても難しいので、2つの録音をミックスすることを前提にします。

以下は、今回みたいにテナーサックス、ピアノ、ベース、ドラムのカルテットの場合。
今回は俺が持ってるTASCAMのGT-R1と、ドラムの奴が持ってるRolandのR-05の2台を利用しました。

テナーサックス

テナーはだいたいどんな録音してもちゃんと録れてしまうので、あまりケアしません。

ピアノ

ピアノは普通にしてても音量でません。なのでスタジオにあるマイクで拾ってスピーカーから出した方がいいのですが、何故か今回それをしなかったので、ピアノの真上にレコーダーを1台置きました。

ウッドベース

上の通りピアノをメインで録りにいくとベースが遠くなってしまうので、ベース用にも1台使います。ただ、もろにベーアンを狙いにいってもそれっぽい音が出ないので、ある程度オフマイクにします。

ドラム

ドラムは何をどうしてもしっかり録れてしまうのですが、逆に音量がでかすぎたり、各タイコの音量差が問題なので、逆の意味でのケアが必要です。
ピアノとベース用にすでに2台レコーダーを使ってしまっているのですが、そいつらを、ドラムを録りすぎないように調整することが必要になります。

で、たぶん一番頭が痛いのが、ウッドベースとタム+バスドラの被りです。
先述の通り、ベーアン近くで録音してもウッベのおいしい音にはならないので、ちょっとオフマイク気味に録ると、今度はタムとバスドラががっつり入り込んできます。これはイコライジングではもうどうにもなりません。
200Hzあたりふくらませても、ベースが立ってくるどころかタムが「ボゴーン!!」って音になります。困った。←今ここ。

コンボアンプは斜めに配置した方がいいかも

次回からそういうとこも解消していきたいわけですが、今回はベーアンの使い方が良くなかったです。
アンプ自体は俺の大好きなMarkBassのコンボアンプCMD 102Pで好きな音だったんです。
だったんですが、録画もせにゃならん、ということでカメラ置くのが(スタジオの配置上)ベーアンの上しかありませんでした。ということでカメラを安定させるために斜め上を向いてたアンプを、地面ベタ付きにしましたと。

これが良くなかった。

いきなり「ボワー」という音になって、「音は出てるけど何弾いてるかわからん」状態に。アンプのローをフルカットしても解決せず。
このスタジオに限って言うと、アンプは斜めが良さそうです。そうするとたぶんもっと「飛ぶ音」になるはず。

あとはレコーダー自体の位置をもっと上の方にしたら、バスドラ周りは解決しそうな気がします。
ただ、どこにもそういう場所がないのでどうしたものか…

いろいろ試して、また報告します。