googleの新機能+1が日本でも可能になったということで、このサイトでもボタンを設置しました。
招待制らしいです?自分は勝手に使えるようになってました。何でだろ。
ボタン設置方法は「何を今さら」感がありますが、このページからコード取得します。
やり方はここで説明する必要無いくらい簡単です。
SNSではなく検索ページにボタンがある意味
この+1機能は「Facebookイイねボタンのgoogle版」と見えなくもないので、googleが先陣切って打ち出した概念じゃないですね。最近はgoogleの戦略も後手にまわっちゃってる感が無いでもありません。印象として。
ただ、同じようなボタンでも、実態は全く異なると思います。
Facebookユーザーがいくら6億人だとか7億人だとか言われようが(自分は信じてないですけど)、イイねボタンはSNSという囲い込まれたフィールド内で流通する情報。対してgoogle+1は検索したユーザーが対象になりますね。そもそも流通するフィールドが異なる。
その流通に個人IDを紐づけようとしてSNS的な要素(googleプロフィール)も組み合わせて発表されてますが、そこは大して問題でないと思っています。そこを軸に置いてしまうとFacebookと土俵を同じくしてしまうので、後発のデメリットをまともにくらう。googleとしてもオイシイ戦争ではないのでは、と。
googleとしては「検索」という(恐らく現在まだ世界最大ユーザー数を誇る)サービスと連動させるという、フィールドの独自性がミソなはずで、それは単純に「Facebookユーザーよりも検索利用ユーザーの方が多い」とかいう数の理論とはまた違った視点の戦略が見えてくるはず。
今後ここら辺のテーマは深く考えてみたいと思います。
SEOと露出への影響
もちろんこの「+1」、検索結果に影響あるんですよね。このニュースあんま詳しく追ってないから知らないけど。SEOロジックは結構影響ありそうですね。
(7月1日追記)ヘルプにこんな記述があるそうです。
友だちや知人からのおすすめコンテンツは、ほとんどの場合、他人からのおすすめコンテンツよりも関連性が高くなります。・・・友だちや知人が付けた +1 は、ユーザーのクエリに対するページの関連性を Google が判断する際の有効な要素となります。
「これまで以上にコンテンツの「中身」が大事になる!」という論が出てきそうですが、それは正解の半分でしかないと思います。結局、ソーシャルの世界での露出というのは「宣教師」に頼る部分が大きいと思うからです。
要するに、多くの「+1」を得るために、そもそもその前に露出が必要になるわけなんですが、それには「宣教師」(=何千万PVあるブログで紹介されたとか、フォロアー何十万人いる人がリンク貼ったとか)の発言力に依存して、初速を得ないとどうにもならない状況になっていると思っています。
ソーシャル化の進行によって、「コンテンツさえ良ければ集客できる時代」はむしろ遠ざかっているように思えます。
ボタン一発だけでコミュニケーションってありなのか?
個人的にこれは気持ち悪いと感じる部分があります。また別稿で。
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