[Google Analytics] ユニークユーザー(UU)の期間合計と期間集計の差

相変わらず謎の多いGoogle Anlyticsのユニークユーザー(UU)ですが、「期間合計」と「期間集計」で値が異なります。このあたりはオフィシャルを参照しなくても予想できる範囲なのですが、自分もかつてハマったことがあるのでメモしておきます。

ちなみにここで言う「合計」「集計」は以下の意味で使い分けます。
例えば2月1日~2月7日の1週間を観測対象とすると、

  • 合計:1週間のUU数
  • 集計:1日ごとのUU数を7日分足し合わせたもの

ということです。
別に単位は1年とか1ヵ月でも一緒です。

オフィシャルの説明は↓の通りです。

フォーラムではこんな記事も。
月間ユニークユーザー数と日別の合計に差がありすぎる件について – ヘルプフォーラム

ここら辺をお読みになるとお分かりになるかとは思いますが、ちょっと前にクライアントに説明するための図を作ったので貼っておきます。

この差が生まれる原因は、同ユニークユーザーが複数時間単位(時間/日/週/月…)に複数回セッションすることから生まれます。要するに、あるユーザーが対象期間内で複数回アクセスすればするほど、それぞれの値の差が大きくなります(指定期間内に一人のユニークユーザーが「1回だけ」アクセスすると両者は全く同じ値になるはずです)。
自分は期間集計の方を単に「UU」、期間合計の方を「のべUU」と呼んでいます。
必ず UU <= のべUU となります。 (反例に出会ったことは今のところありません) 計測対象範囲を1年としてみると、原理上、 時間単位ののべUU >= 日単位ののべUU >= 週単位ののべUU >= 月単位ののべUU >= 1年のUU

となります。
※ただし現状GAでは、時間単位でUUは計測できません。

で、最近、UUまわりで不可解な現象を発見したので、このあたりの知識を前提として、次回はそれについて言及します。
同じはずのユニークユーザー(UU)数が集計期間で変わる謎 | imasashi.net