ユニバーサルアナリティクス(以下UA)とGA4がダブルで入ってる状態となって3ヵ月くらい経ったので、両者で計測数の差異がどんなもんか測ってみました。
結論としては、UAに比べてGA4の方が微妙に少なくカウントされます。
総PV数の差異
「UAのPVカウント数」に対する「GA4のPVカウント数」は98.17%でした。
ツールを替えるだけで2%程度は下がるということのようです。
記事ごとの差異
PV数トップ40をページをピックアップしてそれぞれ差異をとりました。そのうち1ページはトップページで、記事ページが39件です。なお、この40ページでPV総数の66%くらいを占めます。
具体的には以下の数字をとりました。
- UA: 行動 > サイト コンテンツ > すべてのページ > ページビュー数
- GA4: エンゲージメント > ページとスクリーン > 表示回数
結果はこうなりました。
まぁ予想通り1:1に分布。一部、GA4によるカウント数を下げにかかってる因子(y=xに対しちょっと下方向にズレている)がいます。
なお記事の具体PV数は非公開です。少なくて恥ずかしいからです。
かさばりますが、40ページごとの比率をはこうなりました。
ページ | GA4/UA |
---|---|
記事1 | 98.91% |
記事2 | 99.07% |
記事3 | 98.54% |
記事4 | 100.70% |
記事5 | 99.62% |
記事6 | 99.73% |
記事7 | 99.53% |
トップページ | 92.11% ★ |
記事8 | 97.44% |
記事9 | 98.48% |
記事10 | 99.10% |
記事11 | 99.30% |
記事12 | 98.82% |
記事13 | 102.45% |
記事14 | 98.93% |
記事15 | 98.66% |
記事16 | 97.08% |
記事17 | 98.79% |
記事18 | 99.66% |
記事19 | 99.30% |
記事20 | 97.15% |
記事21 | 99.57% |
記事22 | 100.45% |
記事23 | 97.16% |
記事24 | 100.49% |
記事25 | 92.06% ★ |
記事26 | 98.49% |
記事27 | 96.95% |
記事28 | 95.85% |
記事29 | 89.55% ★ |
記事30 | 97.25% |
記事31 | 98.28% |
記事32 | 98.18% |
記事33 | 96.34% |
記事34 | 90.12% ★ |
記事35 | 100.00% |
記事36 | 96.73% |
記事37 | 91.30% ★ |
記事38 | 101.38% |
記事39 | 100.00% |
だいたいが全体傾向の98%前後に張り付きつつ、一部に100%超え(GA4の方がPV数が多い)のものもあります。理由はよく分かりません。
一部に、傾向から大きく逸脱しているページがあります。上表で★をつけたものです。
そのうちのひとつはトップページです。
ちょっと考えましたがトップページだけが大きく数を損ねる理由もよく分かりませんので、何かGA4でカウントルールが変わったんだな、くらいに解釈する以外ありません。
GA4で大きくPV数が下がる記事の傾向
GA4で大きくPV数を下げたページのうち、トップページ以外の記事(上表で言う記事25,29,34,37)には共通する特徴があります。それは「ゲーム音楽の楽譜」記事だということです。
これらの記事には楽譜の画像やPDFファイルをアップしているのですが、Googleの画像検索による訪問者が多いという事実は前から知っていました。
一方で他の記事にはそういう傾向はありませんので、GA4でのカウント数に影響している要員はたぶんこれだと思います。
UAでは画像検索経由の画像のみ表示をPVカウントしていたのが、GA4ではそれをやめた。恐らくこういう事かもしれません。
結論
まぁそんな事よりそもそも全PV数が全盛期の1/3くらいになっている事の方が深刻です。ブログはほんとにオワコン感が出ています。
※データ集計期間: 2022年8月1日〜10月31日
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