さっきクリアしましたが、まだストーリーの理解が追いついていません。
里見直氏のプロットがすげぇとは罪の感想記事で散々書きましたが、罰やったら余計にすごいことになっていました。
ペルソナ2罰がただ「罪の未解決点に解答を与えるためのストーリー」というものではなく「罪のストーリーに再解釈を与えるもの」という、なんだか想像の遥か上を行きすぎていてどう解釈したらいいのかもまださっぱり分かりません。
- 罪EDでの天野舞耶の死を回避するために、高校性4人が罪世界の出来事をリセットする決断をする(このことをinnocent sinと呼ぶ?)―その結果生まれたパラレルワールドが罰世界であり
- 4人のうち、主人公の周防達哉だけがリセットを拒んでしまったために、罪世界の意識を持ったまま罰世界にやってきてしまった(=「特異点」化)。
- その結果、罪世界と罰世界の境界があやふやになってしまい、次第に同化してしまうことに。罰世界の崩壊
- それを阻止するために、罰EDで(罪世界の)達哉は元の罪世界へ帰る
- これで罰世界は崩壊を阻止することができました。
っていうのが罰の基本プロットだとして。
腑に落ちないのが、
- 罰世界では栄吉とリサに記憶を戻す機会があるのに(プレイヤー選択次第)、淳にはその機会が無いこと。罪世界の視点からすると、淳を別扱いにする理由が思い当たらない。罪での設定が絡んでいるはず。
- 罰のサブタイトル”eternal punishment”が意味深。上のプロットで「丸く収まりましたね」ならeternalではない。
- 達哉は罪世界に帰ってから何をするのか。それとも罰世界からいなくなること自体が「忘れる」行為を代弁するのか。
- その場合、ニャルラトホテプを倒す動機は何か。罰世界を存続させるためには、達哉が帰るだけではだめで、ニャルラトホテプの退治をしなくてはならなかったのか。だとしたら、罪EDで達哉がリセットに「失敗した」のは、結果的に正解だったということになる。
- そもそも罪世界で、なんで舞耶は死ななければならなかったのか。
まさかクロノクロス以上に難解なRPGとは思いませんでした。さすが里見氏です…
で、諸々考察を進めてくれている方がいらっしゃいました。
まだチラ見レベルですが、「(罪世界)の淳と舞耶は共存できない」なんてブッ飛んだ解釈も出てきており、これはワクワクしますね。
また時間をとって読んでみたいと思います。
プレイ記録
プレイ期間
2013年4月7日~5月5日早朝
クリア時データ
プレイ時間:35時間くらい
レベル:70前後
