40代前半にして骨粗鬆症と付き合う事になった

1ヵ月以内

40代前半にして、骨粗鬆症と診断されました。

もうちょい正確に言うと、恐らく以前から骨密度はかなり低い部類の人間だったんでしょうが、この歳になって始めてちゃんと検査したら骨粗鬆症と断定できるレベルである事が露見しました。

これまでの人生、持病も無く、食べても全く太らない体質に恵まれ、健康診断はだいたいがA判定。ガチで生きたいように生きて来ました。生まれて初めて「意識的に生活習慣を改める必要」を突きつけられると、うーん、まぁ、それなりにショックです。

診断結果

健康診断のオプション(QUS検査)で骨密度を図ったら「結構低いかも」と判定が出てから3年放置。ようやく重い腰を上げ専門医にかかりDXA(デキサ)検査をしたところ、以下の結果が判明しました。

  • 腰椎の骨密度 = 若年成人比較 74%
  • 股関節の骨密度 = 若年成人比較 64%

70%を切ると骨粗鬆症と判定され、上記の通り股関節が該当します。とはいえ腰椎も低い事実も見過ごせません。

思い当たるフシ

高校生までは牛乳をアホほど飲んでいたのと水泳をやっていたので、骨には勝手な自信を持っていましたが、それが打ち砕かれました。改めて成人してからの半生を振り返ると、逆に思い当たるフシがありまくりです。

骨を形成する要素は大きく以下の2種類があるようです。

  • カルシウムの接種
  • 骨に衝撃を与える(事によって強い骨が形成される)

自分の半生を振り返り、上記にポジティブに作用する要素がほとんど見当たりません。

  • 極度の痩せ型である(BMI=16) → 日常生活における骨への衝撃が弱く、強い骨が形成されづらい
  • 20年以上全くと言っていいほど運動をしない → 当然、運動をする人に比べて骨への衝撃は少ない
  • そーっと歩く癖がついている → マンションの下の住人への配慮をするあまり、ほとんど足音を立てないように歩く癖がついている
  • ほとんど毎日、朝食抜き、昼はコンビニ → カルシウムやビタミンDの摂取量がずっと少なかった事が予想される
  • 煙草を吸う → 骨密度との関係はよく分からんが悪いのだとのこと
  • かなりのインドア派で日光を浴びない → カルシウムの吸収を促進するビタミンDの産生時間が累積的に少ない

「日光を浴びるのが良い」なんて都市伝説やろと思ってたのですが、改めてお医者さんの話しを聞いたり情報収集しているとあらゆる文献に書いてあるので、とうとう信じるようになりました。

今後の人生において

基本的に骨密度は上がる事は無く、加齢により低下するしかないようです。そのため、自分の骨密度が異常に低い事を受け入れた上で、いかに骨密度の低下スピードを遅延させるかしか戦術が存在しないようです。
仮に今の骨密度をずーっと維持できたとて、80歳時点でようやく正常範囲になるというのが今の私の骨密度。あまりのスケール感に絶望的にもなりかねますが…まぁ頑張るしかありません。

ということで、「死ぬまで妻と海外旅行を続ける」が人生の目標である私にとって、かなり大きな枷を背負ったような気がします。数十年かけてなんとかします。

生活習慣の見直し

効果があるか良く分かりませんが、以下の習慣を生活に取り入れます。

01. 毎日トランポリン

偶然にも、健康オタクの妻が導入していた「自宅でできるトランポリン」が存在します。これを毎日やります。仕事のカレンダーにも毎日タスクとして登録しました。

02. 飲料水をコントレックスに変更

同じく、健康オタクの妻が飲んでいるコントレックスの成分表を見るとやたらカルシウムが高いっぽいので、これを飲料水にします。おいしくないけど。

100mlあたりのカルシウム含有量

  • いろはす = 0.72mg
  • コントレックス = 46.8mg

その差なんと65倍だそうで、少し笑えます。

03. 土日に30分散歩、かつズンズン歩く

日光にあたることでビタミンDを得ます。
加えて、とにかく骨への衝撃を与えるために踵に重力をかける事でズンズンというか、のしのしというか、ずんずんというか、とにかく歩く事をやります。

一旦以上から始めてみます。
ガチで1年続けて、1年後のDXA検査でどうなってるか、見てみたいところです。

薬物治療の開始

スコアが低すぎてお医者さんから薬物治療の可能性もアドバイス頂いており、まず血液検査を行いました。
結果としては、カルシウムも低いんだが、それ以上にビタミンKとビタミンDの不足が目立つという事でした。

ということで2024年4月中旬より、「エルデカルシトール」「メナテトレノン」という2つの薬を毎日飲む事に。

半年後に経緯を見てみるようです。

気長に頑張ります。