またやりました。全身麻酔。10年前に自然気胸の治療で1度やって人生二度目。
どんな病気?
こちらから引用すると…
埋伏歯の歯冠を含んで形成される嚢胞で、歯の元である歯胚というものを包んでいる袋状の上皮から生じます。
ほとんど無症状で骨を溶かしながら大きくなります。大きくなるにつれて顎骨の無痛性膨隆や、骨の一番外側の皮質骨が吸収されて、骨が紙のようにペコペコと感じたり(羊皮紙様感)します。
よくわかりませんが、自分の場合は
- 真横に生えている親知らず(左)の下に、膿が溜まっている
- それが大きくなると、顎を通っている神経を圧迫する
- 今すぐどう、てことではないが、いずれ取る必要があるので、手術しましょう
- 神経に近いので、(部分麻酔より)全身麻酔のほうがよい
とのことでした。
あんまり放置してると、痛みとともに、歯の付け根から汁みたいなのが出てくるみたいです。
あと膿がでっかくなると、前後の歯の根元まで被ってしまい、その歯の神経を殺してしまうみたいです。その場合はさらに大変なことになるみたいです。
発見の経緯
前かかってた歯医者ではスルーだったんですが、転職に伴いかかりつけの歯医者を変えたところ、レントゲン一発で指摘されました。
自覚症状が無いうちに指摘されてよかったです。手遅れやったらもっと大変なことになってたかもしれんです。
お医者さんも人間…とはいえ、単一のお医者さんにかかり続けることもひとつリスクなんですね…
ということで、昭和大学歯科病院に入院が決定しました。
家から電車1本でいけるので、非常に便がよいです。
入院と手術
こんな手順でした。
事前
入院と手術のオリエンを受けに、一回伺います。
あと血液検査とか、心電図見たり(?)とか、事前の検査をします。
入院1日目
体はピンピンなのですが、朝から病院でパジャマです。何か変な感じです。
飯も食いまくりましたし、煙草も吸ってしまいました(本当はアカンらしいです)。
この日は、執刀医さんや、麻酔担当の方や、看護師さんからかわるがわる説明を受けます。
何か全然情報共有がされてないみたいで、何度も同じこと聞かれたんですが、これどうにかならんのですかね。
本読んだり、仕事のメールチェックしたりして、9時消灯。早すぎるわ。
就寝。
入院2日目:手術
6時起床。眠すぎて2度寝をする。
8時半くらいを目処に手術準備をします。
手術着に着替えるのと、エコノミー症候群を防ぐためのキツめのストッキングをはいたり、専用のパンツに履き替えます。
9時くらいにお呼ばれして、手術台に乗る。
腕に注射打たれたり、胸に機械みたいなの貼り付けられたりして、体を弄ばれまくります。
で、麻酔の吸引器をセットされて、意識が無くなっていく…と。
で、気付いたら病室。11時半ごろ。
相変わらず、覚醒後が地獄です。
10年前は1日中の吐き気に苦しめられしたが、今回はひたすら痰と喉の痛みの格闘でした。
どうやら覚醒後2時間は体位を変えてはいけないらしく、腰も痛いのに寝返り打てないしで、しんどかった…
(痩せすぎで肉が無いからか、硬いベッドの上で仰向けになり続けると、背中がめっちゃ痛くなる体質です)
13時半になったのを合図に「よっしゃ」とばかりに寝返りをうって腰の痛みに対応します。
点滴の薬が効いてきたのか、その後は落ち着いてました。「顔は腫れますよ」と聞いていたので、iPhoneで自分の顔を撮影するまでの余裕っぷり。下顎が両側にボコーンと腫れていて、大きめの飴玉を入れているようです。「俺なんだけど、別人」みたいな変な顔になってました。
とりあえずあまりに憎たらしい顔が撮れたんで満足しました。
とはいえ、その日は体調もずっとだるくて持ち込んだPSPも読書も長続きしない。
ということでガーガー寝まくってたら夜に全く眠れなくなりました…多分朝4時くらいまで起きてたんちゃうかな。
面会室にあったデニスロッドマンの自伝とか読み始める始末でした。
入院3日目
退院しましたw
「経過順調だし、もういいよね」くらいの、俺の意思は全く無関係な感じで決まったようです。
俺もできるだけ早く退院したかったからいいんですが…なんかもうちょっとコミュニケーションとろうよ…という気にさすがになりました。
ということで、お昼にはもう家に居た、と。
入院が実質2日間だったです。
退院後:自宅安静
今退院後3日目くらいですが、体は正直しんどいです。
顔は相変わらずボコボコだし、熱出てきたし、一番きついのが、飯がまともに食えません。
口が普段の3割くらいしか開かないし、顎が常に痛いので、痛み止め飲まないとベッドの上でうだうだするしかできないです。
術後10日目
抜糸をしました。
余計に口が開くようになったので、あくびしたり大笑いすると痛いです。
術後13日目
ほとんど痛みは感じなくなりました。
さっき牛丼食べてきましたが、痛かったのをすっかり忘れてたくらい。