ベースラインがかっこいい曲を貼っていくエントリー[ゲーム音楽編]

「ベースがかっこいい」という視点で選んだら、「心から好きな曲」とは全然違うラインナップになっててアラ不思議。これはどういうことだ。
結果、旧スクウェアばっかりになってしまったので、思いついたらまた変えるかも。

聖剣伝説2 / 子午線の祀り

とりあえず鉄板から入ります。
ゲームにおけるラスボスというのは、解決すべき最終課題であると同時に「ゲーム上の終わり」を意味するわけで、プレイヤーという立場の気持ちとして言えば、どうしてもハイテンションさと虚無感がないまぜになるわけです。俺だけかな。
そういう雰囲気を、この曲からはすごく感じます。感じさせてくれます。

で、無理やりベースの構造的な話をすると、リフでまわして→歌い上げる、っていうパターンが前半後半にそれぞれあって、すごく効果的だなぁ思います。上で言うテンションを溜める部分と虚無的に歌うパートが同居してるように感じませんか。俺だけかな。
わりとメロディパート顔負けの存在感を放ってる思ってます。それがいいことか悪いことかは置いておいて、ベーシストゲーマーにはかなりおいしい曲じゃないかと。

そんなわけで、この曲は数あるラスボス曲の中でもトップクラスに「らしい」曲だと思いますね。

リッジレーサー4 / One More Win

これはもうゲーム音楽と言っていいのかわからんけど、反則的なかっこ良さです。
半年くらいこの曲を練習してるけど、この雰囲気をなかなか再現できません。譜面では表現できないオーラが出てます。打ち込みやけど。

Aメロ(?)的なところでは、ベースと右チャンから聴こえるキーボードのリズムがわりとユニゾンしてるわけですが、16分のウラウラがやたら前のめりに聴こえます。本当にそう打ち込んでるのかは分かりませんが、そのおかげですごくスピード感が出てるなぁと。
まさにレースゲームらしいリズムだと思います。

ごきんじょ冒険隊 / 通常戦闘

サムネイルで避けてはいけません。ウルトラ名曲です。
ベース的にはただウォーキングしているだけなんですが、ゲームでここまでスイング曲を全面に出すのも珍しいということで。だってこれ通常戦闘ですよ。

ミスティックアークやワンダープロジェクトJなどでも作曲された森彰彦さんの仕事ですが、この人は本当に名作曲家です。大天才です。ゲームによって全く違う作風を使い分け、それぞれに名曲を残しています。

SFCまでのRPG音楽というと、ドラクエ系のクラシックかFF系のロックか、みたいなところがあってだいたいどっちかに分けられるんですが、森さんはなんというか、ジャンルに対してものすごく柔軟な方だと思います。幅広い音楽を知ってるんだなぁと関心します。
僕はこの方の音色のチョイスがすごい好きなんですが、それもジャンルを広く知っているからなんでしょう。

臨機応変な対応力がすごすぎて、かえって作家性を損なうくらいに仕事人です。
よく「○○節」とか言われますけど、ゲーム音楽というジャンルにおいては俺はそういうの要らないと思います。森さんはまさに「ザ・ゲーム音楽作曲家」という感じです。

33歳でお亡くなりになられました。合掌。

ファイナルファンタジー5 / 決戦

これ、曲の半分くらいベース無いんですが。
FF4~6の曲はたいがいベースラインがおかしいです(あと、ドラムが恐ろしくテキトーです)。
中でもこの曲は1:29あたりから始まるサビ(?)の部分がなぜかやたらツボで、堂々のエントリーとなりました。

ライブアライブ / 在中国的戦闘

とりたてて際立ったなラインでもないと思うんですが、これもなんかやたらツボなんだよなぁ。

聖剣伝説3 / Can you fly sister?

また聖剣が来てしまった。菊田さんの中では一番好きな曲かも。
0:16~0:28あたりで、ベースがコード感をガン無視して出しゃばってくる感じがかなり無重力感を放ってて、「空飛んでる時の曲」としてすごいふさわしいんだと思います。
高校生の頃はアホみたいに聴いてました。