UNFRAME EXHIBITION 004行ってきた@中目黒PANOF N STUDIO

去年も行ったUNFRAME展に行ってきました。
元同僚でalumican.netやってる奥田というどうしようもない奴と、その周りのデザイナー仲間の皆さんがプライベートワークを持ち寄る合同展示会です。

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入口から入ると早速奥田の作品がお出迎えしてくれました。そばに本人も存在。1年ぶりの再会で、極めて身も蓋もない話をする。

右のウォンウオン光ってる展示は去年もあったやつで、その時に原理を聞いたのですが、さっぱり忘れてしまいました。
1年間どこに置いていたのか聞くと、自宅にずっと置いていたとのこと。どうでもいいですが、彼は三角形の部屋に住んでいます。

左のがおニュウの展示で、プロジェクタからの光を遮ると、その遮った箇所が(陰になるのではなく)別の映像になるという摩訶不思議体験。こいつも原理は聞きましたが、よく思いつくなぁそんなことというレベル。

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これは人を検知するとポリゴンで描写してくれるという展示。たしかキネクト使ってたと思います。
ミソは二人分以上のポリゴンが重なるとアメーバみたいにぐにゃぐにゃくっつくところなのですが、写真は全然その肝心なところを捉えておりませんでした。

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今回感心したのは、AI×AIと冠されたこの展示。「AIは愛を理解できるのか」というテーマらしく、ひたすらmacが映画をモリモリ分析してるのをリアルタイムに分析しているのを流すという。私が見た時の映画はLEONでした。

写真だとわかりづらいですが(というか絶対分からないのですが)、5秒おきくらいにスクリーンショットを取得し、その場面の様子を言語化するということをやってます。おもしろいのが、まだ学習したてなのでひたすら無機質な画像分析に留まっているところです。「テーブルにグラス。窓と男。~~~」みたいな。いやこれだけやるでもすごいもんですが。要するに情緒的な描写はまだこいつにはできない。ただ、それが「AI」というキーワードとセットで眺めることによって、「詳しいことは知らんが、こいつはそのうちのもっと感情に訴える描写をし始めるだろう」という未来が予想できたりしちゃいます。

で、制作者の方が「私はAIの専門家でもなんでもないのですが」と前置きつつ、「映画の情報を学習し、もう一歩進んでそれを見た観客の反応をも学習したら、AIは人が楽しんだり悲しんだりする描写ロジックを理解する。そうすると最も感動する映画はAIが作れるようになるかもしれない。その時、AIは果たして愛を理解したと言えるのだろうか」というようなことを仰っておりました。
それを愛と呼ぶかどうかは置いといて、映画だけじゃなく客の反応を学習させるという発想はさすがだなぁと思いました。

他には、月の満ち欠けをシミュレーションして球状のオブジェクトに投射する展示や、アイトラッキングでシューティングゲームをさせる展示などがありました。

いやーこういうの見ると自分も何か作りたくなるもんですね。と思って2年以上ほったらかしのProcessingの本を取り出そうとしたところで、「今からやっても彼らに勝てるわけないがな」と思ってやっぱやめました。こういうところがアカンのだと思います。