真・三国無双6おもろかったけど、このシリーズはもうやらんかなという感想。

三国無双は2、3、4とやりました。で、5でキャラクターデザインが一新しすぎて「ええー」と思って以来やってなかったのですが、最近になってふと6を買ってみた。

もうこのシリーズも「今更なにすんねん」状態で、大学時代に2やって「オモロー!」と思って以来10年くらい全く同じことを繰り返しているわけやけども、結論から言うとこの「6」はおもろかった。やってよかった。

ストーリーモード

恒例のストーリーモードはかなり史実に近づいた描写に。ステージごとにキャラ固定。ちゃんとキャラが要所要所で死ぬ。逆に言うと、前作までではできた「関羽でご五丈原を戦う」みたいなめちゃくちゃなことが出来なくなったわけだけども、その分キャラに感情移入しやすくなった。曹操とか劉備が死ぬムービーはちょっとうるっときた。
ただ、プレイアブルキャラの中でも主要キャラとサブキャラの差がはっきり出過ぎたという難点はある。ストーリーモードで出てこないキャラはクロニクルモード(前作までで言うフリーモードみたいなもん)で追加していかないといけない。
ここらへんは好みかなぁ。俺はこっちの方が良かったです。モード毎の特長がはっきりでたと思う。

で、なんと言っても晋ストーリーの追加がデカいです。めちゃめちゃ良かった。
正直、プレイ中は盛り上がりませんでした。主要キャラがほとんど死んで「誰やねんこいつ」みたいな敵とドンパチやり続けることになるので、ほとんど作業です。
が、かつての英雄が居なくなった後の「消化試合」感と、結局最後には(魏蜀呉があんなに頑張ったのに)司馬一族が丸飲みしてしまう、という寂寥感までひっくるめて「三国志」というストーリーだと思っているので、ようやく「終わった」感がありました。
まぁここも好みかとは思います。

システム

システム面では、武器の「印」システムとか、無双乱舞がゲージ使いきりになったりとか、細々とした改変がありますが個人的には「どっちでもいい」て感じです。
無双シリーズの基本的なおもしろさはちゃんと押さえられていて、これくらいのマイナーアップデートは特に全体の印象を左右しません。

キャラデザ

慣れるか不安だった新しいキャラデザは数時間やると全く違和感なくなりました。というか今では昔のデザインの方が違和感ありまくりです。
夏侯惇がオールバックやめたのが気がかりでしょうがなかったのですが、なかなかどうして今のヘアースタイルも素敵です。未だに甘寧だけは昔の方が良かったような気がしています。

グラフィック

グラフィックのことは何も評価できないです。というのも自宅のテレビが未だにブラウン管だからです。ネット上のキャプチャ見ると超高精細な画像の惚れ惚れしますが、俺自身は全くその恩恵にあずかっていません。というか文字がにじんでかなり読みづらいです。もちろんこのことについてコーエーに全くの非がありません。

唯一難点だった演出

性能が上がりすぎたためか、イベントシーンと戦闘シーンの描写にほとんど差がなくなりました。前作までのバカバカしい誇張演出+セリフまわしに、あまりスペシャル感が無くなった気がする。前作までは日常界隈に織り交ぜたい名セリフがいっぱいあったような気がするけど、今回はあんまり覚えてないです。
セリフライティング自体が大人しくなったような気がする。

シリーズ完結感あり

シリーズやるの4作目ですが、なんだか今までで一番良かった気がしました。
だからこそかもやけど、次はよっぽど新しい要素が追加されないと買わへん気がします。
もしかしたら三国無双はもう俺の中で終わったかも感がして、ちょっと寂しいです。