オズフェス(ozzfest)2013の1日目に行って来たぞ!!感想!!

「オズフェスにslipknotとももクロが出るらしいぞ!」
「おおまじで!?…ん?ももクロ?」

ということでオズフェス行ってきましたので、レポっぽいものでも書いてみます。

slipknotはブランキーの次に大好きにバンドで、要するにこの世で2番目に好きなバンドです。なのにまだライブ見たことなかったです。
ももクロは大学からの友人で大食いのドラマーであるフクイ氏がここ半年くらいその話しかしないので、ここでひとつ見ておこうと。怪盗少女っていう曲だけは知っててわりと好きです。

俺としてはその2つが見れれば1日かける意義があるので、フクイ氏が勝手にチケットをとってくれたのをいいことに仕事にかまけて情報収集ゼロ。
で、当日朝になって初めてタイムテーブルを見たら、ハイスタ難波さんのバンドとかホルモンとかスラッシュも出るらしいと、いきなりテンションが7倍くらいになりました。

ということで幕張メッセに来ました。
この時点で予定の1時間遅刻しています。1週間あんま寝てなかったから勘弁して…

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とりあえず撮っておく図。

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会場の様子。
一昨年に東京ゲームショウに来たときも同じような絵を撮りましたね。
雨だったこともあって湿気がえらいこととになってます。

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こんなコーナーがありました。要するにカラオケです。
10人くらい客がヘドバンしててとても笑えました。

オズフェスの特筆すべきポイントはその客層にあります。超ロンゲの男性、全身刺青だらけ、ダイムバックダレルばりのヒゲ、slipknotのコスプレさん…「あなた平日は何してはるんですか」みたいな人だらけです。みんなテンションが超高いです。
そしてその半数以上が黒のメタルTシャツです。
ピンクのパーカーを着てた俺はものすごいにわか臭が出てました。来年は気をつけます。

で、すでに難波さんが始まっていたので、勇んでライブ会場入りをしようとしたところでトラブル発生です。

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リュックサック持込不可でした。

ということでぐるーっと迂回してクロークに預けないといけないといけません。1000円かかります。中身は着替えのTシャツが1枚だけです。極めてアホらしいです。でもルールには従わねばなりません。なぜかショルダーバックはOKなので、これは来年に活かすべきトピックかと思われます。

で、2階のクローク行ってたら、うっすらと聴こえるんですねぇ…
難波さんの「STAY GOLD!」って声が。

ええええええええええええええええ!!!

この曲好きすぎて歌詞全部暗記してるっちゅうねん!!!
壁を通して会場の盛り上がりが伝わってくる!!
そして荷物の預かり所が一番奥!!!!

とても間に合う距離じゃないし、というかこの曲2分くらいで終わるし…素直に諦めて壁越しで楽しみました。これは高くつきました…

手ぶらになったとこであとはライブ会場にほぼずっといました。
屋内フェスは移動距離が短くてほんといいですね。RADIO CRAZY然り。

見たバンド

GALNERYUS

全然知りませんでした。バンド名の読み方は未だに分かりません。
ひたすら泣きのメロディに、上手すぎる歌唱力。
最後の曲が10分くらいありました。

MAN WITH A MISSION

このバンドも名前すら知りませんでしたが、かっこよかった!予想外の掘り出し物です。狼の被り物とハードロックサウンドにDJがいるというslipknotを意識させるスタイルです。
ニルヴァーナの”smells like teen spirit”のカバーやってました。選曲として最高にズルいけど、やっぱ盛り上がるわーこれ。そんでslipknotのDJシドのサプライズゲストがありと、すごく楽しませてもらいました。

普段ハードロックは特定のバンドしか聴かないからかも、ですが、こういうサウンドの上に歌心あるメロディが乗っかるスタイルがすごい好きなので、音源探して聴いてみようと思います。

DEFTONES

休憩のつもりがステージ端で寝てました…
バスドラの音がやたらでかかったのは覚えています。

ももいろクローバーZ

ライブ開始前からなんだか変な熱気が。

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テンションがあがりすぎたフクイ氏(画像加工無し)

“怪盗少女”って曲だけはすごい好きなので(というか他の曲を全く知らない)、それだけでも聴きたい!と思ってたらバッチリ2曲目でやってくれました。良かった。
この人たちのライブは本人よりも周りの客を見てる方が楽しいですw

いわゆるアイドルのライブを見たのは初めてですが、「客とのコミュニケーションが計算されている」という凄さを実感しました。客での定形化した煽り(?)が、自然発生なのか仕組まれたものなのかは分かりませんが、曲にもMCにも「突っ込みどころ」が用意されているというのはある意味プロデューサーもしくはアレンジャーの手腕だろうと。そしてその役目をしっかりと果たす10代の女の子。なんかいろいろと凄すぎます。
普段行くロックやジャズのライブとは全く違う力学に、なかなか関心させられるものがありました。こういうのもおもろいですね。

確実にどアウェーな現場ってのは本人たちにも分かってただろうし、ものすごい重圧があったかと思います。本当のメタルとかハードロックファンにどう映ったかは知りませんが、自分より10歳以上若いのに、よく歌いきったと思います。本当に。

マキシマムザホルモン

バンド名と変な曲名はちょっと知ってるけど、曲聴くのは初めて。
てっきりキワモノバンドかと思ってたんですが、しっかり音楽やってる姿に感動を覚えました。まじでかっこいい!そしてドラムのおねーさんがすごい素敵なMCでした。出産されたということですが、「ええママになる感」が果てしないです。
一気に印象良くなりました。これも音源聴いてみよう。

このバンドですごい感じたのが、客の一体感。ほんとすごいです。愛されているのが伝わります。
そして(大変失礼ではありますが)イメージと違ってメンバーの音楽に対するすごくひたむきな姿勢。こちとらもバンドマンなので、演奏見たら分かる。で、ボーカルの人が言ってた、ozzfestに出演することの誇りと、次へ続くスラッシュとslipknotへの敬意。

そういう音楽じゃないのに、なぜか感激してしまいました。
俺ほんとうにこういう言葉が大嫌いなんですが、「音楽は皆を一つにする」っていうのを感じてしまって、少し涙が出ました。

SLASH

まさかと思いましたがやりましたねぇ。ガンズの曲。
slipknot用に体力温存しようと思ってたのに、”NIGHTRAIN”が聴こえてきたのでフロントに戻ってきてしまいました。おかげでslipknot始まる前から足がガクガクです。何の修行ですか。
ガンズの曲は5曲くらいやったかな?個人的には”jungle”を聴きたかったですが、さすがにそれは節操無さ過ぎるのでしょうか。ただラストは”Paradise City”でした。基準はどこにあるのでしょうか。

大学に比べてBURRN!誌も読まなくなったのでスラッシュを見るのはメディア含めて数年ぶりですが、お腹が随分でてました。
顔は昔からほとんど見えないスタイルを貫いているので変化がありません。
てか、スラッシュってあんなに弾き倒す系のギタリストでしたっけ?それよりもフレーズで勝負する人だったような。ライトハンド使わないスタイルはすごく評価できますが、全曲で早弾きしまくって「ふぅ満足」な感じだったので、聴く側はガンズの曲を挟まないと結構きつかったような。俺だけですかね。

ベースの人が何曲かボーカルとってましたが、メインボーカルの人より声が高くてユニコーン状態。

slipknot

いよいよ人生の夢のうちの一つが叶います。
もちろん最前線で見ないといけません。ということでSLASHが演ってる間にぐいぐい前へ移動しときました。

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スクリーンにロゴが出ただけで恐ろしい盛り上がり。
俺も柄にもなく「うおおおおおおお!!!」って言っときました。

ライブが始まった後の細かいことはもう覚えてないのですが、とにかく最高だったことだけは覚えています。

まぁ、コリィの声が出てないとか、ミックのギターの音が小さいとか、ベースはステージに居ないとか、クラウンはやる気あるのかとか、突っ込みどころがあるのは認めます。が、初めてslipknotを見れた!という感激と、周りの客含めて”聴く”と言うより”体感する”スタンスも混ざったりで、終わった後の「最高だったー!」感が果てしないです。こんなに汗かいたのは10年ぶりじゃないでしょうか。

選曲はもうベストアルバムです、という感じ。1st~4thまでの代表曲は全部やったでしょ。はっきりとは覚えてないですけど。

最初の数曲で体力を使い果たしてしまい、気付いたら中列くらいに後退していました。左側の中列くらいではモッシュエリアが発生して、それを見るのも超おもしろかったですよ。あれ、みんなで自然発生的に円形の空洞を作って、サビの頭でドーン!とモッシュが始まるんですが、会話する余裕なんてないのになんで意志疎通できるんですかね。ほんとおもろいです。

で、アンコールの”people=shit”で頭の中の何かがブチーンて切れたようで、気付いたらまた最前線に復帰してました。ダイブする連中の頭やら足やらが顔にボコンボコンと当たるんですが、なんかもうどうでもいいですそういうのが。

こんなにはしゃいだのは大学の時に見に行ったROSSO以来かも。
10年前ですが。

頭振りすぎて、1日たった今でも首がもげそうです。

“spit it out”の大ジャンプに参加できたことは、間違いなく俺の個人史の1ページに刻まれました。

終演後。

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後半は裏の垂れ幕がポールのナンバー「2」に。
欲を言えば、ポールがいる間に1回見たかった。

お疲れさまでした

クロークへの導線と駅への導線が同一になっていて、どえらい混雑模様です。
この導線は果たして正しいのでしょうか。建築学出身ですがよく分かりません。

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ということで大満足のオズフェス、来年も行きたいです。

  • リュックは持っていかない
  • クロックスだと足が死ぬ

ということに注意したいと思います。

ほんと良かった!!