鮫洲で違反者講習を受けてきた

限りある資産である有給休暇を一日使って、東京は鮫洲にある運転免許試験場に行ってきました。

違反者講習を受けるためです。

さすがは違反者と名のつく者たちが集う場所だけあって、もろヤンキーから、どこかの大学教授を思わせる知的な銀髪のおじいさん、明らかにカタギでない腕に入れ墨ありの金髪オールバックのムキムキなサングラスおっさんなど、明らかに猛者たちのオールスターといった感じでした。俺も負けてはいられないぞとばかりにしっかりと腕を組み、口を真一文字に結び、ふんぞりかえって席に座っておりました。

ところで、講習を受けるにはお金を払わねばいけません。
そして、15000円コースと10000円コースがあります。
両者とも3時間の講義までは同じなのですが、残りの3時間で差がでます。前者は運転教習ですが、後者は交通安全補助活動です。
交通安全補助活動とは、タスキを肩にかけ旗を振りまくって交差点で通行人の円滑な道路横断を支援したり、「交通安全」と書かれたティッシュを配ったりするという、よく小学校の帰りとかにPTAのおばさんたちがやっていた活動のことです。

迷わず後者を選びました。節約のためです。

まるで罰ゲームのようなシチュエーションに自分で笑えたのですが、それよりも、上記刺青のサングラスおっさんが通行人にティッシュ配っている絵が凄すぎました。まさにプライスレスな体験をしたと言えるでしょう。殺されたくなかったので写真を撮れなかったのが心残りです。

これで晴れて免許復活を実現しました。もう怖いものはありません。