学生時代にジャコの”Donna Lee”のテーマを練習しまして、指板上で押さえる場所は覚えているのですが、ただそれだけで、コードを全然意識できていません。これではジャズ的にあまり意味がないですし、ビバップのソロに応用も効かないな、とふと思いまして、ちゃんとコードを意識して弾けるように練習することにします。
目次
指板上でコードを意識する
「コードを意識して弾ける」とは、私にとっては以下を意味します。
- コードのルート音の指板上の場所を意識できている
- その上で、弾いている音の音価(ディグリー)を意識できている
- 上記をリアルタイムで追えている
図で表現すると、指板上で以下のような地図をリアルタイムにイメージできている、という状態です。


地図は広いほどいいのですが、私がパッとノータイムで意識できるのはこんなものです。ハンターハンターで言う円の広さみたいな概念でしょうか。この地図を広げる事は明確な課題です。
で、どんなフレーズを弾いていても、今弾いているコードの3弦もしくは4弦のルートの位置を「見れている」事が一番重要です。「なんとなく」覚えているDonna Leeを、この地図の上で再解釈すればビバップのお作法の理解が進むのではないか、という考えです。
Donna Leeコード進行とテーマ

Donna Leeのコード進行には諸説ありますが、本稿では上記のコード進行に則ります。
次に、テーマのベースTAB譜です。

注意点として、まずジャコ本人の運指と異なります。そしてどう考えても効率的な運指になっていません。私にとってコードのルート音を意識しやすい運指であることを優先した採譜となっているからです。その事は次章で触れます。
発明? フィンガーボードダイアグラム
本題は、このテーマを弾く際に全てのコードのルート音を指板上で「見る」事にあるのですが、その練習のために、ベース指板上の動きを表現する図を作成しました。こんな事をしている例を他に知りませんので、もしかしたら発明かもしれません。勝手にフレットボードダイアグラムと呼称します。
1-4小節

5-8小節

9-12小節

13-16小節

17-20小節

21-24小節

25-28小節

29-32小節

どうでしょうか。作るのに膨大な時間がかかりましたが、私はこの図を見て練習することでかなりルート音の位置が意識できるようになりました。弱者なりの戦い方です。
今後
まずこの曲の運指を「ルート音を見ながら」スラスラ弾けるようになるのはもちろんですが、発展として、以下に取り組みたいと思います。
地図の拡張
採譜してて思いましたが、自分が習得しているコードごとの指板上の動きがあまりに限定的ですので、かなり無理した運指とせざるを得ませんでした。「とれる動き」のパターンを広げていく事が必要です。
他のビバップ曲へのアプローチ
そもそもビバップ曲が弾けるようになりたいという考えでこんな事をやっているので、Donna Lee以外にもチャレンジをしていきます。
- Confirmation
- A Night in Tunisia
- など
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