会社の同僚(うち1人は退職済ですが)と始めたピアノトリオの2回目の本番がありました。前回同様、会社の軽音部のイベントです。
リーダーが鬼のような取り組み甲斐のある難曲を渡してくれるので、本番までの間を非常に楽しめています。本番もそうですが月イチのリハーサルが楽しみでしょうがありません。新しい生き甲斐をくれる2人のメンバーに感謝です。
そういえば、今回よりバンド名をa.i.t. (Akasaka Interplay Trio)としました。赤坂のノアでばっかりリハーサルしているからです。断じて他の理由はありません。
もっと良い名前ないかなと考えないでもないですが、ロゴもデザインしてしまったし、当分はこれで行くかもしれません。
初経験、スタジオでのライブ
ライブハウスではなく、リハーサルスタジオの大部屋を貸し切ってのライブでした。こういうライブ形式もあるんですね。始めて知りました。

スタジオベイドと言えば、白金台に住んでた10年前は高輪のスタジオにドラム練をしに通っていた記憶が蘇ります。

確かにリハスタなんですが、身内でライブをやる分には全く問題無いですね。その用途だとむしろちょうどいいまであります。
半日で出演は20バンド以上、1バンドの持ち時間は驚愕の10分と、前回よりも更なるスピード進行が求められるイベントでした。それを回す幹事の方々には本当に頭が上がりません。
Yukiのコピバン、Rage Against The Machineのコピバン、スピッツのコピバンなど、20バンド以上もあるので多様性はすごいものがありました。
中でもGuns N’ Rosesのコピバンがあると聞いたので学生時代にガンズのコピバンをやっていた私としては見ねばなるまいと拝見したところ、冒頭でNovember Rainをやり始めるので「これ1曲しかできないのでは…?」と思ってたら、やはり1曲で終了していました。
今日の機材
そんな中、私たちはコンテンポラリージャズをぶちかましてきました。

このバンドでの標準装備のTRB-JP2です。「YAMAHAが作る楽器は優等生、つまらない」という声はちらほら聞こえますし私もやや同調するところもあるのですが、このベースに限っては相当尖っていると思います。
なおこのベースを所持して20年経ちますが、未だにコレと思える愛称が思いついていません。

アンプはMarkbassのLittle Mark 250。超メジャーなアンプなのに私にとってはとにかく謎の苦手意識があって困るのですが、どうせライン直で音を出すので問題ありません。

なんと言っても今日の目玉は足元の新兵器、買って15年の放置期間を経て初めての本番デビューとなったBOSSのマルチエフェクター、ME-50Bです。
レビュー記事を書く予定ですのでここでの詳細は省きますが、端的に言うと「エンハンサーとコーラスを基本のサウンドに取り入れてみよう」の意図で導入したものです。
人生で始めてマルチエフェクターを本番に持ち込んで思いましたが、今日みたいな展開10分!みたいなバタバタな現場ではむちゃくちゃ便利でしたね。シールドと電源さえ繋げば家で作っていたセッティングがすぐ再現。すばらし。
演奏した曲
演奏した曲は以下の2曲です。
- Quintuplets – Jesus Molina
- Lone Jack – Pat Metheny
いずれも癖のある曲で、極めて取り組み甲斐がありました。
Jesus Molinaの”Quintuplets”は4/4拍子ですがずっと5連符が続く鬼のような曲。こんなリズムに挑戦するのは生まれて始めてでした。こんな曲、採譜しないと弾けるわけないわ、とちゃんと譜面に起こしたので、せっかくなので公開しております。5連符に挑戦したいベーシストの皆様、どうぞ。
Lone Jackはベースソロを弾けと仰せつかりました。
10年以上ベースソロから逃げ続けて来た私ですが、今回は観念して「分かりました」と言いました。が、アドリブでまともな演奏にならない事は目に見えていたので、書きソロとしました。アドリブである事よりも、ちゃんと歌った演奏を提供する事の方がよっぽど大事なので当分はソロも用意する事になりますが、当たり前ですがそのうちアドリブでもバリバリ歌えるようになりたいものです。
この3ヶ月、隙間時間を見つけてこの2曲だけをひたすら練習してきました。それは修行と言って差し支えない時間でしたが、確かに自分のベースプレイを成長させてくれた気がします。
本番の振り返り
観点1. 音作り
諸事情により自分の立ち位置がベースアンプとは遠く離れた位置になりました。

が、問題ありません。私はすでにベースアンプを使わずライン直でなんとかする術を身につけているからです。モニターから返してもらう音だけでばっちり演奏できました。
- 自分のベースサウンド ★★★☆☆
- 及第点です。音出し1分でのぶっつけ本番にしては良くセッティングできたと思います。マルチエフェクターで事前に音作りしていたのが大きかったです
- 低音はブリブリして気持ちよかったのですが、ソロで使った高音域のヌケがあまり良くなく、今後の研究対象です
- バンドの中音 ★★★★☆
- 全員の音がはっきり聞こえてやりやすかったです
- トリオなので環境による影響を受けづらいのが大きなメリットで、どんなリハスタでもライブハウスでもやりやすいのがこのバンドの満足度を大きく上げている要因となっています
- バンドの外音 ★★★★☆
- iPhone 16の撮りっぱなしの映像を3種類のイヤホンやヘッドフォンで聴いた感想ですが、悪くないです。主役のピアノがガーンと立ってて、この環境で出せる音としては上出来だと思います
- ただ、少しだけベースがデカすぎた気もします。音量ではなく音抜けで勝負したいところです
観点2. パフォーマンス
- 自分の見た目 ★★★☆☆
- このバンドでは椅子に座って弾くようにしています。Anthony Jacksonの精神性に則るためです。あと実情として6弦ベースが死ぬほど重いという理由もあります(確か5.4kg)
- 立っての演奏ビジュアルにかなりのコンプレックスがある私ですが、座って弾く分には自分で「見てられる水準」です
- ただし実態は、録画のアングル上、自分がほぼ真横から撮られていてよく分からないだけです。写真が送られてきたら反省材料にしようと思います
- 冷静さ ★★★☆☆
- アクシデントや緊張によって意識が自分に向いてしまうような本番は間違いなく満足度が低くなるのは過去の人生でハッキリしています。この「冷静さ」はライブを楽しむための極めて大きな評価指標です
- 3ヵ月の反復練習の効果は大きく、バッキングの凡ミスもほぼなく、アンサンブルやソリストに耳の重心を置いてプレイができました。満足度はかなり高いです
- ただしベースソロにて、リズムのミスと一瞬のフレーズ迷子が発生したのは明確な減点ポイントです。リハではミスらなかったのに本番でミスる経験、これの原因は舞い上がりです。残りの人生でゼロにしたいところです
- バンドの出来 ★★★★☆
- 私がこのトリオを気に入っているポイントとして、三者三様の見せ場があり、トライアングルとして綺麗、というところがあります。前回のライブよりもその良さが出たと思います
- 未だに心酔しているBlankey Jet Cityに私は完璧なトライアングル性を見出しますが、自分がその一端に触れているのでは、と思うとゾクゾクします
- リハーサル含めてもベストアクトだった気もしており、今出せるものとしてはベストに近かったのではないでしょうか
- まだまだ凄いものを出したいので、★4としていますが、よく考えたらこれ、何を達成したら★5になるんでしょうね
ライブ動画をYouTubeしました
メンバーの許可を得てYouTubeに動画をアップしました。iPhone16の撮りっぱなしで何の調整していませんが、それなりに聴けるものが撮れるもんですね。
カバー画像は動画のスクリーンショットをFireflyでアップスケールして、Lightroomでちょいと調整したものです。AIすごいなー。
飲み会と今後
初対面がウルトラ苦手な私ですが、勇気を出してイベント全体の飲み会にも参加しました。50人くらいいた気がしますが、バンドメンバーとひたすら語って過ごしました。ライブが楽しかったからか、その勢いで飲みもむちゃくちゃ楽しかったです。
ビール2杯で記憶が半分無くなる私が4杯くらい飲んだのでかなり記憶は曖昧ですが、バンドの結束力が更なる高みに至った事にだけは確信を持っています。この人たちと音楽続けたいなーと心から思います。
なお、帰り際に数人から「教えを請いたい」「本当にうちの社員なのですか」などと声をかけられたのですが、自分のスキルを勘違いしてしまいそうなので、積極的に記憶から消そうとしています。
それでは、次回のライブ、もそうですがその前のリハーサルがすでに楽しみです。まだ曲も日程も決まってないけど。

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