山中一毅カルテット(@池袋インディペンデンス)見てきた

若手サックス奏者として絶賛プロ活動中の山中一毅(アルトサックス)のライブに行ってきました。

彼とは大学時代にエリントンのフルバンやらコンボやら一緒させてもらいました。
当時から音楽にかける熱は群を抜いていてしっかり者だったんですが、加えて音楽に限らずド直球で正直な人間で、心から応援したくなる大好きな奴です。

そして彼はこの9月にニューヨークに留学することが決定しています。大物になって帰って来るに違いないのでもうおいそれと彼のライブに行けなくなるかもですし、自分は彼がプロ活動を開始してからはまだライブには行けてなかったしで、ようやく念願叶ったり!です。

今回のライブですが、ピアノに二見勇気さん、ベースに大塚義将さん、ドラムに西村匠平さん、という若手で構成された編成でした。
大変失礼ながら皆さん、自分は初めて拝見させてもらったのですが、

すごい、の一言でした。

自分の楽器のコントロールはもちろん、全員が全員の音を一音漏らさずキャッチして反応しあっているというか。4人でリアルタイムにアレンジして音楽を作っていく様というか。
まぁ言葉で書いたら「それがジャズでしょ」っていうことなんですが、自分と同世代(というか若い)の人たちが目の前であんなハイクオリティなことをやられてしまうと、溜息がでるくらい感動します。しました。

山中のオリジナルも初めて聴いたのですが、彼らしい、全開で「スイング大好っす!」ていう気持ちが伝わってきてほっこりしました。

自分がベーシストだからかもしれませんが、中でもベースの大塚さんのプレイには度肝を抜かれました。
特にソロのフレージングは「めっちゃジャズ聴いてきました」っていう年季を感じさせるものでしたし、ハイポジションのピッチは名の通ったプロベーシストよりもええちゃうか?っていうくらい。
あんな風に、歌うようにベース弾けたら何て楽しいだろうと思いました。
俺の場合やと、50歳くらいになるころには何とかその片鱗くらいつかめるのでしょうか。

メンバーのみなさん。うむ、ジャズが上手そうな顔をしている!

ということで、山中がニューヨークに発つ前にええもん見れてよかったです。
絶対にずっと応援するので、頑張ってくれー!

山中のブログはこちら。
山中一毅(Alto Sax)のブログ