冬の星に生まれたら

自分の青春と全くのイコールであるBlankey Jet Cityは自分が一度も見ないうちに解散し、
ギタリストはその後あまりピンとこない曲を量産し続け、
ベーシストはリーゼントとベーシストを辞め、
ドラマーはフリーのインプロ系ドラマーになってしまっていた。

要するに、自分が10代の後半にあんなにも夢中になったものは、
もはや誰が何をどうしても、リピート化されたものでしか追体験できん。
2000年フジロックのラストで照井が咆哮しながらマイクスタンドをなぎ倒した瞬間、
自分はあの場にいなかったのである。

できることをできるうちに、ちゃんとやっておくことが、何ともパワーはいるが、
大切なことなんだろうと思う。

例えば今ごろ自分がゲーム作曲家になっていたら、とかね。

ちょうど今ジャコのドキュメント本を読んでいる。
恐らく彼は生まれた瞬間からそうだったのだろうが、
「今やるんだ」という潔さと直球さが、何ともかっこいい。
それが多分、彼を僕らが知るジャコに押し上げた原動力だった。

今の自分の気分の曲。

今日で27歳になりました。
これからも宜しくお願いします。