The Original Blues Brothers Band@BLUE NOTE TOKYO見に行ってきた

ブルースブラザーズのことはほとんど知らないのですが、大学時代にサークルの先輩がやっていたコピーバンドを見て異様に楽しかったので、「大学生のコピバンであんなに楽しいのにプロが楽しくないわけがない」という直感に従いサクっと予約してみました。

そして、3日前に映画をバッチリ予習(初めてみた)。めちゃ良かった。

ということで望んだ当日。間違いなくファンキーでハッピーな夜になる。

次々にステージに現れるメンバーを見て「え、誰?」と思ったのですが、後で知りましたがOriginalメンバーというのは、映画の元となったTVショーのオリジナルメンバーという意味だったようですね。ライブ中はずっと「誰やねん」状態でした。
ボーカルも3人いて「あれ2人じゃないの?」という感じでした。あの映画の世界観を想像して望んだ私にとっては肩透かしを食らった状態。ただの私の勉強不足です。

あと、みんなメンバーはみんな結構なおじいちゃんで、演奏という意味ではわりと元気が出切ってない感じもしました。特にホーン隊はなかなか厳しそうだった。あとでかい方のギターのおじちゃん(たしかこのバンドのファウンダー)は見た目はめちゃくちゃファンキーですが、弾き損じが多かった。あと、ドラムがたまにこしゃくな2拍3連フレーズを繰り出したりするとちょっとテンションが下がった。

ただ、そんな細かいことを気にしないで楽しめるエンターテイメント感!
ジャズを聴きに来たのではないのだ今回は。

あの雰囲気は日本人には出せへんよなぁ。

バンドコンセプトが「エンターテイメントショウ」に振り切られてて、単純におもろい。日本人に足りないセンスを見せつけられた感じ。難しい顔して複雑な音楽を一生懸命やるのものいいけど、こっちの方が確実に人を幸せにするわな。

お客さんも普段のブルーノートとは客層が違ったかな。普段と言っても小難しいジャズしか聴きに行ったことしかないけど。一角にブルースブラザーズのコスプレ(?)してる団体がいて、ステージも「Blues Sisters!」とか言ってイジっていた。

お気に入りは右側のボーカルの人(身長高い方)。ハーモニカがめちゃくちゃうまかったのと、なんか優しいおっちゃんって感じがした。もちろん、(たぶんJake役の)左側の人もドスが利いてて良かったけど。

最後のほうでやったSoul Manはかなり感慨深かった。あのギターイントロでぞくぞく来た。本当は一番聴きたかったのはEverybody Needs Somebodyなんやけど、テンポが早すぎてちょっと残念な感じがした。

あと、小さい方のギターの人が誰かに似てるな…と思ってたら、アンコールの時にいきなり
俺の親父や
と気付きました。