モニター用ヘッドホンの雄、MDR-CD900STの感想をベーシスト視点で書くよ

実は年始で転職しまして、新年のお祝いとあわせて自分にご褒美を買いました。
sonyのMDR-CD900STです。DTMはじめてずっと欲しいと思ってたのに2年くらい放置してました。そんなに高い買い物でもないのに…

じゃーん。

買った理由としては、たくさんの人が使っているのでミックスの基準を揃えられるんちゃうか、と考えたというのが大きい。

音質について

4年弱ほど使っていたオーディオテクニカのATH-AD500との比較という意味で。他にヘッドホン使ったことないし、詳しいことは全然分からないので、この方みたいに詳しいことはさておき(というか書けない)、ざっくりと印象レベルにて。

1週間ほど使ってみた感想だと、「キュッとしまった音」という印象です。各所のレビューにある通り、「今まで聞こえてなかった音が聞こえるように」なったためだと思います。例えば弦と指が擦れる音とか、ピックと弦が当たる音とか、「サー」っていうノイズとか、鼻息とかw。

イメージを無理やり絵にするとこんな感じです。
円の大小は音量の大小を示しているつもりです。

音量が小さくて聴こえづらかった音が、音量が小さく「ても」聴こえるようななった、という感じでしょうか。

この変更点、特にベーシスト的にはけっこう嬉しいところです。
ぐるぐるうなりがちだったベースパートが、わりとはっきりした音像になるので、「何をしているのか」が聞き取りやすくなりました。モニターヘッドホンと呼ばれる所以ですな。特にエレキベースよりもウッドベースの変化がすごいです。ATH-AD500は低い音になればなるほどボワボワした音になって、ウッベの打点が分かりづらくなるという点に悩んでましたので、かなりありがたやな感じです。

もともと聴こえやすい音、ピアノとかギターとか、パーカッションの人にとってはこの手の感動は無いかもしれません?

たしかに「音が軽い」と感じるかも

低音成分がタイトになったからか、そもそも高音寄りにバランスしているからか分かりませんが、低音が弱くなった印象はあります。
エージングしたら変わるかな?

観賞用に向くとか向かないとか

巷では観賞用に向かないとよく書かれてありますね。ちゃんと聴こえすぎるからでしょうか。もしかしたらバンドマンやミックスをしたことがある人なら、あっちこっち気が散るヘッドホンかもしれませんね。緊張感を強いるというか。
自分にとってはベースがはっきり聴こえるという点が大満足なので、むしろこれで聴くとテンションあがります。
が、これで延々と音楽を聴き続けるということをまだして無いので、長く使い続けると印象が変わるかもしれません。まぁ今のところ特に観賞用にNGとは思いません。

アゴが弱い人でも大丈夫?

自分がアゴが弱いらしく、たいていのヘッドホンは長時間つけてるとアゴがしくしくしきます。その点ATH-AD500は、オープン型というだけあって最強でした。一生つけてられる気さえしてきます。
それに比べると、MDR-CD900STはちょっと圧迫感はあるものの、2~3時間くらいつけっぱなしにしても平気です。

ということで

当分はこれを使います。
長い間お世話になりました。ATH-AD500。